1952-08-28 第14回国会 衆議院 外務委員会 第1号
○下山説明員 国際法上軍艦につきましてはまた特殊な地位にございまして、軍艦は一国の威厳を代表するものであり、また先ほど申しましたような乗組員は艦と一体となつて特殊な軍事上の要請の上に立つものであり、かつ軍艦乗組員を無制限に諸外国が取調べるということは、軍の機密保持上その他の考慮からしておもしろくないという種々の角度から、軍艦の特殊の地位は国際法上認められておるところと思います。
○下山説明員 国際法上軍艦につきましてはまた特殊な地位にございまして、軍艦は一国の威厳を代表するものであり、また先ほど申しましたような乗組員は艦と一体となつて特殊な軍事上の要請の上に立つものであり、かつ軍艦乗組員を無制限に諸外国が取調べるということは、軍の機密保持上その他の考慮からしておもしろくないという種々の角度から、軍艦の特殊の地位は国際法上認められておるところと思います。
○下山説明員 軍艦乗組員以外の在日英軍兵士の犯罪につきましては、いまだ外交交渉の問題になつたものはございませんが、呉市等におきまして双方の司法官憲の折衝をいたしております状況を見ましても、英国側は陸上のすべての犯罪について日本側に裁判管轄権なし、英国側にありというような主張をしている事実を聞いたことはございません。
この意味におきまして、神戸における英水兵の事件も、これも軍艦乗組員でありまして、日本側で純然たる国内問題として一方的に処理することはできないものだと思うのであります。なぜこれが大事——大事と申しましたことはあるいは不適当かもしれませんが、当該軍艦は、終戦後初めての親善訪問を神戸港にしに参りまして、知事、市長を艦長が招待し、これに対しまして、日本側の知事、市長も艦長以下の高級士官を招待し返した。