1990-11-01 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会公聴会 第1号
そして今回、冷戦の終えんが軍事力以外の手段によってもたらされたことにより、東西間でも軍事力行便の有効性は低下したと言えるでありましょう。 そして、これは軍事力行使の正当性に対する国際社会の考え方の変化とも、大きく言えば符合しております。御存じのように、第一次世界大戦以前の世界においては、戦争は国家の政策遂行の当然の政策として考えられていました。
そして今回、冷戦の終えんが軍事力以外の手段によってもたらされたことにより、東西間でも軍事力行便の有効性は低下したと言えるでありましょう。 そして、これは軍事力行使の正当性に対する国際社会の考え方の変化とも、大きく言えば符合しております。御存じのように、第一次世界大戦以前の世界においては、戦争は国家の政策遂行の当然の政策として考えられていました。
ただし、日ソ間に平和条約が締結されず、ということはソ連による一九四五年八月、九月の一方的な軍事力行便の結果だけが残っている状態が法的には続いているわけでございます。平和条約が締結されていないという意味において。ということは、日ソ間において長期的、安定的な政治的枠組み、基盤がつくられていないということでございます。