1958-03-18 第28回国会 衆議院 社会労働委員会 第23号
その点は臨時職業訓練審議会におきましても、現状の職業訓練指導員は資質内容におきましてはなはだ程度が低い状態にある。従って今後は、新しい職業訓練法においては、この訓練に当る指導員の資質を高めるように十分配慮すべきであるというのが結論でございまして、その線に沿って私どもは法の立案に当ったつもりでございます。
その点は臨時職業訓練審議会におきましても、現状の職業訓練指導員は資質内容におきましてはなはだ程度が低い状態にある。従って今後は、新しい職業訓練法においては、この訓練に当る指導員の資質を高めるように十分配慮すべきであるというのが結論でございまして、その線に沿って私どもは法の立案に当ったつもりでございます。
しかしながらあなたが今言われたように、その後だんだんと軍関係の人々もその資質内容を高めてきた。従ってこういう免許状——をいわゆる二級普通免あるいは臨時免許状を、高等専門学校と同等としてやることも差しつかえないようになったという説明、これは私は了解できない。建前はそうじゃないでしょう。
だからただ押し寄せてきた、それを追っ払うために手段をとった、いうことを聞かなかった、法に照らして云々、しかもそれは教員の一つの資格あるいは教員として要求される資質、内容等に照してこれはけしからぬ、こう片づけてしまわれるのも一つの考え方でありましょうが、しかしまた一面それと異なった見解もわれわれは持っておるのであります。その現象的な行為がいいとか悪いとかいう論ではございません。
とすればそこに海技専門学院のいわゆる教育目的というものも、国家試験を受けさせるんだけれども、その国家試験をパスし得るだけの養成の内容を持った教育ということになれば、当然大学でやっておるそれだけのいわゆる資質内容というものを、その再教育の中で完成させていかなくちゃならぬということに、私は落ちついていくんじゃないかと思うのです。
その間に二級が存在する限りにおいては、やはり将来教員養成の機関を、大学四年ということのみならず、短期大学においても可能なのだというふうにシステムを固定化さしてしまうようなことに現状からなつて行くことを、私は非常に心配するわけでありますが、そういう弊をなくするためにここで思い切つて教員免許状を一元化して、少くとも教員たるの資格はそれだけの資質内容を今後にわたつても必要とするのだという大原則を免許制度の