1981-03-31 第94回国会 参議院 本会議 第10号
次に、物品税は、本来ぜいたく品等一般の庶民生活の水準を超えるものに賦課客体を置くべきでありますが、本改正案は、このような立法趣旨を崩し、単に国民の消費動向のみに着目して課税強化を図ったものとしか思えないのであります。
次に、物品税は、本来ぜいたく品等一般の庶民生活の水準を超えるものに賦課客体を置くべきでありますが、本改正案は、このような立法趣旨を崩し、単に国民の消費動向のみに着目して課税強化を図ったものとしか思えないのであります。
物品税は、本来ぜいたく品、奢侈品、一般庶民生活の水準を超えるものに賦課客体を置くべきでありますが、本改正案はそのような立法趣旨を崩し、単に国民の消費動向のみに着目して課税強化を図ったとしか思えないのであります。しかも、委員会審議でも指摘しましたように、課税対象、税率、免税点などについて基準が明確でないなど問題点が多く、不公平を拡大する大衆課税と言わざるを得ないのであります。
物品税は、本来ぜいたく品、奢侈品、一般庶民生活の水準を超えるものに賦課客体を置くべきことは当然であり、その方向にあったのでありますが、今回までにその基本的な立場が崩れ、庶民生活の必需品にまでことさら課税するという姿勢は、私たちの容認できるものではありません。特に重大なことは、物品税の基準、品目、税率の整合性など税制の基本が全く説得性を持たず、国民的合意とは全くかけ離れていることであります。