1969-03-29 第61回国会 参議院 予算委員会 第20号
○山高しげり君 世の中にはマスコミというものがはなやかでございまして、マスコミは赤線復活というような問題をたいへん喜んで取り上げているようにも見えないこともございません。これにつきまして、総理府総務長官なり厚生大臣なりに御意見を伺いとうございます。
○山高しげり君 世の中にはマスコミというものがはなやかでございまして、マスコミは赤線復活というような問題をたいへん喜んで取り上げているようにも見えないこともございません。これにつきまして、総理府総務長官なり厚生大臣なりに御意見を伺いとうございます。
もう一つは、いま問題になっております売春防止法が十周年を迎えて、ざる法だということでさんざん世間からはこづかれ、男性の中には赤線復活、公娼制度を復活すればこういう性病はなくなっていくんだというようなべらぼうもないような議論をなさる方がふえてまいっておりますが、こういう点について今回参議院において改正案が出されておるわけなんです。
四月の二十八日に大臣は参議院においでになって、そして売春防止法の改正は考えないという御返事をなさっておりますが、私はさっきからこの記念日の御講演といろいろ考え合わせて——きょう持ってきて横山委員にもお目にかけようと思っていた「宝石」という雑誌に、梶山季之という人が日本の赤線復活の状態を非常に詳しく、何人かで手分けして行なった、その記事が百枚ぐらいの原稿でございますけれども、出ております。
私が入手いたしました特異な例として、週刊文春の「赤線復活論者のメッカ初島新地」と題する特集の中に、あろうことかあるまいことか、尼崎中央署の倉田稔保安課長の言、並びに村上信光署長の言に至っては言語道断といわなければなりません。署長は、「つぶせというのなら簡単ですよ。機動隊を出して、辻々に立たせれば、客が入れないから一度にギャフンとなる。しかし、そうすれば悪質な業者になって町なかへもぐりますよ。
(横山委員「結果を簡単に言ってください」と呼ぶ)結論だけをまず申し上げますと、結局文春の記者が参りまして、こちらの考えでございますけれども、赤線復活論者の町尼崎というふうな一つのテーマをルポ記事として出したいという意向のもとに訪れてきたように見られるわけであります。
赤線復活というようにあのトルコぶろの中で場所を提供して売春が行なわれるというようなことはあまりないんじゃないか。むしろいろいろなわいせつ行為とかあるいはその他の行為が行なわれておるんだと思いますが、その面はひとつ警察庁のほうでよくお調べになっておられるようでございますから……。
だから、ここでやっぱり厚生省なり警察当局なりがこの問題についてもっと考え直さなければ、結局、赤線復活ですよ。
○田中寿美子君 それで、いまの世論調査で売春というものが悪だというような答えは世論調査としては出てきているということですけれども、一部に、マスコミなんか、いかにも赤線復活論があるかのように宣伝しておりますが、そういうことは世論としては出ていない、若い層には出ていないということでございますか。
私のほうでは接しても決して病毒は置いていきません、そんなことの保証なら、私は売春防止法をやめて、政府はこれから赤線復活して、なるたけ一般の御婦人に御迷惑のかからぬようにということをやったほうがいいくらいだと思う。そういうことには鈴木厚生大臣の御答弁を聞いていると、きわめてまじめで、私たちもその点は好感持てるのですよ。
現在のまま認めておくのでしたら、あれは赤線復活だと申しても言い過ぎではないと思います。売春防止法はざる法だとおっしゃいますけれども、ざるの穴を一つふさぐ意味でもぜひトルコぶろは規制していただきたいと思います。 ボーリング場も見てまいりましたけれども、値段が高いようでございます。
要保護女子はもちろんのこと、社会有識者の中にも、売春は必要悪であるという考え方をする人があり、かつての赤線、青線業者の中にはそうした一部の人々の考え方を強く取り上げられまして、赤線復活を夢見る業者もおり、この法律が常にゆれ動いているという感じがするのでございます。
せんだって、前の自民党の法務政務次官でありました松原一彦さんから私に対して、このごろ政治家の間にオリンピックが来るから赤線復活したらいいという議論があるぞと、こういうことなんです。
売春防止法は、昨年の四月一日から、完全実施になり、約一年経過をいたしましたが、実施の状況は、必ずしも良好でなく、赤線復活を信じて転業しない業者がまだある実情でございます。その上、最近では選挙を前にして、候補者と予想せられる人たちが、赤線復活必至だということを宣伝しておる向きもございます。一体これは、だれの責任でありましょうか。法律を制定したのは、国会であります。