1972-06-12 第68回国会 参議院 運輸委員会公聴会 第1号
それからもう一つは、やはり公共性という意味で、いわゆる赤字線等の合理化政策というのが妥当かどうか、こういうことだと思うのであります。
それからもう一つは、やはり公共性という意味で、いわゆる赤字線等の合理化政策というのが妥当かどうか、こういうことだと思うのであります。
国鉄の赤字線の問題とも関連する問題でございまして、こういった問題は、国として総合交通体系の中において、A、B線とか、国鉄の赤字線等をどのような措置をするかというような、総合的な交通体系の中で問題を議論すべき問題だろうかと思います。 で、政府におきましても、総合交通体系の検討、その確立ということを現在急ぎまして、その中でこの位置づけをしてまいるということでございます。
また、赤字線等の地方移管は自治体財政の現状から実現可能なものであるかどうか、自信のほどを承知したいのであります。 また、産業構造、社会構造の変化に対応する輸送構造のあるべき方向を打ち出し、その分野における国鉄の位置づけが明らかにされない限り、二分割方式や料金運賃の改定等の小細工では抜本的解決は不可能と思います。国鉄の将来について総理と運輸大臣の見解を求めます。
それでそれにつながります新線の問題につきましても同様でございまして、その赤字線等含めた、その当該線区を含めて、その新線というものを十分に考えまして、そしてその線区としての必要性あるいは将来性というようなものを考えてやっていく。いわば考え方としては一貫した考えで両者を扱っていくということで現在新線建設を行なっている次第でございます。
○竹谷委員 新線建設等にあたりまして、赤字線等の場合にはその建設費の利子を補給するというような形で、同じ国家経営ですから、財政的に一般会計からつぎ込むというような実例はございませんか。
実は、先ほどちょっと申し上げましたように、赤字線等に対する対策という問題につきましても、ここ数年来相当真剣に取り組んでおりまして、特に地方のローカル的な赤字線区につきましては、先ほど申し上げましたように閑散線区に管理所、管理長、運輸区というような格好で、いろいろと管理方式も変えまして、できるだけ赤字を少なくするように努力しているわけでございまして、これは先ほど申し上げましたようにある程度成果はあげておると
それから、赤字線等の国鉄の負担のことにつきまして御質問がございましたから、お答えを申し上げますが、御承知の通り、国鉄は、全額政府出資でございまして、公共企業体として高度の公共性を持った企業でございますので、採算に乗らないからといって公共の福祉を増進するような投資を行なわないというようなことは筋が違うものと考えるのでございます。
このような点から考えましても、八十年間の伝統を誇る国鉄に対する赤字線等の地域住民の執着は非常に強いものがあるわけです。同時にまたこういう公共的な立場からの運賃割引政策に対して多くの人たちが恩恵に浴しておるわけですが、反面そのしわ寄せが国鉄経営の中の赤字となっておる。
また赤字線等につきましては、これもすでに申し上げましたが、これは線別の運賃ということは、運賃制度上ではあり得ないので、やはり公共企業体たる日本国有鉄道は一つの運賃制度、賃率を持ちまするために総合原価に見合うようにこういたしているわけであります。