1991-11-21 第122回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号
その根底には何があるのかというと、やはり軍事力自体が意味を持たなくなってきたんではないのか。いや、たまさか意味を持っても、それは極めて限定的な意味しか持ち得ない時代になっているというふうにとらえていいと思います。これが一つです。 二つは、そこに当然、なぜそれじゃ軍事力が意味を持たないのかという問いかけが出てくると思うんです。依然として軍事力を持っているというとらえ方もあると思います。
その根底には何があるのかというと、やはり軍事力自体が意味を持たなくなってきたんではないのか。いや、たまさか意味を持っても、それは極めて限定的な意味しか持ち得ない時代になっているというふうにとらえていいと思います。これが一つです。 二つは、そこに当然、なぜそれじゃ軍事力が意味を持たないのかという問いかけが出てくると思うんです。依然として軍事力を持っているというとらえ方もあると思います。
しかし、ここでたいへん興味深いのは、アメリカがすでに六八年から構想いたしまして七〇年代に展開しようという戦略構想、それは先ほど申し上げたようにアメリカの軍事力自体は後方に一応下がっていくという形をとるのですけれども、そういう構想を打ち出しながら、一方では、御承知の日米共同声明路線というものが打ち出されております。