2017-03-23 第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
それを考えていきますと、まずは、湿害として問題となる穂発芽が発生しにくい品種、また、しま萎縮病や赤カビ病に抵抗性の強い品種、こういった品種の改良を進めていかなければなりません。 今後も、国及び都道府県による品種開発を進めつつ、民間事業者の活力も生かしながら、官民の総合力を発揮して品種開発に取り組んでまいりたいというように思っております。
それを考えていきますと、まずは、湿害として問題となる穂発芽が発生しにくい品種、また、しま萎縮病や赤カビ病に抵抗性の強い品種、こういった品種の改良を進めていかなければなりません。 今後も、国及び都道府県による品種開発を進めつつ、民間事業者の活力も生かしながら、官民の総合力を発揮して品種開発に取り組んでまいりたいというように思っております。
具体的には、例えば、夏の高温下でも品質が低下しにくい熱帯原産の稲でございますとか、あるいは、小麦の重要な病気でございます赤カビ病でございますが、これに抵抗性を有するような小麦、あるいは受粉しなくても果実が自然に肥大していきます性質を持ちますナスの品種でございますとか、いろいろございますが、新たな植物遺伝資源を海外から導入して育種することによって画期的な新品種の開発に役立ててまいりたいと存じております
これまでに、麦につきましては、収穫期の降雨による品質低下を回避するための早生品種の育成でありますとか、麦では赤カビ病というのが非常に大きな病害、一つはございますけれども、そういった赤カビ病とかさび病に強い品種を育成するとか、あるいは、ある病気に強いパン用の品種を育成するとか、そういった新しい品種も育成しておりますし、コスト低減のための新しい不耕起栽培技術であるとか、肥料のやり方につきましても、たんぱく
特に小麦について申し上げますと、これにつきましては、平成十年に「新たな麦政策大綱」ができまして、それを踏まえまして、日本めん用としては、色相、製粉性を一層重視するとともに、わせ性、穂発芽耐性、赤カビ病抵抗性を有する品種を開発しよう、パン用など特色ある麦品種を開発しようといったことで取り組んできております。
○岩永浩美君 今まで赤カビ病の発生については、大変やっぱり西南暖地、特に東海以西においては、雨季に麦の収穫時期が重なってくるために非常に赤カビ病の発生が多くて、麦農家の、麦作農家の皆さん方には大変このことは心配の種であっただけに、是非そういう一つの共済の制度上の中でも十分な配慮をしておいていただきたい。
○政府参考人(川村秀三郎君) 赤カビ病の発生でございます。この赤カビの問題につきましては、今申されたように、いろんな問題点といいますか、がございまして、なかなか難しい問題ではあるわけでございます。 まず、制度的な面から申し上げますと、これは委員よく御案内かと思いますが、麦の農業共済の加入方式は大きく分けますと、災害収入共済方式と収量補償方式の二つの方式がございます。
○岩永浩美君 それでは次に、麦の赤カビ病の検査費用のことでお伺いをします。 麦の赤カビ病は人体や家畜に有害なカビ毒、検見や食糧事務所の検査でも発見できない非常に厄介な病気です。農水省の十四年度、病害虫発生予報でも、去年は東海以西の地域でやや多く発生をしておる。
いずれの農薬も地上で、これは小麦の赤カビ病に使うんですけれども、いずれも小麦の赤カビ病、地上で散布するという登録はございます。しかし、無人ヘリコプターでまくという登録はないという事実がございます。 実際にその農薬の散布量を調べたところ、実際の地上防除と同程度の散布量というふうなことでありますから、その当該農薬の作物に残留問題が起きるのかということについては、ないのではないかと考えております。
その目的の中に、先生がおっしゃいましたような我が国の自然条件で麦作に一番不利な条件といえば、収穫期に降雨があるということでございますが、その梅雨期による降雨を早目に避けたわせ、あるいは早期収穫が可能な品種開発、それから品質面での改善で、特に製粉性、色相、製めん性、こういったものを改善された品種、それから雨に伴って病害があるわけでございますが、特に被害の大きな赤カビ病耐性を強化する、こういった品種改良
この中で、今、先生御指摘のありましたように、収穫期の降雨による品質の劣化等を避けるためのわせ性、穂発芽の耐性あるいは赤カビ病の耐性、これを強化した品種の開発を行うことにしております。
それから付加的に、やや技術的な面に及ぶところではございますが、戦後におきます小麦の反当収量というものを比べてみますと、我が国の小麦の収穫量といったようなものがいわゆる菜種梅雨あるいは収穫時におきます梅雨というものにかなり影響を受けて、例えば赤カビ病、赤さび病等々の発生が見られるところでございますが、イギリス等々におきましては、その気象条件に起因するところ多大だと思いますけれども、反当でいいまして約六百
ここにも書いてありますけれども、やっぱりわせで多収でかつ赤カビ病にかからない、あるいは穂発芽をしない、そういう栽培上非常に適性を持った品種というものをつくっていきませんと、農家の経営が非常に不安定になってまいりますので、そういうところへ重点を置いて随分やってきたわけでございます。
○政府委員(畑中孝晴君) 試験研究の問題としましては、麦につきましては品種をつくる、あるいは栽培の生産性を上げるという、そういう技術開発はほとんど国公立の試験研究機関でやっておるわけでございまして、品質問題を最近では重視をしながら、ただ非常に麦が日本ではつくりにくい面が、先ほどお話がありましたように一雨来ればというようなこともございますので、赤カビ病の防除だとかあるいは穂発芽性、そういう栽培適性というものもかなり
そういう面からいいますと、例えば大変たくさん雪の降るところで麦をつくっているのは日本だけでございまして、オーストラリアにしても西欧にしても大体冬の気温は日本ほど低くない、それから夏の気温も日本ほど高くないという状況のもとでつくられておりますので、どうしても日本の場合には雪腐れの抵抗性だとか、あるいは穂発芽しないような性質とか赤カビ病が出ないような性質とかいったものを品種の中に取り入れていかなければいけないわけでございまして
それは熟期が遅くなって梅雨にかかってしまうとか、あるいは赤カビ病とかそういう湿り気の多い状態で出てくる病気が多いとか、いろいろな面で同じ品種を持ってきてもなかなかできないわけでございます。
というのはいろいろまた新しいレースが出現する心配というのがございまして、そういう観点から、さらにこの木石港以外の世界のほかの品種の中でしま萎縮に強い別の抵抗性遺伝子をさらにスクリーニングいたしておりまして、そういうものを土台にした育種も進めておりますし、全体として、先ほどの御指摘のように良品質、高品質といいますか、そういう観点からは、例えば南との関連では、穂発芽をしにくい品種、こういうものもつくっておりますし、赤カビ病
このほか、さらに栽培管理等を通じまして品質の劣化を防ぐ技術といたしまして、一つは赤カビ病、これは特に暖地の病気ですけれども、これの防除法あるいは収穫時の穀実の水分の含量に応じた適正な乾燥法の確立、こういった面での研究の成果を得てまいっておるところでございます。
福岡県、佐賀県、熊本県において、今日、五月下旬から六月上旬の長雨によって麦の穂発芽、赤カビ病の被害が出ているようであります。これに対して農業共済の損害評価の特別措置をやらなければならないと私は思うのですが、どういう見解をお持ちなのか。 また、特別措置をやるとするならば、サンプルを農水省に提出させなければならぬことになりますから通達を出さなければならぬと思うのですが、準備をしているのかどうか。
その中には耐穂発芽性もございますし、また、収穫前に雨に遭いますと最も恐ろしい赤カビ病の被害も大きくなるということで、現在進めております品種改良の主眼といたしまして、その耐穂発芽性と赤カビ病に対する耐性ということを大きく取り上げておりまして、先ほど先生からも御理解をいただきましたように、育種の研究者は毎年営々として育成に努力しているわけでございます。
育種の目標として、やはり一番問題は醸造適性ということにあるわけでございますが、そのほか縞萎縮病あるいは赤カビ病というものに対する耐病性の特性を有するつくりやすい品種、そういうものを目標にして現在品種改良の面にも取り組んでおるということでございます。 以上のようなことで、今後ともビール麦の生産面につきまして振興対策を総合的に講じてまいりたい、かように思っています。
適地に適する品種を育成をして普及を図るということは大事でございますから、小麦について言いますと、たとえば赤カビ病というのは西の方に多く発現をする病気でございます。
それから、小麦は非常に機械化によりまして省力的な栽培ができる特質を持っておりますので、できるだけそれにたえ得るような機械化適性を持つと、短稈で強い、そういった品質の特性を備えるというようなこと、それからそのほか赤さび病でございますとか雪腐れ病、あるいは西の方へ参りますと赤カビ病、こういった病害に対する抵抗性の強い品種をつくるというようなこと、それからもちろんのことでございますが、適地適産ということで
赤カビ病につきましては九州農試、中国農試がやっております。それから、わせ化というのは、これは各試験場及び試験地でやっておるわけでございます。それから、二条大麦の縞萎縮病につきましては、指定試験で栃木の農試でやっておる。大麦につきまして、ウドンコ病に対しましての抵抗性の強いものを農事試験場でやっておる。
農家はその点はきわめて敏感でありまして、自己選択の中で、いま専門的なことを申し上げましたアミノ数値もちゃんと頭に入れて、これは高いか低いか、あるいは穂発芽しやすい麦かどうか、倒伏はどうだ、赤カビ病はどうだ、長い経営の経験から知恵を持っているのでありますが、しかし知恵だけでは、いまはなかなか機械化もありますし、天候に合わせて機械を駆使していかなければならぬということもあって、経営が複雑にしてきわめて多岐
これは西日本で多いのでございますが、赤カビ病などが典型的なものでございまして、こういった赤カビ病にかからないようにするために、赤カビ病に対する抵抗性の強い品種をできるだけ育成をする、これが第二点であろうと思います。
麦でございますれば、たとえばわせ麦、収穫時期の早い、せめて一週間程度現状の麦よりも早く収穫できるものができないか、あるいはまた、特に西の方では問題は深刻でございますが、赤カビ病の病害に非常にやられる。
なお、育種目標につきましては、ここの試験場であるいはここの試験地で開発するものはわせ化を図るとか、あるいは赤カビ病に強い品種を育成するとか、そういった育種の目標を与えて、その目標に沿った育種研究を進める、こういうことにしておるわけでございます。