1984-07-19 第101回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第9号
他方では、基本的にはアメリカの財政赤字が大きいということがありますが、加えて、そういうふうに設備投資がふえてまいりますと、今までアメリカの企業が自己資金で設備資金を賄うという局面だったと思いますけれども、だんだん金融市場から金を借りて設備投資をせざるを得なくなってくるということになりますと、金融市場における資金需要圧力が強くなって金利引き上げ要因になってくる。
他方では、基本的にはアメリカの財政赤字が大きいということがありますが、加えて、そういうふうに設備投資がふえてまいりますと、今までアメリカの企業が自己資金で設備資金を賄うという局面だったと思いますけれども、だんだん金融市場から金を借りて設備投資をせざるを得なくなってくるということになりますと、金融市場における資金需要圧力が強くなって金利引き上げ要因になってくる。
これは当然国民に返すべき巨額の税の自然増収にささえられて公債削減ができたというよりは、むしろ直接的には金融界、産業界の根強い資金需要圧力によって、削減分を民間設備投資に振り向けようとする要求にこたえるものとなっているのであります。