1952-06-19 第13回国会 参議院 労働委員会 第22号
アメリカは、御承知のように、軍備擴張をどんどんやつておりまして、いわば準戰時態勢とでも申すべき時代になつておるわけであります。そのためにこそ非常事態の宣言も行われておるわけなんであります。
アメリカは、御承知のように、軍備擴張をどんどんやつておりまして、いわば準戰時態勢とでも申すべき時代になつておるわけであります。そのためにこそ非常事態の宣言も行われておるわけなんであります。
○国務大臣(池田勇人君) 朝鮮動乱が終熄する見通しがついて来たように新聞紙上存じておりまするが、たとえ休戰になりましても私は朝鮮の復興その他で相当なやはり特需があるのじやないか、又アメリカの軍備擴張も今までのように急テンポじやないかもわかりませんが、或る程度の軍擴はやはりやつて行くと思います。
前の、軍備擴張によつて他方に軍事的に優越することによつて平和を確保しようというのは、一九四九年以来アメリカのとつて来た態度ではないかと思われるのでありますが、こういうようないわゆる武裝平和の考え方と、そうではなくて大国間の協調、話合いによつて平和を維持しよう、この二つの考え方につきまして、総理大臣はどのような平和を望んでいられるかということを先ず最初にお尋ねいたしたいと思うのであります。
○国務大臣(吉田茂君) 米国の軍事予算その他については、私は批評する立場にありませんが、併し米国といえども、戰争をするためというよりは平和を確保するために軍備擴張をいたしておるのであろうと想像いたします。