2001-04-04 第151回国会 衆議院 経済産業委員会 第7号
ここにおきまして、高温超電導体や超電導を実現するための冷却機に係る要素技術が、医療機器への応用が期待されているという現状にございます。 以上でございます。
ここにおきまして、高温超電導体や超電導を実現するための冷却機に係る要素技術が、医療機器への応用が期待されているという現状にございます。 以上でございます。
例えば、大型骨欠損を回復させる有機無機複合体を開発したり、酸化物系の超電導体のコイル化技術を開発したり、こういうふうなことなどがございます。
さて、通産省の提案公募型事業としてどういうものがあるかというのを、昨日いただいた資料を見ますと、昨年度の産業科学技術領域のプロジェクトでは、研究代表者というのはほとんど国立大学や国立研究所の人たちなんですが、例えば、横浜国立大学の塚本先生を総括研究代表者として、しかし、そこには、住友電気工業とグループを組んで、高温超電導体の非超電導材料との複合構造の最適化による交流超電導性能向上というのを進めております
その成果としては、世界最高レベルの強磁場を発生する磁石を開発したとか、あるいは電線に加工しやすい新材料、ビスマス系超電導体等の発見、こういうような成果が上がっております。
現在想定されております具体例ということで御説明申し上げますと、一つには半導体や超電導体などの電気的及び磁気的性質を支配している原子、分子の構造解析や分析によりまして新しい素材、材料の開発ができるというようなこと。
我が国におきましては、科学技術会議政策委員会の報告、昭和六十二年の十一月でございますが、これを踏まえまして、科学技術庁といたしましては新超電導体に関する基礎的、基盤的な研究を超電導材料研究マルチコア・プロジェクトといたしまして推進いたしております。
昭和六十二年に四国電力から分離独立した同社では、高温超電導体を利用した電力貯蔵システム、将来の都市型電源や火力代替用電源として期待されている高効率の燐酸型燃料電池システム、太陽電池と割安な深夜電力との効果的な組み合わせでエネルギー消費量を大幅に低減させる全電化住宅システム、公害物質を排出せず前後左右に自在に動く電気自動車、地下水の涵養に役立つ歩道用透水平板等興味深い研究が行われておりました。
そのほか、超電導につきまして、例えば臨界温度百二十七度という世界最高記録を達成しておりましたり、またイットリウム系超電導体の単結晶の引き上げに世界で初めて成功するなどの成果も上げているところでございます。
さらに、一九八七年でございますか、新たに発見されました酸化物新超電導体、これは液体窒素温度以上で超電導現象があらわれるということでございまして、非常に安く超電導現象が得られるということでございまして、波及効果が大変大きいということで、ただいま先生御指摘のように世界的な超電導研究ブームが生まれたところでございます。
応用技術研究所では、高温超電導体、電気自動車、未来型全電化住宅及び太陽光発電の系統連係システムの研究状況を、また電力技術研究所では、水弁集約式波力発電システム、風力発電及び電力貯蔵用新型電池の研究状況を視察いたしました。
高分子結合とか超電導体とか、私のような理科系の知識の薄い文科系の者には皆目わからないような高水準のものを取り扱っておられるのに敬意を表しておる次第でございまして、私、個人的にはコンプレックスを感じて帰った次第でございますが、我が国にとりましては、これは科学水準の向上ということで大変喜ばしい次第であると思っております。
特にアメリカとの関係については、日米科学技術協力協定のもとに重要研究分野の一つとして超電導体を含む新材料というのが特記されてございます。これはアメリカも日本に相当期待している分野でございますし、日本もアメリカとの共同研究を望んでいる一つの分野でございます。したがって、そういうことも踏まえ、今月開催された、日米科学技術協力協定のもとで、二つのテーマとして共同研究の発足が合意されました。
○須田政府委員 最近の超電導、いわゆる酸化物系の超電導体については、科学技術会議で物質・材料系ということで基本計画を出してございます。そういう基本計画を踏まえまして国立試験研究機関、それから大学などを中心に、先生御指摘のようにいろいろな人が積極的にこれに参画して今研究をやっておるところであります。
ただし、金属系に比べまして、このセラミックス系の研究の現状は、ようやく一部のいわゆるペロブスカイトといわれるようなものについての構造が解き明かされようとしているような段階で、それ以後出ております高温の超電導体でありますビスマスを入れたようなものであるとか、幾つかの新しい四元構成元素を持ったようなものについてはまだ構造すら十分に確定し得ない。
先生が御指摘されましたのは、いわゆる一昨年から急激にブームになってまいりました酸化物系の超電導でございますが、これも実はノーベル賞をもらいましたべドノルツ、ミューラー博士というIBMのチューリヒ研究所の成果でございますが、これを東大の研究グループがいわゆる超電導性があることを確認するという評価を真っ先にしておりますし、それに引き続きましては無機材研が、ペロブスカイト構造と言っておりますが、そういう新超電導体
超電導につきましては新しい技術革新の種だということで、昨年あるいは一昨年来フィーバーが全世界的に巻き起こったわけでございますが、実は超電導の中に二種類ございまして、既に一部において利用されておりますのは液体ヘリウムという極低温を使って行われます超電導分野、それから現在フィーバーになっておりますのは、従来は絶縁体だと考えておりました金属酸化物、いわゆるセラミックスでございますが、これを使ういわゆる新超電導体
○説明員(中野昭二郎君) 新超電導体につきましては、昨年スイスのIBMチューリヒ研究所において発見されまして以来、学界、マスコミ等におきまして特に高温化につきましてのさまざまのデータが出されているところでございます。
そのまず一つは超電導体の研究、つまり先ほどおっしゃった構造の決定だとか、そういう基礎的な研究というのがまず何よりも先行しなければいけない、この間の参考人の方々もそのように一様におっしゃっておられました。それから二番目は、それが解明されて今度は超電導材料の研究をやらなければいけない。そして最後は応用。この三段階が非常に私大切だと思うのです。
アメリカでおよそ千人の科学者、ビジネスマンを集めて行われた超電導開発の会議では、外国人の参加が拒否され、レーガン大統領がじきじき出向いていって、超電導の研究開発はまさにアメリカ精神の発揮であり、アメリカ人の気概を大いに見せる時である、こうぶって、そしてまたワシントン・タイムズには、エネルギー省長官ジョン・ヘリントンさんが寄稿いたしまして、超電導体はアメリカに技術的未来があるかどうかのテストケースである
最近は高度の温室、いわゆるセラミックなどを中心にした超電導体の問題はまさしく産業革命への道を開こうとしておるのですが、そういう中で、リニアモーターカーがまさしく現実問題化されるであろう。建設費の面においても、車体の中に電磁石の大きな装置をつけなければならないものが、もし超電導体の開発がなされたらまさに軽便になる、安くなる。
○参考人(笛木和雄君) 実は、今室温超電導体と言われているものですけれども、やはり本人がやって、たくさんサンプルをつくって何回でも同じことが出るのなら再現性があるというわけですけれども、自分自身でつくっても、どうもそういう意味では再現性がない。
うのでございますが、それを特に伺う理由は、私の知っている幾つかのプロジェクトが、例えば核融合装置のプロジェクトとかあるいは加速器のプロジェクト、例えばことしの一月レーガンが認めたというアメリカのSSC、スーパーコンダクティブ・スーパー・コライダーという装置のようなものが、名前どおりに超高温コイルを大量に使うことを前提としているプロジェクトですね、そういうプロジェクトがまさにスタートしようとするときに新しい安い超電導体
○参考人(笛木和雄君) まず、今回の高温酸化物超電導体の発見の経緯と申しますか、そのときにどういう基礎研究がなされていたんだろうかということの御質問だったと思いますけれども、今度の高温超電導体というのは、ちょうど考え方によりますと物理と化学の境目に出てきたような話のように私は感じております。