1952-12-24 第15回国会 参議院 本会議 第16号 これらの矛盾した態度でも明らかなように、吉田政府は、国民の澎湃たる再軍備反対世論に推され、私生児的な保安隊を鎧の袖の下にひたかくしに隠しながら、六十八隻の艦艇をアメリカから借受け、陸上保安隊には重砲、戦車をさえ使つて、着々とその拡大強化に努めている。更に政府はA級戦犯の釈放に努力し、旧軍人の恩給復活に大童になつておるのであります。このように吉田内閣は、明らかに再軍備、軍国主義の復活に努めている。 岩間正男