1998-12-10 第144回国会 参議院 財政・金融委員会 第2号
もう一つ、私ども、長期の運転資金がこの法律改正によって対応できるようになりましても、例えば後ろ向きと申しますか、赤字運転資金のようなもの、つまり私どもの融資はあくまで事業の遂行が政策的に意義がある、政策的に支援すべき事業の遂行ということを考えているわけでございますから、例えば償却前赤字の企業がございまして、たとえそこに融資をしてもその事業が有効に遂行できる見込みがない、こういう場合の運転資金は今回の
もう一つ、私ども、長期の運転資金がこの法律改正によって対応できるようになりましても、例えば後ろ向きと申しますか、赤字運転資金のようなもの、つまり私どもの融資はあくまで事業の遂行が政策的に意義がある、政策的に支援すべき事業の遂行ということを考えているわけでございますから、例えば償却前赤字の企業がございまして、たとえそこに融資をしてもその事業が有効に遂行できる見込みがない、こういう場合の運転資金は今回の
○小粥説明員 ただいまのお尋ねでございますが、今回の法改正によりまして一年以内の短期資金に対応できるのか、あるいは赤字運転資金は含まれるのかというお尋ねでございます。提案者でいらっしゃる大野先生からはっきりした御答弁をいただきましたが、私から念のために若干補足をさせていただきます。
また、本年度も補正予算を含めまして七千億の赤字が予想されるわけでございますが、そういう赤字運転資金に見合うような債務もございます。 また、東海道新幹線とか山陽新幹線のように短期的、あるいはある程度の期間を考えれば十分採算のとれる施設に見合う債務もあるわけでございます。
この政令の基準といたしましていま考えておりますのは、運賃値上げを本年度見送ったという場合には、当然赤字運転資金で始末をしなければいけない。赤字運転資金の金利がやはりかかるわけでございますので、金利の範囲内程度のものであれば新たな運賃値上げがなかったと考えていいんではないかという考え方で政令をつくりたいと考えているわけでございます。
いわゆる赤字運転資金と言われておりますものは鉄道債券でカバーしているというようなたてまえになっておりますので、相当量の鉄道債券に伴う利子が三兆一千億の中には含まれているというふうに御理解いただいていいと思うんです。
五十年度末の長期債務のうち二兆五千四百億円を国が肩がわりいたしましたが、これは国鉄のそのときにおける債務の、約六兆七千億でございますが、その中でいわゆる赤字運転資金に見合うものは非常に不健全なものと考えるべきじゃないかということで国が肩がわりをいたしたわけでございます。
ただ先ほど御指摘のように、二兆五千四百億円の債務をたな上げしたにもかかわらず、なお五兆四千億の赤字が残っているではないかという点はまさしくそのとおりでございますけれども、ただ一方、国鉄の資産も五兆七千億の財産があるわけでございまして、その債務に見合う財産はまだ十分あるわけであります、したがいまして、現在の五兆四千億がすべて不良債務であるということではないわけでございまして、その中には赤字運転資金に見合
○政府委員(住田正二君) 健全か不健全かという問題になりますと、まあ赤字運転資金に見合っている債務は不健全であるということが言えるわけでございますが、残りました四兆二千億の長期借入金については、それに見合う資産があるわけでございます。したがって、その資産から収入が得られれば、その収入によって借入金を返すことができるという意味では健全であると言えると思います。
○政府委員(住田正二君) 御質問の趣旨が、国鉄は減価償却を実際にしているけれども、しかし、それだけの収入というか、裏づけの資金がないから架空のものになっているという御質問かと思いますけれども、そのために赤字が発生しているということでありまして、累積赤字の中には償却前の、いわゆる赤字運転資金の分と、償却不足の分と両方あるわけでございます。
○政府委員(住田正二君) 国鉄の長期債務の中には資産に見合わない分、すなわち赤字運転資金等に見合っている分があるわけでございますので、そういうものを除きますと資産と見合っているということでございます。したがって、赤字運転資金に相当するようなものについては、政府が肩がわりをすれば、残った債務については資産に見合うということになるわけでございます。
国鉄の借入金というのは、最近赤字になりましてからは赤字運転資金の借り入れがございますが、本来施設をつくるための借入金でございます。もちろん国鉄の使命は国民の利益に奉仕するということでございますが、しかし、そのことが国鉄のかかる経費の全部を賄わなくていいのだということにはならないわけでございます。
五十一年度の予定いたしております収入は、運輸収入、雑収入、助成金あるいは赤字運転資金等を入れまして二兆七千億、それに対しまして経営費とか鉄建公団の借料、市町村納付金、利子等を合わせまして二兆七千億ということでバランスがとれているわけでございます。 五千億の赤字は、赤字運転資金の二千五十二億と、それから減価償却費の二千九百八十八億を足したのが五千億の赤字でございます。
○住田政府委員 質問の御趣旨をちょっと十分に理解していないかもしれませんが、一兆二千億の赤字を埋めるためにはそれだけの赤字運転資金を借りてこなければいかぬわけでございますので、それだけの赤字がふえるということになると思います。当然それだけの債務がふえることになると思います。
工事の方を幾らやるかによって借り入れの金額が決まってくるわけでございますが、一兆二千億の赤字運転資金を借りなければならない状態で工事をするということはきわめてむずかしいのではないかと思います。
○住田政府委員 いま御説明申し上げましたように、当初の計画より一兆円の赤字が出ておりますので、これは赤字運転資金で賄ったわけでございます。しかし、赤字運転資金につきましては、政府の方から国鉄にその利子全額を補給いたしております。したがって、この赤字運転資金に伴う利子負担増というものはなかったわけでございます。
国鉄の赤字は五十年度末で三兆一千億でございますが、いわゆる赤字運転資金的な債務というのは一兆三千ないし四千億程度でございます。
○鬼丸勝之君 従来は、中小炭鉱は、特に運転資金についてはこれをなかなか返さない、赤字運転資金になっているケースも多かったようです。
ただ、これも比較的な問題ではございますけれども、企業に十分な資力と申しますか、蓄積がある状態でございますというと、あるいはもう少しく信用力があって、盤圧を受けて坑道維持ができなくて出炭減に苦しんでいる状況での、いわゆる赤字運転資金をまかなってくれるだけの有力なる金融機関があるというようなことでございますと、この不幸な事態に至らなかったということがいえるわけでございます。
公債の改訂をいたしまする場合には、一面設備資金その他におきまして資金の需要がそれだけ多くなるわけでありまするが、他面それに見合う程度に勿論参りませんけれども、公債の改訂をいたすことによりまして、同時に赤字運転資金というようなものも一面には減額されることになりまするので、その両様の點から見合せまして、先ず第一四半期はこれで何とかやつて行けるように計画いたしたいと思つておる次第でございます。