1994-10-27 第131回国会 参議院 法務委員会 第2号
○最高裁判所長官代理者(堀籠幸男君) 委員御指摘のように、東京地裁における法廷警備員の殉職事件の際には、種々補償関係の規定に不備がございまして、委員からも懇切丁寧な御示唆、御助言をいただきまして、おかげさまをもちまして昨年中に災害補償に関する特別規定、本年度には賞しゅつ金制度の整備を図ることができましたわけでございまして、改めてこの場をおかりいたしましてお礼申し上げます。
○最高裁判所長官代理者(堀籠幸男君) 委員御指摘のように、東京地裁における法廷警備員の殉職事件の際には、種々補償関係の規定に不備がございまして、委員からも懇切丁寧な御示唆、御助言をいただきまして、おかげさまをもちまして昨年中に災害補償に関する特別規定、本年度には賞しゅつ金制度の整備を図ることができましたわけでございまして、改めてこの場をおかりいたしましてお礼申し上げます。
この額はまだ決定しておりませんが、これはできるだけ厚くしたいと思っておりますし、そのほか、国家公務員災害補償法の補償の手当の充実の問題でありますとか、あるいは賞しゅつ会も、自衛官について、今までちょっと警察官あるいは消防隊員よりも劣遇しておりましたが、平成四年度では合わせて五千万円くらいまでマキシマム出せるようになりましたので、それらの点を総合的に考え、なお必要なことがあれば、各省協議の上手厚い保護
なお今回、平成四年度予算におきましては、賞しゅつの問題につきまして地方警察官との格差が指摘されておりまして、最高五千万円までは出すことを、今までは一千七百万円でございましたが、そのような措置を講じております。今後とも、隊員が自信を持ってできるようにあらゆる施策を講じなければならない、このように存じております。
また、我々といたしましては、過日ペルシャ湾における派遣の際もそうでございましたが、より一層の賞しゅつその他の問題等々、あとう限りやはりそういう地域で重要な任務を果たしていただくわけでございますので、これらはまた処遇についてきちっとした体制をつくるように努力していかなければならないと存じますが、いずれにしても、法案を成立させていただき、そして同時にその問題も解決していきたい、このように存じております。
そういうようなことを踏まえまして今回のこの制度を考えましたときに、警察表彰規則等によります殉職者の賞しゅつ金等の他制度との均衡から見ますと、現在のその三百万というのはおおむね妥当なものじゃないかというふうに考えております。
また、賞しゅつ金につきましても、この制度につきましては私どもその改善につきまして努力を続けてまいりたいと考えております。
では、どうすればよいか、私もにわかによい知恵というのはわいてはこないわけなんですけれども、例えば訓令でやっている賞しゅつ金のようなものを補強していくとか、あるいは補償金額に最低保障を定めるとか、幾つか考えられるわけであります。こうした点を含めて検討していく必要があるのじゃないかと思うんですが、そういう提案に対して防衛庁はどのようにお考えになりますか。
賞しゅつ金制度は、これら特定の高度に危険が予想される職務に従事する隊員が、一身の危険を顧みることなくその職務を遂行し、またはこれらの職務に特有の事故によりまして不幸にも殉職し、または障害の状態となった場合に、その勇敢な行為をたたえ、弔意または見舞いの意を表するとともに、平素から国のために安んじてその職務の遂行に専念し得るようにという観点から措置されているものでございます。