2017-06-13 第193回国会 参議院 農林水産委員会 第20号
収入保険制度、まず足切り水準最大でも一割、まあ一割、最低でも一割ということでございます。ですから、その一割を超えるような価格低下ということがまず問題になると思いますけれども、非常に、これは、今回の提案申し上げている法律で百八十七条というのがございます。これは準用規定ですが、百八十七条において保険法の十七条というのを準用いたしております。
収入保険制度、まず足切り水準最大でも一割、まあ一割、最低でも一割ということでございます。ですから、その一割を超えるような価格低下ということがまず問題になると思いますけれども、非常に、これは、今回の提案申し上げている法律で百八十七条というのがございます。これは準用規定ですが、百八十七条において保険法の十七条というのを準用いたしております。
また、足切り水準を仮に引き下げます場合には、現行制度と比べまして共済金の支払いはもちろんふえるわけでございますが、他方、掛金も一定の算式で計算をし直さなければなりませんので、そうなりますと掛金率が増大をするということと、また共済組合の行います損害評価の労力も非常に大きくなるというような問題もあるわけでございまして、てん菜につきましては、また同じ甘味資源でございますサトウキビなりとの均衡も勘案する必要
また、仮に足切り水準を引き下げますと、現行制度と比べまして確かに共済金の支払いはふえますけれども、掛金率も上昇をするというようなことが一方ございますと同時に、支払い機会がふえますと損害評価の労力もまた大きくなってくるという問題もあるわけでございます。
また前には、自給飼料をふやさなきゃいかぬという、そういうことにかんがみまして牧草についても考えてみてはどうかという、こんなこともいろいろ提起したこともございましたけれども、これらの問題についても私どもいろいろ調べて、なかなか難しい問題もあるんですけれども、今日まで数年を経過しているということや、お茶とかホップとかいうようなものや、また低被害対象作物の足切り水準云々ということについては五十五年の附帯決議
この点につきましては、私どももいろいろと検討いたしまして、実は昨年法律の改正をお願いをいたしまして、ほとんど果樹の問題を中心に、いわゆる集団加入奨励金の交付でありますとか、無事故農家に対する共済掛金の割引の問題、あるいは全相殺方式や特定危険方式の足切り水準の引き下げの問題、それから、従来府県別に一本で設定されておりましたいわゆる共済金額につきまして、府県別なりさらに地帯別なり樹種別なりにきめ細かく設定
五、畑作物共済の重要性にかんがみ、低被害の対象作物の足切り水準の引下げを検討するとともに、実情に応じた事業実施地域の拡大、地域性を踏まえた事業運営の整備強化を図ること。 なお、共済事業対象作物としてホツプ、茶等の地域特産物の制度化に努めること。
また、補償の充実を図る観点から、被害発生も少なく比較的安定している対象作物の足切り水準の引下げにつき、十分検討すること。 六 現在調査中のホップ、茶等の畑作物については、地域特産物の生産振興等に資するようその準備の整ったものからできるだけ早期に制度化に努めること。 七 家畜診療所の整備対策を促進するとともに、さらに実情に即した診療点数の改定、獣医師の待遇改善を図ること。
次にお伺いしますが、被害率と支払い率の問題でございますけれども、今回の改正では、三割被害を境に大きな差が出る仕組みを是正しておりますが、足切り水準の引き下げは、農家の共済金受け取りの機会を多くして、補償の充実の観点から大きな前進である、かように思うわけです。
○瀬野委員 損害てん補内容の改善についてですが、改正案では、その共済金支払い開始割合を三割から二割に引き下げて、二割を超える被害については減収量に応じた共済金を支払う方式に改めておられますが、蚕繭共済は当然加入であって、しかも全相殺方式をとっており、その足切り水準については農作物共済並みの扱いとする考えでありますか。
○松浦(昭)政府委員 畑作共済につきましては、確かに足切り水準をどうするかという問題があることはよく承知いたしております。
四、農作物共済の補償内容を充実するため、農家単位引受方式の推進を図るほか、足切り水準の引き下げまたは比例てん補方式の導入、水稲損害防止給付の充実につき検討すること。 五、家畜共済については、馬、豚に係る掛金国庫負担割合の改善、生産共済の制度化を検討するとともに、家畜診療所の整備対策を促進し、さらに実情に即した診療点数の改定、獣医師の待遇改善を期すること。
四、農作物共済については、足切り水準の引き下げ又は比例てん補方式等により補償水準の引き上げを図るよう努めること。 五、家畜共済については速やかに馬及び肉豚等に係る共済掛金国庫負担率の改善に努めるとともに実情に即した診療点数の改定及び獣医師の待遇改善を図ること。
まず第一項の、農作物共済について、農家単位引受方式の円滑な推進に努めるほか、足切り水準の引き下げまたは比例てん補方式等につき調査検討を行うことということでございますが、農家単位引受方式の円滑な推進につきましては、所要の補助金等を年々増額計上いたしましてその推進に努力をいたしておるところでございますが、この方式によります引き受け面積も年々増加をしてきております。
基準収穫量が適正に設定されるかどうか、それから共済金額の単位当たりの価額というものが適正に設定されるかどうか、足切り水準がどうかということによって共済金の額というものは非常に変わってくるわけですから、そういう点は、局長、もう百も承知でしょう。後ろに座っている船曳課長だってわかっているはずだが、わかっている問題を十分に解明して、この点に対しては対処すべきだと思うのですよ。
これは約束どおり今回本格実施の提案をしてきた、歓迎すべきことだというふうに思いますが、その他の点でやはり今後の農業災害補償制度として重要な問題について二、三、法案の問題に入ります前に——附帯決議が十分政府においても尊重され、それを受けて成果を見てくるということが国会の権威からしても望ましいわけでありまして、第一項で農作物共済に触れておりまして「今後とも足切り水準の引下げ又は損害の程度に応じててん補する
しかし、五十一年の本農林水産委員会において附帯決議をなされておりましたこの関係ともかかわりあいがあるわけでありますが、今後ともいわゆる足切り水準の引き下げまたは損害の程度に応じててん補する比例てん補方式につき調査検討を行い、てん補内容の充実を図りなさい、こういうふうに附帯決議もされているわけであります。
被害率について見ましても、小豆、インゲン等は二けたであるというところから見まして、現在の八割、七割ということはまず妥当ではないかと思っておりますが、足切り水準を引き下げる等の将来の問題につきましては、本格実施によります事業の実績あるいは引受損害評価技術の蓄積を見た上で十分検討し、判断せらるべき問題ではないかと考えておる次第でございます。
○政府委員(今村宣夫君) おしかりを受けるかもしれませんが、実は私たちが足切り水準を引き下げた場合に、もちろん国庫負担も伴いますが、農家負担がどれだけぐらいふえていくであろうかということの一応の試算をいたしてみますると、足切り三割というところの十アール当たりの農家負担掛金は、現在足切り三割で共済金額は七万一千六百十円で掛金率が三・九一一%、国庫負担が五九・一%ということになりますと掛金総額が二千八百一円
○鈴木一弘君 先ほど和田委員から三割のいわゆる足切りの問題について質問が出ていたのですけれども、足切り水準といいますか、それの引き上げ、かえって農家の負担をふやすから云々というようなのがありましたけれども、三割足切りということで、かえって掛け捨てという事態も起きることが多いわけでしょう。
四、果樹共済については、実態に即した損害評価方法を整備し、園地単位補償方式、足切り水準の引下げ等その改善を検討し、農家の経営安定を図る見地に立ち、実損てん補の充実に努め、また農家の加入奨励についての助成・指導を十分に配慮にて、事業運用の実効を期すること。 五、野菜、地域特産物等の新種共済の制度化につき、すみやかに調査検討を進め、さらに畑作及び園芸施設共済の本格実施を促進すること。
というものを出したのはどういうわけかというお話でございますが、一つは、先生もおっしゃいましたけれども、保険的手法を便りということであれば民間保険もそうでございますが、やはり保険需要を喚起するといいますか、保険需要にマッチしたようないろんな保険の形式が出てくるわけでございますが、そういう面がないとは申しませんけれども、今回の全相殺の農単方式を設けました理由としては、現在半相殺の二割足切りというものをさらに足切り水準
つまり、足切り水準は一〇%と高くなったようだけれども、増収分で、その分が差し引きされてくるわけですね。そうすると、半相殺の二〇%足切りと実際には変わらないということになるのではないか。そういう点から考えますと、基準収穫量というものが問題になってくるわけです。
記 一、農作物共済については、補償の経営安定効果を一層高めるため、農家単位引受方式の円滑な推進を図るよう努めるほか、災害の発生態様の変化及び農家の共済需要の動向を勘案して今後とも足切り水準の引下げ又は損害の程度に応じててん補する比例てん補方式等につき調査検討を行い、てん補内容の充実を図ること。
ただ、この足切り水準をさらに引き下げるという問題につきましては、当然農家の掛金負担の増高それから損害評価の具体的なやり方といったようなことについて非常に多くの問題を伴うわけでございまして、そういうことを是正いたしますためにすでに半相殺の農単による二割足切り制度、さらに今回は全相殺によって一割足切り制度を設け、共済掛金を非常に高めることなく農家の実際の損害に対するてん補水準を高めたいというのが私どもの
○吉岡(裕)政府委員 農作物共済におきます農単方式は、先生御承知のとおり、一筆方式に比べまして補償の充実という観点からは合理的であるというふうに考えられますので、今後とも農単方式の普及には努めてまいるという所存でございますが、今回創設をいたしました全相殺方式と半相殺方式という農単の両方式を比べてみますと、全相殺方式では、特に農家の掛金負担の増高を来すことなく足切り水準を一割引き下げることが可能となるという
三、共済目的の特性に対応し、組合等の元受責任の適正化、適切な足切り水準の設定、損害評価の実施等の検討に努め、無事戻し等の実施方針を明確にすること。 四、園芸施設共済については、施設保険の実態に即した制度内容の整備、推進体制の確立を期し、さらに施設内の農作物に対しては適切な被害の把握、実質的なてん補の充実を検討すること。