1987-12-15 第111回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 閉会後第1号
ここで、本題に入ります前に若干前置きといたしまして、我が国にとって米ソ交渉の意味、それから軍備管理・軍縮問題一般に対する我が国の基本姿勢について一言触れさせていただきたいと思います。 我が国といたしましては、米ソ交渉の帰趨が我が国の安全保障にも重大な影響を及ぼすということから、これを重視いたしまして、INF交渉の行方に重大な関心を持ってきたわけでございます。
ここで、本題に入ります前に若干前置きといたしまして、我が国にとって米ソ交渉の意味、それから軍備管理・軍縮問題一般に対する我が国の基本姿勢について一言触れさせていただきたいと思います。 我が国といたしましては、米ソ交渉の帰趨が我が国の安全保障にも重大な影響を及ぼすということから、これを重視いたしまして、INF交渉の行方に重大な関心を持ってきたわけでございます。
ったところの地下における核実験というものもこれを禁止して、いわば全面禁止に持っていこうという強い希望と申しますか、主張を続けてまいっているのでございまして、現に一昨年わが国がジュネーブの軍縮委員会に入りましてからも、この点につきましては、幸いにしてわが国は地震学的な知識、技術というものが非常に進歩いたしておりますので、しかもなおかつわが国は、これはもちろん地下核実験に限らないわけでございますけれども、軍縮問題一般
それからこの海底条約に関しましても、この規定のしかたが不十分であるといったようなことから、先ほど申し上げましたように国連総会におきますところの推奨決議にも賛成しなかったというようなことでございまして、これはあくまで推測の域を脱しませんけれども、この条約にそれではなぜ参加しなかったかという点は、そういったばく然としたフランスの軍縮問題一般に対するところの態度の表明ではなかろうかとこれは推測いたす次第でございます
○国務大臣(愛知揆一君) 核の軍縮に対しての日本政府としての態度は、いろいろの機会に明らかにしておるつもりでございますけれども、ちょうど御質問がございましたから申し上げるのでありますが、今月の二日、軍縮委員会が始まりました段階におきまして、わが国の田中代表をして軍縮問題一般についての日本の立場を明らかにさせたわけでございます。
問題は、軍縮問題一般、これは非常にむずかしい問題でございまして、各国の安全にかかわる致命的な問題であるだけに、御承知のように、軍縮委員会の論議も一向顕著な進展を見ない。
しかしながら、それだからといって軍縮問題一般の問題は放置しておいてはいけない問題でございます。これは国連を中心といたしまして世界の各国が真剣に取り上げていかなければならない問題であると思います。