1949-04-16 第5回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
從いまして、まず公債の償却の問題につきましては、軍公利子の支拂いを停止するとともに、その他の公債につきましても、この資金をもつて償却に充てるというようなことはとりやめてもらいたい。
從いまして、まず公債の償却の問題につきましては、軍公利子の支拂いを停止するとともに、その他の公債につきましても、この資金をもつて償却に充てるというようなことはとりやめてもらいたい。
その次に六の國債費でありますが、これは御承知のように軍事公債の利拂いを停止するという話がありましたが、これは結局停止いたさないことに相成りましたので、予算に見込んでいなかつた軍公の利子を、この際計上する必要が生じたわけであります。
それからもう一つ加えて申上げたいと思いますのは、この軍公問題、軍事公債とその他の同様の條件の公債との間に何か区別を設けてお考えであるといたしますると、その点はちよつと私共の考えと違うのでありまして、今回の軍事公債は、大臣なり他の政府委員から、しばしば申上げておると思うのでありますが、これによつては時價は下らないという建前を理論的に採つておるのでありまして、それに関する限り他の公債一般の問題としての御議論
○國務大臣(北村徳太郎君) 軍公問題のお話でありますが、この委員会でもたびたび問題になつておりまして、その都度いろいろの観点からお答え申上げたのでありますが、これは政府は法律案として提出いたしまして、すでに衆議院は可決を見ておりますので、参議院においても是非通過をして頂きたい、かように願つておる次第でございます。
○松嶋喜作君 直接大藏大臣に伺つたことはございませんが、新聞紙等によりますと、若し軍公利拂延期によつて、金融機関等に非常な損害を被むる、非常に不利不便を感ずるというような時があつたら、それに対しては十分の措置を講ずる、善処するというような意味のことを、しばしば新聞で拜見しておりまするが、具体的に申せば、軍公利拂がして貰えないという場合に、例えば日銀に行つて、その軍公の利拂の額に相当する資金を借りるというようなことは
沢山ありますが、この軍公の利拂延期というのは非常に不徹底だと思うのでありますが、一体どこを狙つておやりになるのか、数字的には大体心得ておるのでありますが、尚その数字の点については事務当局に伺いたいと思いますが、政府の所有しておる方面を除けば大体十五億円ぐらいの利拂延期になるという、こういうように承知しておるのでありますが、一体眼目は、政府の利拂延期をさるる最も大きな狙いはどこにあるのか、一つ大臣に伺
六、軍公利子を計上する。七、農業及び中小工業金融確立のため、農林中央金庫及び商工中央金庫に対する出資を、それぞれ百億、五十億とするの法的措置を講ずる。 以上、わが党はこの論理的基礎に基きまして、わが党の修正案を提出し、ここに各位の御反省を求めまするとともに……。 〔発言する者多し〕
しかも、この軍公の問題について最後の断を下したものであると答弁しております。すなわちこれによつて、明らかに軍事公債の打切り政策そのものが打切られてしまつたということが言えるのであります。(拍手) 要するにこの法律案は、軍事公債問題の惹起された本來の趣旨とまつたく違つた、ごまかしである。逆に軍事公債の確実性を與えたという結果になると思うのであります。
次に委員長との了解があつたと言われますが、これは三党協定があつたから、やむを得ず軍公の利拂いをしたという弁明とひとしく自分らの與党関係の人々との了解さえつけば、それで事柄を運んでよいのだというような考え方と揆を一にするものであつて、委員長と御相談になるならば、委員長に委員会と相談をしてきめるように御相談になるべきが当然であつて、委員長との私的な対談によつて、一切が解決するという考え方は、國家の政策をきめるときに
軍公の背景には、多数の零細預金があるけれども、一應これは銀行の所有になつておる。それから貯蓄は、何のなにがしという一々の個人の名をもつて呼ばれる数多いものの直接のものでございますから、その点には直接と間接の差があるという点は、多少その間に考え方の相違があつてもしかるべきである。かような考えをもつておる次第であります。
ただ今回の軍公の問題について金融上の問題が起つたときには、これは日本銀行が世話するのはあたりまえでありまして、ビズネスとしてやるべきでありますから、そのことはやります。こういうことをお答え申し上げた次第であります。反対のあることはよく心得ております。
○中崎委員長代理 大藏大臣が見えましたので、軍公問題については質疑を継続したいと思います。大藏大臣は十分間だけ特にこちらの委員会に來てくださるそうでありますから、ごく簡略にお願いいたします。
けれども、この軍公利拂たな上げはきわめて小さなものであつて、これがただちに日本政府が軍公問題についてすら、海上の第三國人の持つておるものに対しては支拂うという態度を示しておるのでありますからして、一般の日本の外債に対して影響のないのは、当然の話であります。
そこで私最後にお尋ねしたいことは、責任政治の所在——先般來たびたびお尋ねいたしまするのは、一例をあげますると、同僚の申しました軍公の利拂問題のごとき、金額においては些少であるが、これは重大な問題であります。
なおここへ利拂を計上しておりまするということは、先ほど申しました通りに、同じ利拂を停止いたすものならば軍公も臨時費も同じような扱い方をすべきが当然のような考えがいたしますので、くどくどとお尋ね申し上げておるわけでありますから、いま少し今後の扱い方についてはつきりするように御答弁願いたい。
日銀側の意見といたしましても、軍公の利拂いが金融業界から見て適切でないという結論に達せられたということは、私といたしましてもしごく同感なのであります。なおそれに関連いたしまして、利拂いに相当する額を日銀が融資するかどうかについて、ただちにそれの身代り的な融資を行う意思はない、全般の金繰じりからにらみ合わせて行うのが適当である、この御見解もそれで結構であると私は考えております。
○川北参考人 今日は総裁が伺いまして軍公問題につきましての所見を申し上げたいと思つておりましたのに、年前中会合がありまして、午後外國人との会合を控えまして手が放せませんので、私が代つて伺いまして軍公問題についての私どもの感じ、私個人の意見もございますし、また日本銀行としての見解も併せて簡單に申し上げたいと思います。 この問題はすでに議論し盡された問題でございます。
○川北参考人 公債の肩替りの問題は、これは軍公題問につきましても、場合によると一つの処理の方法として、どこかで考えつきそうな案でありますが、これは日本銀行といたしましては、軍公につきましてはもちろんでありますし、一般の市中銀行の所有公債につきましても、資金の不足につきましては、いつでもその公債担保で資金の融通をいたします。公債を引取るということは制限のないことでもあります。
なおそれから引続いて軍公問題についてお伺いを順次いたしたいと存じまするが、まずその点を一應お願いいたします。
そこでこの資金蓄積は、軍公の面におきましては、さような心配は要らないと私は信ずる次第であります。
これは解釈の考え方によるのでありますが、実質は同じものなんだから、いつそのこと新しい公債を発行されて、軍公は利拂されたらどうか。こういうようにお尋ねしたのであります。
それからもう一つ、軍公の問題についてはこれまでいろいろな方に御答弁になりましたが、私のお尋ねしておるのは、軍公の國内における問題とか國内における影響のことをお尋ねしておるのではありません。
○芦田國務大臣 軍公の利拂停止が外資導入の問題と非常に密接な関係があるように、植原君の御意見を拜聽したのでありますが、私どもの見るところでは、軍事公債の利拂を一年延ばしたという問題が、外國の日本に対する信用を傷つけたという事実は、まだ一つも耳にしておりません。
○芦田國務大臣 軍公の問題は本会議なりこの委員会で答えた通りであります。総辞職をする氣はないかというお話でありますが、そういう氣持はありません。解散してはどうかという御意見でありますが、とくと考慮いたします。
というのは、金融機関全体から考えると、今度の政府の原案になつておりまする軍公の利拂を一年間たな上げする、この問題が非常に金融界の混乱を來すべきものであるという有力なる意見があるのでありまするが、あなたの立場からこれに対してどういう見解をもつているか。できるなら金融界を代表したような氣持で御発表願いたいと思います。
これは先ほどから申し上げておりますように、國内においていろいろな考え方があつた、だから今回は一年に限つてこれ以上はやらないのだ、この軍公利子に対して一箇年分だけこれを停止するということによつて処置をとつたのでありまして、これは時日の問題であります。
しかもこれは元本には触れない、元本は安全である、利子の支拂期日を延長するということだけで、從來國内にいろいろな軍公問題に対する考え方、元本そのものさえも否定する考え方があり、非常に不安を與えておつたのに対して、さような考え方を一掃して、一應軍公問題に関する一つの決定した処置をとりました。
社会党は軍公の利拂をしてはいかない。民主党はすべし。それはいろんな理由があるに相違ない。いろんな説がある。説があるからと言つて、いい加減に中間によつておつたのでは話にはならない。そういう中間が一番いいのだということを國民に納得させるだけの理論的根拠がなければならないのではありませんか。あなた方がただ内輪でいい加減にまとめるためにつくつた、それでは國民は納得できません。
續いて私はもう一つ伺いたいことは、軍公利子の停止のことでありますが、どうもこれは私は芦田總理も、北村藏相も又安本長官の栗栖君も、これは皆反對であつたと私は思うのであります。先月の二十八日でありましたか、暫定豫算の審議の際に、ここで取急いで質問をいたしましたときには、今正にこの問題については、委員會に掛けておる。
たとえば軍公処理の問題などについてもそういうようなことがあるわけであります。
軍公問題にいたしましても、民主党の方は軍公の利拂停止はすべきものにあらずというのが、大体のお建前であつたのではなかろうかと思いますし、社会党の側では、軍公利拂いは停止せよというのが大体社会党の方の御意見であつたように思われます。それが折衷案とでも申しまするか、一年利拂いを延期するというような案に変つた案件になつておりまするがために、いろいろ意見があるのではなかろうかと思うのであります。
長きは十五年、軍公全部を平均して十一ケ年強、それだけ銀行の資金操作が困難となることは言を俟ちません。日銀から当該利息額を見合として融資させると言いますが、一体それは政府の責任で命令されるのか、日銀が自発的に政府処置の尻拭いをするのか、若しそれ公債の値下り全体に対して日銀に救済させるすれば、問題は更に重大であります。
軍公問題につきましては只今総理から御答弁がございましたので、重ねて申上げることは避けたいと思うのでありますが、ただこれを未收利息として貸借対照表に計上することは画に描いた餅ではないかというようなご指摘があつたのでありますけれども、これは凡そ会社並びに銀行等の整理上、佐藤議員の御承知の通り、債権は財産である。