1989-12-05 第116回国会 衆議院 本会議 第12号
ソ連は、バルト海における非核化、いわゆる核ミサイル搭載潜水艦の廃棄や極東兵力約六十万人中の十二万人削減などのゴルバチョフ提案を初め、日ソ双方の軍事視察団や兵力データの相互公表をしようというヤコブレフ提案など、極東の緊張緩和、信頼醸成に積極的な姿勢を示しています。
ソ連は、バルト海における非核化、いわゆる核ミサイル搭載潜水艦の廃棄や極東兵力約六十万人中の十二万人削減などのゴルバチョフ提案を初め、日ソ双方の軍事視察団や兵力データの相互公表をしようというヤコブレフ提案など、極東の緊張緩和、信頼醸成に積極的な姿勢を示しています。
おりから、三菱重工古賀会長を団長とする防衛懇談会の軍事視察団がアメリカを訪問中でもあります。にわかに、産軍学の一連の動きが活発になってきたと感じられます。私はここで、装備費からする四次防の見直しと、わが国産業構造の今後に防衛産業の占める比重のあり方について、十分注意を喚起する必要があると信じます。
○国務大臣(増田甲子七君) 各国の軍事情勢について一応調査するために、それぞれの大使館に自衛官を、大使館員という身分を併任さして派遣しているわけでございますが、それ以上に軍事視察団が行ったことは事実でございまして、報告書も出ております。日本周辺における紛争事件等がある場合には、できればその軍事情勢を正確に把握するということは、やっぱり何らかの参考になる、こういう意味において必要だと思っております。
○稲葉誠一君 その留学生等外国旅費というのと、軍事視察団がベトナムやタイへ行くのとどういう関係があるんですか。これはそういう金をこの項目から出していいの。それはあまりこまかいことになってあれですけれども、それは本来ならば、自衛隊なり防衛庁のあれがアメリカや何かへ留学するときの旅費ですか、どういうことなのかな、これは。
○稲葉誠一君 その軍事視察団はベトナムの情勢を視察に行ったんですか、それとも まあそういうふうに一応聞いておきましょうかね。じゃ、防衛庁長官にお尋ねしたいのは、一体ベトナムやタイの軍事情勢を防衛庁として視察をし、その報告書を出させたりしているわけですけれども、これは防衛庁にとってどういう必要があるわけですか。