1955-07-07 第22回国会 参議院 農林水産委員会 第24号
これが供出米と言いますか、政府の買入れた米の半数以上を占めておるだろうと想像される東北方面におきましては、むしろ昭和二十九年産米の超過供出価格一万四百円以下で農家が売っているというような事実が数字の上に出ているように思うのであります。こういうような事態がありますことは一体原因がどこに所在をしているか。
これが供出米と言いますか、政府の買入れた米の半数以上を占めておるだろうと想像される東北方面におきましては、むしろ昭和二十九年産米の超過供出価格一万四百円以下で農家が売っているというような事実が数字の上に出ているように思うのであります。こういうような事態がありますことは一体原因がどこに所在をしているか。
○政府委員(前谷重夫君) この国内の買入れ費は二十九年産米の買入れ予定価格でございまして、それは義務供出と超過供出との割合を、先ほど申上げましたように二千三百万石と四百万石、細かく申上げますと四百二十二万石が超過供出になるわけでございますが、これの部分につきましては現在と同じ超過供出価格、こういうことにいたしておりますので、これを全体的に引延ばしまして、七千七百円の基本価格、完遂奨励金、先般の完遂奨励金
○新沢説明員 ただいま食糧事情をゆたかにするために、できるだけ農家をして供出意欲を促進するために、現在米価について超過供出価格ということで供出意欲を促進するような政策をとつているが、そうじやなしに、逆に基本米価を上げたらどうかというような御意見がございましたが、確かにこの両三年来基本米価と超過供出価格というようないろいろな奨励金がたくさんついおりますために、いろいろな点でだんだんその矛盾が現われて参
その他の際には超過供出として等外米の上は超過供出価格でお買上げいたしますから、こういう形でお話を進めておるわけです。これは勿論お話のように、地帯によつて非常に状態が違うと思います。今のお話のように、全国的にこれを等外米の上を供出の枠に入れると言われますと、これは相当政府に集まるものは等外米の上が多くなりまして、而もいい米が、作柄等がいい所がございますと、それは又はかに流れるという心配もございます。
超過供出価格の一万円は、この場合のやみ価格に大きな影響があり、消費者にとりましては、米価の引上げと、やみ価格の高騰によりまして、大きな生活上の圧迫を受けざるを得ないのであります。
○佐藤(觀)委員 主税局長がおられるから、大分遠慮しておられるかもわかりませんが、義務供出の税の減免という問題が各党で問題になつておりますが、今超過供出の場合に減税するならば、むしろ義務供出の米価が非常に安い、特に今年度は御存じのように、供出価格と超過供出価格との差額が非常に出ております。こういう調整を食糧庁長官はどうお考えになつているか、御説明願いたい。
の飯を純白を食べなくても、一食は麦を相当入れるとかいつたように節約されることによつて、現在正常超過供出があるべきと予定される数量以上にいわゆる箪笥の奥から米が出て来るということがこの食糧供出政策の微妙な問題であろうと思うので、そこで問題は私は重ねて申上げます通り、そういうことは余りいいことじやないという考え方に立つならば、これは意見の相違でありますが、私はそういうことが非常にいいことであつて、超過供出価格
つまり食確法というものは一応の事業割当というものをきめまして、それ以上のものは、これを超過供出によつて、超過供出価格、特別価格を以て買入れる。而もその生産をするために必要な生産資材について、奨励的な報奨的な措置を講じて行くというふうなことが食確法の建前であつたと思うのです。それがその後報奨資材につきましても、だんだんと需給のバランスがとれるにつれて、むしろ報奨物資が一般の市価より高くなつた。
次に四九八、これは新潟食糧事務所におきまして、昭和二十三年産米の買入れにあたつて、供出の短期間の殺倒、また当時の需給事情に原因をいたしまする県外搬出事務の輻湊のために混乱をいたしまして、なおそれに個人別の事前割当の決定が遅延いたしておりましたのと、また人口異動による事前割当の変更等によりまして、一層混乱の度を加えまして、そのために一般供出分に超過供出価格を適用したために過払いを生じたものであります。
第三の点は超過供出価格の倍率であります。これが二十三年度と違いまして、二十四年度はその倍率の引下げを行われたのであります。
そうしてその内容として伝えられておるところは、一が「超過供出価格が既定どおり二倍の場合は統制を継続し、これ以下となつたときは供出完了後自由販売とする」、二が「配給制度については、輸入食糧の政府管理が継続されるならば、明年四月一日以降統制を廃止する」、三が「本年産米、雑穀については、先に指示した供出割当量を軽減する」というようなことが伝えられておるのであります。
即ち米価は本年度産米に二十四年度に比べまして僅かに五%の値上を見込みまして、パリティ一六八、四千五百六十円という方針がすでに決められており、又超過供出価格は二倍に引下げられ、甘藷、馬鈴薯は全然放任されるというふうな政府の施策は、少しもこの農村の経済の実態を正しく取上げられておらんのであります。
超過供出価格を二倍にしたから、自主供出の面でこれが減少する。このようにお見込みにならなかつたかどうか。この点をお聞きいたします。
○岩木哲夫君 ちよつと今のに関連しまして、今内地麦はトン当り二万一千五十円だというのですが、今度の改訂に伴つては何ぼになるのかということをお聞きしたいのと、この内地の米の超過供出価格を換算したならば、幾らになるかをちよつとお聞きしたいのですが。
さらに超過供出価格の三倍を二倍に切り下げたことも、その一つの現われであります。さらに消費者に対しましては、本年の四月、消費者価格を上げる場合におきまして、農林大臣は、農林委員会において、はつきり言明しておる。
○岩木哲夫君 そういたしますると、僅かなものでありまするが、若し外国食糧が現在の超過供出の価格より安くなつた場合には、超過供出価格制度は廃止するという考えでありまするか。その点をもう一度伺います。
さらに超過供出価格の三倍を二倍に切り下げたということも、この食管の赤字を埋めるひとつの努力ではないかとわれわれは考えることができます。さらに去る四月にこの消費者価格を埴上げしたのでありますが、これは時期違いの値上げであつたのであります。
○深澤委員 われわれは外国食糧が非常な過剰の状態において日本に輸入せられるという傾向を強く意識しておるのでありますが、これが日本の農業に対する非常に大きな圧迫になり、日本の遅れた零細農業が、大きな打撃を受けるということを心配するのでありますが、最近において政府は超過供出価格を三倍から二倍に下げたというこの事実は、外国の非常にたくさん入つて来る食糧を見通して、こういうぐあいに価格を下げたというふうにわれわれは
この超過供出価格の引下げは、農家にとつては重大なる打撃であります。これに関し、一部には説をなすものがある。この引下げは、外国輸入食糧の価格とにらみ合せて、外国食糧の輸入に悪影響を及ぼさないことを考慮されたというのであります。しかし、私の探知するところによれば、そうではなしに、強制供出価格を従来通り三倍にすることは、その筋も御了解になつているということであります。