1972-05-11 第68回国会 衆議院 本会議 第27号
いわゆる分裂国家の平和的統一が第二次大戦後の重要問題であり、特に、わが国のこれからの外交にとってはきわめて大きな課題であることを思いまするときに、政府は、この際、民族自決権を尊重し、一切の軍事的内政干渉を排斥する姿勢を確立し、行動を起こすことが急務であると思うのでありますが、首相の所見をただしたいのであります。
いわゆる分裂国家の平和的統一が第二次大戦後の重要問題であり、特に、わが国のこれからの外交にとってはきわめて大きな課題であることを思いまするときに、政府は、この際、民族自決権を尊重し、一切の軍事的内政干渉を排斥する姿勢を確立し、行動を起こすことが急務であると思うのでありますが、首相の所見をただしたいのであります。
これは全くジュネーブ協定への挑戦であり、他国への軍事的内政干渉の、これは明らかな態度表明だと言わざるを得ないと思う。これでは事態の解決をするどころか、拡大の危険さえあると思います。さらにまたこれこそがアメリカのジュネーブ協定無視の新たなる実証と言わざるを得ないのでありまして、われわれはこういう点を非常に重大視しています。
つまり、英仏のエジプトに対する侵略、国際連合における拒否権の発動、それから一方的な最後通牒と軍事侵略、こういう問題に対する点、また他面におきまして、東ヨーロッパ、特にハンガリーにおける民族自由独立あるいは民主主義を求める運動に対する内政干渉、軍事的内政干渉、外国軍隊の駐留、こういうような問題があるわけです。