1970-10-13 第63回国会 衆議院 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第2号
たとえば赤字線区等について、八十三線区二千六百キロを廃止したらいいだろうというようなことも、諮問委員会等において答申を出されておるということもあるわけでありますが、しかし現実にこういうものを整理する、八十三線区二千六百キロの赤字線路を全部廃止をしてしまうというようなことにしても、これで浮く赤字の減少分というのはそうたいしたことじゃない。
たとえば赤字線区等について、八十三線区二千六百キロを廃止したらいいだろうというようなことも、諮問委員会等において答申を出されておるということもあるわけでありますが、しかし現実にこういうものを整理する、八十三線区二千六百キロの赤字線路を全部廃止をしてしまうというようなことにしても、これで浮く赤字の減少分というのはそうたいしたことじゃない。
言及している中で、特に従来われわれがこの委員会を中心に言ってまいりました、そして先ほど石田総裁からお述べになりました公共負担、あるいは地方税の問題、あるいは赤字線路の問題、こんなものをひっくるめて政府出資というものを懇談会の結論にも言及しているわけです。ところが、その言及している比重というか、文章の中での重さはどうもちょっと軽いように当時から見ているわけです。
したがって、私はその問題に対処する場合において、この鉄建公団の建設する地方開発線、いわゆる赤字線路というものからくる国鉄の負担についても、他の公共負担と同様に一括して処理されるべきものだと、こういうふうに考えております。
これはよくそろばんをおはじきになれば、今度の年末資金くらいのものは、全体的な運用の方法いかんによつてもすぐ出て来ると思いますし、また国鉄の今の赤字線路とおつしやる線路におきましても、われわれが私営よつて行うような方法をもつてすれば、少くともほんとうの赤字路線などというものは数えるほどしかないということは、私は確信が持てると思います。