1954-12-07 第20回国会 参議院 建設委員会 第3号
又そうなつて、入れる、壊れるで、賽の河原式に初めから積む。そこへ災害が来て又壊れたから、金は注ぎこんだけれども、依然として災害がこう残つてしまつて、全然復旧されていないのだというような数字が、各県に、例えばちよつとした、これはあなたのほうからの数字でなくて他から見た数字ですけれども、そういう数字が出ているわけです。
又そうなつて、入れる、壊れるで、賽の河原式に初めから積む。そこへ災害が来て又壊れたから、金は注ぎこんだけれども、依然として災害がこう残つてしまつて、全然復旧されていないのだというような数字が、各県に、例えばちよつとした、これはあなたのほうからの数字でなくて他から見た数字ですけれども、そういう数字が出ているわけです。
○政府委員(目黒清雄君) 災害の復旧に対しまして、できるだけ早く復旧するというのは我々のモツトーでありますが、又半面、災害が起きましてからこれを復旧するのでは、結局賽の河原式になりまして、何ら積極策がないというので、災害の復旧と同時に、積極的な河川の根本的な治水対策を考えておるんであります。
この点はすでに具眼の士の一致した意見で、軍に旧来のごとき復旧工事のみでは、過去の経験に明らかな通り、またただちに破壊されてしまうのであるから、かかる賽の河原式の観を現出しないように、かつまた国費を浪費しないように、改良工事を適正に取入れるべきであると確信いたす次第であります。