1947-10-02 第1回国会 衆議院 文教委員会 第11号
さらに、この三十一億の豫算につきまして、いろいろ御親切なお言葉がありましたが、私どもも、單に赤字財政を防ぐをいうことのためにこういう國の大事な國策がいろいろな衝撃を受けるということは望ましくない。ただこれは文部省の立場でなく、新しい日本を建てるという建前から、望ましくないことを思つておるのであります。
さらに、この三十一億の豫算につきまして、いろいろ御親切なお言葉がありましたが、私どもも、單に赤字財政を防ぐをいうことのためにこういう國の大事な國策がいろいろな衝撃を受けるということは望ましくない。ただこれは文部省の立場でなく、新しい日本を建てるという建前から、望ましくないことを思つておるのであります。
運賃値上げをするというようなことは、現在のところは先ず困難である、飽くまで今日のような経済情勢の、單に日本だけでなく世界的にも非常に困難な事情、殊に貿易を十分に伸張して行かなければならんという実情におきましては、全体の物價形成の基本的な要素である交通、殊に鉄道運賃につきましては、他の物價との関聯におきまして、今後妥当な水準にまで変更を加えるということ以外には、差当り鉄道独自の運賃値上げを、今後單に赤字財政
從いまして、独立採算制をこの際確立するということが、諸般の情勢から急速には困難であるという御氣持は十分了承いたすのでありますが、併し物價体系との関係のみによつて、國鉄自体の経営が左右されるというふうなことでは、赤字財政をどう一体今後ともこれを処理して行くかとの関聯におきましては、將來のことを考えまして、誠に心配せざるを得ないのでございます。
その問題は繰返して申し上げますように、豫算の問題だと思いますが、これに對しては私は赤字財政やむを得ないと考えておるのであります。
地方公共團體が財源であれば問題ではありませんが、最近の地方財政は、到るところどの府縣も同樣な赤字財政を續けております。さらにこの被害によつて相當緊急を要する財源を當然に必要とすることになることは言うまでもない。その場合における國庫の問題は別として、地方公共團體の必要とする經費の問題について、大藏省は健全財政の建前から。
これも結構なことでありますが、併しこの疲弊してしまつた車輛又荒廢に歸しておる設備、又赤字財政、又素質の低下しておる從業員を今日國鐵が抱いておる、そうしてたとい石炭を三千萬トン或いは三千五百萬トン増産しても、その石炭の輸送が果してできるか、少くともこの増産した石炭によつて、一般生産が活況を呈するに至るということを政府は企圖しておるのであります。
誠に今日の豫算は引締めた豫算で、殊に健全財政の建前から赤字財政を取らない、こういう建前でありまするので、非常に窮屈になつております。諸般の情勢、甚だ苦しいのでありまするが、できるだけこの問題に對しては、將來を考え日本の國民生活の向上を考えて、その問題について對處して行こう、こういう施策の下に檢討いたしておりまするから、いろいろよき御考案等ありましたならば、お示し願いたいと思います。
他のものは全部いわゆる赤字財政でございますから、この赤字であるものを國民が一人ずつ、少しずつ痩せて行きながら、然らばこの痩せて行くのをどうやつて取り返して行くかということが、我々に與えられた課題であります。勞働者は腹が減り、痩せながら政府なりその他の經營者に協力して生産を復興するため少しでも努力して貰う。
大藏當局におきましても十分檢討いたしておりまする結果、所定の健全財政は維持できる、その方針で赤字財政でない健全財政をとり得る、こういう方針で目下進みつつあるようであります。
中央の財政におきましては、これをぜひ黒字化して健全性を取戻したいとかようにも考えておりますけれども、今までの財政の面又び實質の面においては、どうも赤字財政であつた。かように申さざるを得ないのであります。
○石田(博)委員 赤字財政についてのお考えは私もきわめて滿足するのであります。しかし十一月までの緊急費として三億いくらという數字を承つて、私どもなおその點について、はなはだ不滿とするものであります。なぜかと申しますと、東北地方においてはいわゆる緊急對策というものは十一月までにすべて行わなければならないのであります。
ただ赤字財政の御議論がありましたが、この際一言申し上げたいことは、私はかような應急の施設にしても、その他諸般の問題についても、この豫算というものは、明らかに生産になり、明らかに増産になるという部面においては、赤字財政だの、健全財政だのと言わないで出そう、こういうことは經濟閣僚として私は大藏大臣に根強く要求しておるのであります。
その内容、それと先ほどの御説明では、赤字財政になつたのはインフレの高進ということが大きな原因と申されましたが、人件費その他事業費というものは支出の中のどこにはいつておりますか。そうしてまたインフレの高進をどの程度までお見込みになつて二十六年度までの豫算を立てられたかということをお尋ねいたします。
特にこれに關連して指摘しておきたいのは、今こそ日本は赤字財政であります。しかしわれわれは祖國日本の復興が必ず近き日にありと確信するものであります。将來財政が安定したならば、これはそれほど問題にするに足らないことであります。およそ立法家の心構えは、今日の瞬間的な現状にとらわれずして、悠久の基盤に立つて将來の社會にも妥當する法をつくるということが任務でなければなりません。
そこで然らばこの百億圓の貯蓄ができますると、この通貨の増發ということが相當減つてよいのではないかという問題なのでありまするが、この第一四半期、即ち四月、五月、六月という期間におきましては、これは昨年度即ち二十一年度の財政というものが非常に厖大な赤字財政であることは御承知の通りであります。この豫算の尻というものがここへ出て來ておるのであります。
追加豫算は、先ほど申しましたように千億を超える各省の要求があつたのでありますが、まず追加豫算といたしてはこの要求を收入の範圍に大體限定をいたしまして、赤字公債の發行とか、赤字財政を避けるという面に非常に努力をいたしておるのであります。
御承知のごとく日本の財政は非常に苦しい立場にありまして、大蔵當局といたしましては、日本のインフレーシヨンを克服し、赤字財政をなくして健全財政を立てることが、日本を救う途であるということを固く確信をいたしております。
今日申し上げるまでもなく、國家財政が非常に遍迫をいたしており、ややともすれば赤字財政を生ずるのではないかという杞憂すらももつておるような次第であります。