1978-10-19 第85回国会 参議院 社会労働委員会 第2号
あと具体的に質問をいたしますけれども、たとえば室蘭に参りまして、そして児童相談所を訪ねますと、特徴的なことは、奥さんが蒸発してしまった、そして父子家庭が増加しているということが言われましたし、また質屋さんへ行って聞いてみますと、下請の方々を中心とする質屋通いの方がふえてきたというのが出ておりました。
あと具体的に質問をいたしますけれども、たとえば室蘭に参りまして、そして児童相談所を訪ねますと、特徴的なことは、奥さんが蒸発してしまった、そして父子家庭が増加しているということが言われましたし、また質屋さんへ行って聞いてみますと、下請の方々を中心とする質屋通いの方がふえてきたというのが出ておりました。
それから質屋通いをしている業者というものがかなり多い。それで非常に悪い条件で下請させられて、たたかれて、その上に高利で苦しんで、結局家族労働を搾取してようやく競争に耐えている、あるいは自営業者自身が昼夜兼行で、自分の労働力を犠牲に供して、そして競争の中に耐えているというのが実態なんです。
あるいは最近の質屋通いの内容を見てみますと、必ずしも米びつを入質するといったようなものではなくて、つなぎ資金あるいは一時の事業の継続のためのやむを得ない措置として、かなり無理な質ぐさを入れて資金を受けておる。これは八分から九分の商利です。やみ金融に至りましては、とても想像のつかないような高い金利で融資を受けておる。悪く言えば自殺行為である。
十分な休養と、ものを考える地位を保障する、食うや食わずで毎日家賃の心配や質屋通いをしていて、仕事のできるはずがないことは昔からきまりきっておることであります。こういう問題を早急に――あらゆるものをあと回しにしても解決をはからなければならぬということは、今の国々の例を見習えばわかると思う。
長い間働いてきた職場を守るために、食べるものがないのだ、質屋通いをしておるのだ——労働金庫の今日の役割というものは、未払い賃金の立てかえじゃないですか。労働者の相互扶助的な、ありもしない金を何とかやり繰りして、零細な金を集めて、その金でそういう事態を救い合うということをして、今日日本の労働者は職場を守っている。
正直者は質屋通いでどうにか体面を保っておる。交際費全体をふやせとは言わぬが、少くとも第一線部隊の部隊長が不自由せぬくらいにはやってやらなければならない。われわれを御招待されることはまっぴらごめんです。そういう必要はない。その点について官房長にお伺いしたい。
ちょうど、これは、おやじが子供に向って、食費や学費をろくろく与えずして、子供がしょうがないから質屋通いをすると、その質札を持ってこい、これがもう少し安い利子で貸してやろうというのでありますから、まことに因業なおやじだ。(拍手)このおやじが今の政府であろうと私は思うのであります。
諸君、強制保険として血の出るような保険料を支払わせられ、この自分らの積立金をかくも低い利息で、使われ、一言の発言権も許されないで、かつてに使用されて、かくも無残に少額の年金しか与えられない労働者は、他面月一割の高利や質屋通いでその日の生活をしているのだということを、われわれは絶対に忘れてはなりません。
民生委員は要保護者の発見や調査が早くて、書類作成手続などを懇切に、手を取つて数えて呉れるというばかりでなく、生活の方針の改善や身の上相談、それから自分の家庭のごたごたの相談、内職の斡旋相談、質屋通いの相談に至るまで、相手になつて呉れているので、要保護者の事情を最もよく知つていて呉れます。