1984-02-15 第101回国会 衆議院 予算委員会 第4号
だから私どもは自主独立と言っているのであって、だからアメリカの軍事抑止力に対してもソ連の軍事均衡論に対しても、私はそういうものには強く批判をする。当然日本の、私どもが中立の場合に中立自衛と言っているのはそのためであります。この点は、中曽根さんが我が党の立場に関係して意見を言われましたので私も意見を言いますが、ここに大きな違いがある。
だから私どもは自主独立と言っているのであって、だからアメリカの軍事抑止力に対してもソ連の軍事均衡論に対しても、私はそういうものには強く批判をする。当然日本の、私どもが中立の場合に中立自衛と言っているのはそのためであります。この点は、中曽根さんが我が党の立場に関係して意見を言われましたので私も意見を言いますが、ここに大きな違いがある。
その第一点は、「西側が軍事力の面で優位に立つことは、軍事抑止力となり、軍縮交渉にも役立つと理解している」。この点は松前委員もお触れになりました。西側が軍事的に優位に立つことが軍事的な抑止力となり軍縮交渉にも役立つというこの考え方なんですね。これはレーガン政権の一貫した軍拡路線を全面的に支持した言い方ではないかと思うんです。西側が優位に立つというためにはこれは軍拡をしなければならなくなるだろう。
その平和にする手段は一体どういうふうなんだと、こういうと、軍事抑止力といいますか、軍備を整えてこれに貢献をするという行き方、これはわが国の憲法がこれを許さない。また、核を持つかということになりますと、最初の被爆国としてのわが日本の国民はこれを許しません。
しかし、周辺諸国のわが国に対する脅威、具体的に言えば中国だと思いますが、この中国の脅威に対するアメリカの軍事抑止力、これがいかにバランスがとれましたといいましても、それは必ずしも日本の安全を意味するものではない、このように私たちは考えておる。 その理由の一つは、アメリカの極東における軍事的冒険主義、まあ私たちから言いますと、かってな軍事行動、これに常にわが国は共同責任を持たされておる。
これはあなたがいつもアメリカの軍事抑止力、特に核のかさ、核の抑止力を高く評価しておられるようでありますが、沖繩のメースBというものは、あなたの言う核の抑止力を構成しておる部分であるかどうか、このことについて、これは端的にお答えを願いたい。