1999-03-26 第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第3号
○高村国務大臣 今委員は、大量の難民が出る場合のその原因といいますか発生原因が、軍事的理由によるのかあるいは自然災害か、そういうふうな分け方をされましたが、原因がどうかということではなくて、むしろ、結果としてその大量避難民が起きたことが我が国の平和と安全に影響を及ぼすかどうかということを具体的に判断するわけであります。
○高村国務大臣 今委員は、大量の難民が出る場合のその原因といいますか発生原因が、軍事的理由によるのかあるいは自然災害か、そういうふうな分け方をされましたが、原因がどうかということではなくて、むしろ、結果としてその大量避難民が起きたことが我が国の平和と安全に影響を及ぼすかどうかということを具体的に判断するわけであります。
したがって、このような規制は、対外取引の正常な発展と我が国経済の健全な発展のために必要とされるものでございまして、軍事的理由により経済をコントロールするというものではございません。 主要西側自由主義諸国は、戦略物資等の共産圏への無制限な流出を制限する必要があるとの認識に立って、ココムの申し合わせを遵守して、各国の国内法で規制を行っているところでございます。
ということが規定されておりますが、この条約が成立した一九五九年当時と現在とでは事情が大きく変化してきているのではないか、海洋法の理念がここ数年の間大きく変化したと同じように、南極の地位も経済的、軍事的理由から大きく変更される可能性があり得るのではないか、このように思います。
そこで私が伺いたいのは、何も事新しくアメリカにベトナムにおける軍事行動を停止しろということを申し入れろなんと言うんではなくて、まず四条による協議を行なって、アメリカがどういう軍事的理由、どういう情勢判断に立って、ベトナムにおける北爆なり、あるいは機雷封鎖を行なったか。あなた自身も御存じないように、灼熱状況にあるわけですから、そういう事態というものをアメリカ側と十分協議しなさい。
向こう側は軍事的理由によって、日本人の中には、漁業をやってもあるいは旅行をしても、ときにはわれわれのほうから見ると軍事的なスパイをするという危険を具体的な事例の中でわがほうは経験をいたしております、推測ではない、妄想ではないと言っておる。
その軍事的理由というものについてお尋ねになったことがありますかと聞いている。それに対して回答がありましたかと聞いている。それはどうですか。給水と休養だけならば、必ずしも必要はないのです。反対を押し切ってやる必要はないのですから、それは相手を説得してやめさせたほうがいいと思う。にももかかわらずやらなければならぬというのは、何かの理由が向こうにはあるはずです。それをわれわれは心配しているわけなんです。
しかして、これらの地域における信託統治の意義は、すでに憲章にいう当初目的をはるかに離れ、施政権者の政治的理由か、もしくは軍事的理由以外のものではなくなっております。私は、すでにその基本目的を失い、実情に合わなくなっておる信託統治制度そのものの存在に大きな疑問を抱くものでありまして、しかして、むしろその悪用をおそれ、ここに思い切ってその廃止を提案いたしたいのであります。
私はあくまで今の解釈は誤りであって、台湾に対する強化というものは、アメリカの軍事的理由によってのみ一方的にこれを確保して領土権を歪曲しているということは誤りである。第二は条約上日本との関係においてはカイロ宣言、ポツダム宣言並びに降伏文書、日華条約を法源——条約上の根拠として、これは明らかに解決済みの問題である。
台湾が日中問題解決のためのガンだ、その台湾問題が解決できないのは、日本と中国だけの問題ではなくて、アメリカがこれを押えておるからだ、しかもそれは軍事的理由によってのみ押えておるのである。このアメリカの軍事的方針が一体正しいと思っておるのか、間違っておると思っておるのか。われわれはこのようなことは不当だと思うのです。
政府は、軍事的理由もありましょうし、いろいろな理由から発表をためらっておることも私ども了解ができる。しかし、問題は、そういう上すべりな議論をごらんになって、政府の発表した白書がそのままである、こう単純におきめになったというところに、私は問題があると思うのです。それは、たとえばアメリカの原子力委員会の、先ほど示しました大型の原子力発電所の事故の原因について探究しておる中でこういうことがある。
第二点は、もしアメリカが客観的な妥当な理由なくして、一方的にしかも軍事的な理由によって――軍事的理由ということは、信託統治の基本精神に反するものであり、逸脱するものであると思いますが、それによって信託統治に付する提案もしなければ、また逆に権利放棄をして奄美大島でとったような解消もしない、こういうことをいつまでも続けておる場合に、日本のこれに対する発言権の問題でございます。
まず第一点の問題でありますが、現在、言うまでもなく、あるいはICBMとか、人工衛星とかいうような形で、科学的技術の振興というものが、東西両陣営のいわば軍事的理由によって促進されておるということはいなめない事実であります。同時にまた、まことに不幸な事実と申さねばなりません。
残念ながら、地域が狭小になるので差しつかえるから、日本の原子力平和利用研究のためにその重要性は認めるが、軍事的理由も考えて、遺憾ながら御同意いたしかねることをお許し願いたい。それから、この場所以外に米軍演習爆撃地としての適地を求めたいと考えたが、ほかにはどうも適地が見つからない。従って、まことに遺憾であるが貴意に沿い得ないという点であったと思います。
第二点は、半永久的に一方的に今の状態を継続してアメリカが沖繩の施政権を握っておりたいという理由は、言うまでもなく軍事的理由によるものでございます。すなわちアジアの平和と安全を保障するために必要である。
これはあなたも認めておる通りでありますから、この矛盾をそのまま、ただ向うが軍事的理由というだけで簡単な拒否をされて、手をこまねいておったのでは、いつまでたってもこの問題は私は解決できないと思う。
○穗積委員 軍事的理由でございますが、さつき福田委員からもお話がありましたように、軍事基地としてあそこを確保することと旧島民を帰すこととは、何ら対立しない、矛盾しないことだと思うのです。
旧憲法時代において何かといえば特定の職業は軍事的理由等によつて日本人のみに留保しよう、非常に何というか鎖国主義的なにおいが強かつた。新らしい日本はそれではいけないから、基本精神において、必ず水先案内或いは公証人以外に、内国民待遇を与えない特殊の自由職業の範囲を広くしろという意見では毛頭ない。
これと特に区別して、小笠原島だけが帰れないことは、昨日もいろいろ論議の的になりました軍事的理由というきわめて簡単な理由でありますが、これについて外務当局は、一体どういう具体的内容を持つておるか、あるいはどことどこが必要であるとか、あるいはどことどこは帰つてもいいとか、そういう具体的なアメリカ側に対するつつ込んだ質問なり要望なり、それをもう一度確認したいと思います。
とりあえず日本側の政府責任として、連絡事務所を置くべきである、これはアメリカ側に対しまして、独立国として当然要求すべきである、軍事的理由と並行して、お互いに共通の利益のためにも主張すべき点であると思いますので、特にお申入れを願いたいが、これに対して当局の意思を伺いたい。
○小滝政府委員 ただいま福田委員の申されました小笠原からの引揚者の窮状ということは、私どももよく承知いたしているのでありまして、これまでも何とかして小笠原島の方へ復帰できるようにと、再三大使館を通じて申入れをして参つたのでありますが、不幸にしてこれまでのところ、アメリカの海軍は、軍事的理由によつて日本人の小笠原帰島というものを認めてくれなかつたのであります。
これは、御承知の通りに平和条約で一応軍事的理由によつてアメリカが困ると言えば、今のところなかなかあなたの方も交渉しにくいと思いますが、私はなぜもう一歩つ込んで――かつての日本軍が軍事的理由という名のもとに相当非人道的な横暴な処置をとつて来て、また国民も泣寝入りをしたあの事実をわれわれが想起いたしますときに、今のアメリカ側のこれに対する回答の仕方が、単なる軍事的理由という名前で拒否するとかいうことは、
軍事的理由とか、経済的理由とか、何かあるはずです。またいかなる法的根拠でそういう差別待遇をわれわれは受けておるか。日本がきめたものであるならば、政府は何もそのために努力するなどと言われずに、即刻断行したらよいのです。それを努力すると言われるのは、おそらくアメリカと交渉しておることでしよう。その苦衷のほどはよくわかります。しかしそれにはやはりわれわれを納得せしめる論理というものがなければならない。
又信託統治については、切なる住民の願望と吉田全権のこの点に最も力を注がれた努力にもかかわらず、遂に我が国の要望が実現しなかつたのは、連合国の間に、これらの地域を日本に返還すべしとする主張と、反対に、我が国の再侵略を恐れてこれを米国の領土にすべしとする主張があつて、これらを調節するための措置であろうと想像するのでありまするが、そうだとすれば、政府の説明にもかかわらず、極東の平和の維持のためという純粋の軍事的理由