2021-03-25 第204回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
平成三十年度、民有林からの搬出され利用された間伐材は四百九十四万立方メートルで、建築材、こん包材の製材が二百三十七万立方メートル、合板、集成材、木材チップ等の原材料が二百三十二万立方メートル、足場丸太、支柱の丸太が二十五万立方メートルとなっております。今後とも、これらの間伐材の利用を推進してまいりたいと考えております。
平成三十年度、民有林からの搬出され利用された間伐材は四百九十四万立方メートルで、建築材、こん包材の製材が二百三十七万立方メートル、合板、集成材、木材チップ等の原材料が二百三十二万立方メートル、足場丸太、支柱の丸太が二十五万立方メートルとなっております。今後とも、これらの間伐材の利用を推進してまいりたいと考えております。
現在の状況を申し上げますと、建築こん包材などの製材用、それから足場丸太、くい丸太の利用がございます。さらにチップ、おがくず等の原材料として約百九十万立方メートル程度利用されておりますが、これは大体伐採される間伐材の五十数%、半分以上、残念ながら半分近くがまだ利用されないで林地に放置されざるを得ないというふうな状況になっておるわけでございます。
○田中(恒)政府委員 かつて間伐材の用途は、いわゆる押し角と称します角類とか足場丸太、くい、くいにいたしましてもいろいろ、土木関係のくいもございますけれども、一番細いものでも稲を干す稲かけ棒とか、常に足りないくらいで、私どもの記憶にあります、三十年代までは捨てるところがなく間伐材が売れておったと思います。
間伐材につきましては、先生御承知のごとく、今まではくい丸太とかあるいは足場丸太とかに使われておったわけですが、最近そのような需要は大幅に減っております。そこで、最近は子供の遊具道具とかあるいは集成材等、新規用途、新製品の開発等にも努めているところであります。例えば木材をポップコーンをつくるときのような手法で粉砕して飼料に入れて使う、そのような用途も開発されてきております。
間伐材は先生御存じのようなことでございまして、昔は例えば足場丸太とかあるいは坑木に使われましたが、これをより新しい方法で使うということで、実はいろんな角度から、例えばLVLとか、また実はバイオマスで使うということで飼料の一部に入れるとか、あるいは固形燃料に入れる、こんなことを工夫しながらやっておるというようなことでございます。
また、間伐材の利用でございますが、実はこれは先生御存じのことでございまして、かつては足場丸太とか坑木に使っておりましたが、非常に需要が減っております。そんなことで、LVL、幅はぎ板、こんなことを考えながら、新製品の開発普及あるいは建築物への間伐材利用の促進などに努力しているところでございます。
かつては、間引きしたものが建築の足場丸太とかいろいろなことに利用できたが、今は鉄材にかわってしまっておるから売れないということで、間引きの労賃ができないから、木が茂らずにそのままおる。このことが治山治水にも大きな影響を与えております。
中でも間伐については、従前であればむしろ主伐期までの中間的な収入として期待できたわけでありますが、最近においては、足場丸太等の需要の減退、さらには労賃の高騰等に伴い、一方的な投資となってしまい、随所に間伐手遅れ林分が見られる事態となっております。
これに引きかえまして、今度は間伐材の方でございますが、先ほど来申し上げておりますように、余り利用先がない、建築現場の足場丸太といったようなところぐらいしかどうも利用されておりません状況でございまして、十分な利用先がない。
〔津島委員長代理退席、片岡委員長代理着席〕 それから、最近一番問題になっております間伐材の利用加工の促進でございますが、間伐材を建築用材、足場丸太、チップ等として総合的に加工利用するための施設等に対します新規助成等の措置を講ずることにいたしております。
足場丸太には使わぬでもいいよというような制限をしてきたことも事実でしょう。しかし、いまや間伐材は余ってしようがない。林野庁の計算によると五百六十万立米毎年出てくるんだと。恐らくその半分も使っておらないでしょう。私の推定だと、二割じゃないかとさえ思っているんですが、しかし林野庁の統計によると半分近く、四割ぐらい使っているといっておりますが、しかし六割はまだ全然未定だと。
そこにおきまして、主として間伐材のいろいろな利用開発の研究を進めておりますけれども、足場丸太の利用方法の開発、それから間伐材の利用開発のコンクールを実施いたしまして、いろいろな製品を持ち寄るということもしております。
と申しますのは、間伐は昔は足場丸太等を中心に非常に利用されましたけれども、最近はそういうものが代替材に変わりまして非常に利用がないということで、間伐が国有林、民有林を含めまして進んでおりません。
足場丸太あるいは稲のかけ穂丸太、そういうもので利用されるのが多分七割くらいあったのじゃなかろうかとわれわれ考えておりますけれども、近年に至りましてそういうものの代替材が非常に出てまいりまして、販路がそちらの方に押されてしまったということ、そういう意味で、間伐材が丸太のまま利用する利用面というのが狭められたというのが一番大きな原因であろうと思います。
以前間伐材がよく売れたという時期は、足場丸太の需要が大量にあったときでして、材木なら何でもいいというような木材窮迫的な需要期だったと。そこで、林業経営者はただ座っていればよくて、売ったんじゃなくて買いに来ていただいたんだと、こういうような実情だったと思うんですね。
御存じのように、間伐材につきましては、従前は足場丸太だとか、あるいは稲の穂かけだとかいろいろ利用価値があり、また利用されてきたわけでございますが、最近は代替材等ができまして、非常にその利用面がまず狭隘化しておるという問題が一つございます。そういう需要先と申しますか、利用先と申しますか、そういうものをさらに今後積極的に対応していく必要があろうと思います。
こういう森林の構造内容でございますけれども、実態といたしまして、いま申し上げましたような間伐必要林分が、非常に小面積で分散的な存在をいたしておりますし、それからいま先生も御指摘になりましたけれども、かつては間伐材というものが足場丸太その他いろいろ利用面がございまして、そういう意味で比較的利用の面では積極的に利用されておったわけでございますが、最近では代替材が出まして、その間伐の利用面というものが非常
○藍原政府委員 間伐材の利用につきましては、先ほど先生も御指摘になりましたように、戦前は足場丸太とかくい丸太だとか、加工しなくても利用できるいろいろな方途はあったわけでございますが、戦後そういうものが代替品にかわっておるということで、その辺の販路も非常に狭くなったということは事実でございます。
○藍原政府委員 間伐材につきましては、確かに先生おっしゃるように、昔は構造材なりあるいはいろいろな工作物用として足場丸太等々非常に利用されておったわけでございますが、最近その利用が少なくなり、代替物ができております。そのために、せっかく間伐してもなかなか利用できないという問題もございます。
○政府委員(松形祐堯君) 高度利用施設をどのようなものを今後の技術開発と含めて考えているかということが一点でございますが、いま間伐材の需要の形を申し上げますと、先ほどちょっと申し上げましたが、丸太のまま使う分野といたしまして足場丸太とか、くいとか、あるいは緑化木等の支柱とかそういうものがございます。
さらに販売面でございますけれども、品質が一般材に対しまして低位であるということも一つございますし、また従来間伐材の大方の需要の大宗は足場丸太等が中心でございましたけれども、近ごろこのような伝統的な需要が減少しつつある。さらに新製品の需要がまだ定着してない。
またそうして、売れる価格でございますけれども、足場丸太、間伐材の丸太としての利用の主体は足場丸太が多いんでございますけれども、足場太丸は一立方当たり四万一千円と、こういうふうでわりあい高いわけでございますが、組み丸太になりますと途端にその半値くらいになってまいりますし、このことは杉の一般材に比べまして、一般材が三万円、あるいはヒノキにつきましては、一立方当たり五万六千円というものに対しましては、大変低
特に間伐は非常に分散的でございまして、今度の資金は団地で集団的にあるいは計画的に行うものに対しての貸し付けでございまして、これらの集団化あるいは計画化等によって集荷のコストを下げる、そしてまた大きいロットでこれを供給することによる需要の安定とか流通の改善ということも図りますと同時に、技術開発等もいたしまして、現在足場丸太とかあるいは一部建築あるいはパルプ、チップというような、ある限定されたような需要
そしてまたそれが利用といたしまして、足場丸太とかあるいは家具セットとか、これはガーデンセットみたいなものになりますけれども、いろいろな方面にこれが使われております。
従来は足場丸太あるいはまた稲を立てるくいだとかノリを立てるくいだとか、いろいろ使っておりましたが、最近は足場丸太もだんだん使わなくなりましたが、いずれにしても杉、ヒノキの場合には売れる可能性が多いわけですけれども、他の樹種、たとえば北海道、東北等のカラマツなどはなかなか売れない。御存じのように、幼齢木はなかなかねじれるわけですね。
昔は建築をするときに足場丸太といって丸太を使っておりましたが、最近はみな足場は鉄骨になりまして、丸太を使わない。サーカスのときにちょっと使うぐらいなことで、あまり使わなくなってきた。そういうことで、間伐材が、日本の木材が不足しているにもかかわらず、それが見過ごされている。しかも手入れをしなければあとの材木の生長がなかなか進まない。
だから制度としては、それはやはり野放しということにどうもなるのじゃないか、実際は今までは足場丸太なんかというのが高いものですから、必要は発明の母で、ついついそういうものを足場にしないことになっちゃって、パイプで足場を作ると、こういうふうになったと思うのです。