1993-06-03 第126回国会 参議院 運輸委員会 第6号
また、成功させる方針でもないというふうに思うわけでありますが、願わくは予知的な、そしてそれが一刻も早く火山情報としてあるいは予知情報のような形でわかれば一番よろしいわけですが、今建設省の方からの御答弁で、体積ひずみ計、それから傾斜計、それから国土地理院が推進しています距離測量、こういう観測で判断をされているように今回のあれを見ますと感ずるわけであります。
また、成功させる方針でもないというふうに思うわけでありますが、願わくは予知的な、そしてそれが一刻も早く火山情報としてあるいは予知情報のような形でわかれば一番よろしいわけですが、今建設省の方からの御答弁で、体積ひずみ計、それから傾斜計、それから国土地理院が推進しています距離測量、こういう観測で判断をされているように今回のあれを見ますと感ずるわけであります。
と同時にまた、ボアホール型の、つまり井戸の中に入れる傾斜計を据えるというようなこと、それから、その周辺で距離測量、光波測量を繰り返して行って、測地学的な資料からひずみを求めて、それと比較する。こういったようないろいろなチェックを早急にすべきであると思っております。
たびたび申し上げておりますように、この地震予知の一番のもとになりますことは、地殻にひずみがどう蓄えられているかということを知ることでありまして、このためには三角測量、水準測量あるいは距離測量といったような測地的な測量をたびたび行って、そのひずみが蓄積されていく過程を追求するということが最も確実でありまして、地震予知の土台石といったようなことになるものと思っております。
しかも、最近の南関東に問題が起こりまして、そこで非常に詳しい測量をやりました結果などから、従来考えられておりました水準測量に加えて、光による距離測量が非常に役に立つということがわかってまいりました。 それで、現在、国土地理院におきましては、昭和四十九年度以降の計画といたしまして、全国精密測地網という大きな計画を立てております。
それから例の光による距離測量を行なおうとしますと、そういったビルがじゃまになる、あるいはスモッグがじゃまをする、こういうことで非常にむずかしい点がたくさんあるのでありますが、それを克服して何とか東京の周辺の測量をこまかくやろうということをただいま国土地理院では計画して進めつつあるわけであります。
たぶん、あれにさらにいわゆる光の距離測量というものを組み合わせるならば、二、三カ月の精度では言えるようになる。また現に、そういうもので予報が出ておるところは、あまり世の中には知られておりませんが、その断層については二、三カ所あるようでございます。
ただ、先ほどもちょっと申し上げましたように、その後水平測量のほうが進行いたしまして、あの当時もたしか相模湾のひずみというのは出ておったと思いますが、その後、これはまだ公表されておりませんけれども、国土地理院で相模湾周辺のこまかい距離測量を行なっております。これは三浦半島から小田原の辺を通りまして伊豆半島に及ぶ。
あと、将来計画といたしまして、先ほどの精密距離測量を水準測量と同程度に全国に広げていきたいと考えております。これは大体人手も要りますが、たとえば国土地理院の人をふやすというのはなかなか望めませんが、現在、優秀な民間の測量会社ができておりますので、そういうものを利用すればお金だけで解決するかと思います。これは年間大体五億程度であります。
第二点は、あなたのほうの地下室の倉庫にジオディメーターという新しい機械があるそうであって、距離測量をする場合にこのジオディメーターを使うことが一番いいのだ、こういうことをいわれておる。これを使うのに予算が六十万円かかる、こういうことを私はあなたのほうの係の者から聞いておる。