1973-06-28 第71回国会 衆議院 本会議 第47号
政府は、防衛医科大学校の設置は自衛隊における医官不足を補うための医官の養成だと説明していますが、その真のねらいは、中曽根元防衛庁長官の訪米報告で明らかなように、アメリカの近代軍事医学、軍医技術を吸収し、米軍援助のもとに、自衛隊による軍事医学研究者の養成及び軍事医学研究を進める体制をつくり上げることにあることは明らかであります。
政府は、防衛医科大学校の設置は自衛隊における医官不足を補うための医官の養成だと説明していますが、その真のねらいは、中曽根元防衛庁長官の訪米報告で明らかなように、アメリカの近代軍事医学、軍医技術を吸収し、米軍援助のもとに、自衛隊による軍事医学研究者の養成及び軍事医学研究を進める体制をつくり上げることにあることは明らかであります。
そうすれば、米軍の優秀な軍医技術、近代医学のノーハウが防衛医学の進歩、向上に役立つとともに、優秀な日本の青年を自衛隊に引き寄せることができると思う」、こう言っているのです。「米軍の優秀な軍医技術、近代医学のノーハウが防衛医学の進歩、向上に役立つとともに、優秀な日本の青年を自衛隊に引き寄せることができると思う」、こういうふうに、米軍の協力を要請いたしております。
米軍の軍医技術というのは、その結集したものをベトナム戦争に全面的に使っているではありませんか。アメリカの軍事医学というのは、人をいかに苦しめ大量に殺すかを研究するものであります。ベトナムにおいてあの枯れ葉作戦を行ない、あるいはナパーム弾、こういうものを使ってむざんな人殺しをやっておる。まさに米軍の近代軍事医学というのは、アジア人を実験台にした医学ではなかったでしょうか。ここに写真があります。
○木下委員 それでは伺いますが、中曽根元長官が、いまも援用いたしましたけれども、米軍に対しまして優秀な軍医技術あるいは防衛近代医学の協力を要請しておるわけでありますが、この米軍の優秀な軍医技術というのは一体どういうものでしょうか。