1957-03-13 第26回国会 参議院 予算委員会 第9号
もはや、あなたの言うような自由経済なり、資本主義方式では、これはやっていけない段階に到達をしておる、そういうふうに私たちは考えるのでありますが、総理はいかがお考えでありますか。
もはや、あなたの言うような自由経済なり、資本主義方式では、これはやっていけない段階に到達をしておる、そういうふうに私たちは考えるのでありますが、総理はいかがお考えでありますか。
しかも、協力共同をしなければやつて行けないところに問題が残つているし、弱点が露呈し、まさに独禁法の改正は、こうした資本主義方式の矛盾をみずからの必要の前に露出したものであつて、恥も外聞もなく、みずからの生きるための要望を法的に要請したにすぎないのであります。
ソ連は社会主義方式を期待しておるかも知れないし、アメリカは資本主義方式を期待しておるかも知れない。その他、世界各国それぞれ日本の再建方式に関する期待は違いますけれども、すべての国が共通した一点は、日本の封建性打破という問題であります。このことは、国の東西を問わず、すべてが一致しておる。この要請に応えるためにも私共はこの農地改革を絶対に推進しなければならない。
生産という問題を、社會主義方式でお考えになるか、資本主義方式でお考えになるか、その根本の商工大臣の理念をお尋ねしたのであります。私は今日分配という問題よりも、まず分配すべきものを生産すべき、この生産という問題に專念すべきときでないか、かように思いますがゆえに、根本のお考えとして、生産ということと、社會主義という問題につきまして、商工大臣の根本理念をお尋ねしたのであります。
このためには、わが党の主張いたします協同組合組織の拡充によつて、資本主義方式を脱却した新しい生産樣式を打立てる必要をわれわれは強く感ずるのでございます。すでに從來の資本主義経済においても、資本と経営の分離が叫ばれ、資本の優位性は漸次後退しつつあつたのであります。
私はさらに續いてあとで申し上げますが、この生産を非常に急ぐ場合におきましては、あくまで資本主義方式でやらなければ、生産ができないと思つておるのであります。そういう觀念に關連して、日本社會黨の炭鑛の國家管理に對する御研究が、少し足りないのではないかということを感じますが、商工大臣はいかにお考えになりますか。
生産の非常に急を要する場合におきましては、あくまでも資本主義方式でいかなければならぬ。かようにわれわれは考えるのでありますが、これにつきましても、御承知のソヴィエト社會主義共和國連邦の例につきましても、現實に過去の歴史がこれを物語つておるのであります。御承知のごとくに、ケレンスキー政府を倒しました當時の社會民主黨レーニン一派がだんだん國有國營に行つた。