1977-03-24 第80回国会 参議院 地方行政委員会 第4号
軍政支配のもとにさえ団結権を持っておったのに、民主国家であると言っている日本において団結権がない。これぐらい実態的に論理の矛盾はないですよ。ここのところはやっぱりもっと忠実に、自治大臣、ながめてみなきゃいかぬと思うのですよ。現状のままに置いて検討を加えていくんですということでは、私はもうそんな時間的な余裕があってしかるべきものではない、そう思います。どうですか、これ。
軍政支配のもとにさえ団結権を持っておったのに、民主国家であると言っている日本において団結権がない。これぐらい実態的に論理の矛盾はないですよ。ここのところはやっぱりもっと忠実に、自治大臣、ながめてみなきゃいかぬと思うのですよ。現状のままに置いて検討を加えていくんですということでは、私はもうそんな時間的な余裕があってしかるべきものではない、そう思います。どうですか、これ。
事実上の軍政支配を受けました。しかしそんな時期だって占領軍あるいはGHQは、直接議会そのものに対して入ってきて、そしてこれを指揮、支配するなんということは前例がありません。議会そのものには干渉しなかったのであります。
沖繩の現状についてはここに多言するまでもありませんが、名目上日本政府の潜在主権が認められながら、その実質は、アメリカの完全なる軍政支配のもとに置かれ、アメリカの極東戦略をになう重要拠点として、その全土が軍事基地化されているのであります。わが国領土の一部がこのような状態に置かれていることは、日本復帰を熱望している沖繩居住民の総意に反するものといわなければなりません。