1975-06-20 第75回国会 参議院 大蔵委員会公聴会 第1号
第二の付加価値税の導入に対してはどう考えるかということでございますが、私はECの付加価値税の実態調査を命ぜられてただたび調査をしました結果、最初は抵抗がございましたけれども、だんだん中身を知り、あるいは実態を知るにつれて、この税はある面では資本主義最後の税と言われておりますけれども、私は税としては非常にうまく仕組まれた税だと思います。
第二の付加価値税の導入に対してはどう考えるかということでございますが、私はECの付加価値税の実態調査を命ぜられてただたび調査をしました結果、最初は抵抗がございましたけれども、だんだん中身を知り、あるいは実態を知るにつれて、この税はある面では資本主義最後の税と言われておりますけれども、私は税としては非常にうまく仕組まれた税だと思います。
それに、付加価値税をどうするかというような問題が前に辻先生あたりからも御提起になっていられるわけですけれども、それとの関連も最終的には、木下公述人もお話しになりましたように、資本主義最後の財源は付加価値税かもしらぬ。それに手がつけばかなり税収問題も片づくのであろうが、そこに手がつかない間は現在のものをいじくって何とか間に合わせるよりほかない。
そうして共産主義から言いますというと、自由主義国家は帝国主義的だ、ことにアメリカは帝国主義だ、しかし、ソ連の考え方、共産主義の考え方から言いましても、帝国主義というのは資本主義が行き詰まって、世界に市場がなくなって、その市場を武力によって獲得するということが資本主義最後の段階としての帝国主義だと、こういうことだと思います。
これは取りも直さず資本主義最後の足掻きであるフアツシヨ化の証拠である。労働者を低賃金に縛り付け、内外独占資本に対する奉仕に憂身をやつす政府は、その反抗に対するに暴力を以て臨もうとしている。即ち十一万の予備隊、十三万の国警、自治警を以て人民を彈圧し、なお飽き足らず、その基本的人権をすら倒剥奪せんとするのである。憲法制定以来未だ五年しか経過しない今日、かかる暴挙は断じて許すことはできないのであります。
これは結局において、日来経済協力の一環として、内外独占資本の思うままに、一切の金融態勢を、資本主義最後の段階たる帝国主義態勢強化に移そうとするものであります。このために、中小企業や平和的民族産業は資金の道を閉ざされ、この結果、労働省は首切られ、失業者はますます氾濫し、大衆の窮乏と━━━は促進されるでありましよう。