1987-07-08 第109回国会 衆議院 本会議 第2号
しかし、この軍事均衡論は、地球をダモクレスの剣の下に置き、地球上のすべての人々に恐怖を与えていることをあなたは否定をしないでしょう。このオーバーキルの核兵器の使用に歯どめがかかっている最大の理由は、軍事均衡論以上に、歴史の実証としての広島、長崎の惨状の重さなのであります。 戦後四十年を経過して、亡くなった方も多く、被爆者の声はそれに従って小さくならざるを得ません。
しかし、この軍事均衡論は、地球をダモクレスの剣の下に置き、地球上のすべての人々に恐怖を与えていることをあなたは否定をしないでしょう。このオーバーキルの核兵器の使用に歯どめがかかっている最大の理由は、軍事均衡論以上に、歴史の実証としての広島、長崎の惨状の重さなのであります。 戦後四十年を経過して、亡くなった方も多く、被爆者の声はそれに従って小さくならざるを得ません。
だから私どもは自主独立と言っているのであって、だからアメリカの軍事抑止力に対してもソ連の軍事均衡論に対しても、私はそういうものには強く批判をする。当然日本の、私どもが中立の場合に中立自衛と言っているのはそのためであります。この点は、中曽根さんが我が党の立場に関係して意見を言われましたので私も意見を言いますが、ここに大きな違いがある。
政府は、説得力のない軍事均衡論に固執し、防衛力の増強に余念がありません。本法律案もその一環であります。片や財政危機、行革というかけ声のもと、社会保障費などの国民生活関連予算が圧縮され、公務員が削減されている中で、ひとり防衛費のみが聖域化されて突出し、自衛官のみが増員されようとしている現実を国民がよしとするわけがありません。本法律案の成立を容認するわけにはまいらないのであります。
核抑止論や軍事均衡論によってつくり出された軍事緊張は、国民の生命や財産を守るものではなく、一般の市民、非戦闘員を犠牲にするものだということを象徴的に示すものが大韓航空機の惨事であります。(拍手)このような惨事が再び起こらないように、極東の緊張を緩和し、軍縮促進に全力を挙げることがまさに急務であります。
このニューヨークにおける日本の総理大臣の主張が核軍縮じゃなくて核の軍拡じゃないかという世論に対して、何か外務省はあわてふためいて、日本の真意が疑われているから、そんなことはない、何でも「鈴木首相は軍縮を説く一方で、国際社会の平和と安全は力の均衡により保たれるという軍事均衡論の立場をとった。英文テキストの事前説明にあたって外務省広報官は、このくだりを「軍縮と西側の防衛力増強は車の両輪。
先ほどからずっと総理は、平和を守るためには核バランス、軍事均衡論の上に立っていまの平和は守られていると、こうおっしゃいましたけれども、軍事力というのはどういうふうにはかるんですか、はかり方を教えていただきたい。
私は、長官の言われる核手詰まりによる軍事均衡論、この均衡論の中で中立志向の状況が出てきているんではないかと思うんです。いかがですか。