1949-07-21 第5回国会 衆議院 商工委員会 第27号
今それについての御解釈に、川上さんは資本主義國家の不景気とおつしやいましたか、あるいは恐慌とおつしやいましたか、そういつた言葉でこれを表わされたけでありますが、もちろんアメリカにおけるところの物價の下落がそれに影響いたしておるということも一つの原因であります。
今それについての御解釈に、川上さんは資本主義國家の不景気とおつしやいましたか、あるいは恐慌とおつしやいましたか、そういつた言葉でこれを表わされたけでありますが、もちろんアメリカにおけるところの物價の下落がそれに影響いたしておるということも一つの原因であります。
そのおもなる理由といたしましては、現在資本主義國家におきましては、独占金融資本が、もはや民主主義の仮面をかなぐり捨てまして、そうして國家の権力と、さらに官憲の力をもちまして、労働運動を彈圧する趨勢にただいまあるのであります。その顕著な事例といたしまして、昨年七月三十一日に発せられましたボ政令二〇一号及び國家公務員法の改正法律案であつたのであります。
ただ、今我々の興味を引いておりますものは、今までの資本主義國家における社会保障制度に対しまして、一つの経済機構を異にするところの社会主義的な社会保障制度の國であります。それは社会保障制度調査資料第五号のソ連邦の社会保障としまして作り上げたものであります。
明白に現在の資本主義國家は、金融資本を中心といたしますいわゆる資本家階級の國家である。從つてこの國家の内容は、一つの階級によつて独占されておるのでありますから、いわゆるその政治権力は、早晩われわれの手に頂戴しなければならぬ。社会党が連立政権に入つても、單独政権をとりましても、それによつて民主主義革命が、社会党命が完全に行われたとは言へないのであります。
言い換えますならば、取引高税の採用、創設ということは、例えば高度の臨時所得税によつて示されておりますような租税負担の平等というようなデモクラティックな要求を、大胆率直に表明することができなくなつたところの現代資本主義國家の財政政策を、最もよく端的に現わしておるものであるというべきであろうかと考えるのであります。
しかし日本のごとく後進資本主義國、民主主義の発展の遅れている國が資本主義末期段階における不況のどん底に叩き落されたときには、この不況を乘り切る途は、必然的に社会主義か共産主義以外にないと信ずるのであります。從つて各國においてこれをきらうものは、いわゆるフアシズムが出て國内に分裂を來している。
我々がこの問題を重要視するのは旧自由党総裁の吉田茂君が曾てオーストラリヤの新聞記者に向つて大資本主義國による日本の永久管理を望むという意味のことを語つたことがある。又この参議院でも、一人の議員がこれに似た意見を自由討議で述べたからである。総理大臣は経團連会長等の意見に賛成か反対か、若し反対であるならば、これと鬪う用意があるかどうか、はつきりさして貰いたい。
厖大なる資本主義國でありまするアメリカにおきましても、小規模の工業の方がより能率的で、より技術的であるというような業種が、現に五十業種あるのであります。
いろいろな論難もありますが、また一方においては非常に低い民度で、しかも後進資本主義國として先進國に追いつくために非常な努力をいたしました結果、いろんな罪はあつたにしても、ここに廢止されるに至りましては、先輩その他これに當られた各位に對して厚い同情をささげるものであります。
ソ連では御承知のように資本主義國と異つておりまして、歳出に對するパーセンテージを求めると戰爭中は千二百八十億であつたが、四十六年には七百二十億に下がり、四十七年度には六百七十億にまで下つた。なおこのほかにロシヤでは科學研究費として原子力その他の研究の費用を昨年度までは五十億ルーブル、本年度は六十五億ルーブルを計上しております。國防費は戰前はわずかに二百七十億、現在では四百七十億でございます。
後いまして個々の企業といたしましては、製品の販賣といたしのして、資本主義國家で見られるような投機的な要素は見られないのであります。すなわちソ連の企業といたしては、國家のきめております値段で原材料を買いまして、國家のきめておる値段で製品を賣るということになるわけであります。
その一つの私見を申し上げたいと思うのでありますが、わが國の中小商工業というものは、從来とても非常に大きな貢献をわが國経済発展のためになしてきたのでございますが、不幸にいたしましてわが國の経済が、いわゆる後進資本主義國なるがゆえに、これらの中小企業は往々にして大財閥、大産業のもとに、隷属的な地位に立たされてまいつたのでございます。
從つて一般の資本主義國家の經濟再轉換の問題とは大分趣きを異にするわけなのであります。しかもこのようなソ連の經濟の再轉換の問題というものは、非常に強力な國家の計畫を、その管理下において、ほぼ圓滑に急速に進められておりまして、昨年の末ごろまでには、一應その經濟再轉換というものはでき上つたように思われるのであります。
しかし少くともソヴイエトの場合におきましては、一般の資本主義國家の言つている階級はすでにないといぅ建前のもとに、スターリン憲法ができ上つたわけでありまして、ソ連邦においては現在の憲法の十二條に書いてございますように、各人は能力に應じて働いて、勞働に應じて分配を受けるということが書かれてありますように、現在においては要するに能力に應じてそれに相應した待遇を受けているということの結果として、相當程度生活
○米窪國務大臣 たびたびこの委員會で論議されたいわゆる完全雇傭、フル・エンプロイメントというものを理論通り實行に移すことができるかどうかということについて考えますと、例の資本主義國家であるアメリカのルーズヴエルトがニユー・デイールをやつた時でさえ、なおかつ三百萬の常時失業者があつたのでございます。
社會主義の計畫經濟のソヴイエトと、資本主義自由經濟のアメリカとをかりに比べてみましても、その社會主義國よりも資本主義國の方が、はるかに能率的であり、國民も仕合せしておりことは、これは事實であります。勞働者から申しましても、多くの分配にあずかり、多くの幸福な目に遭つておる。
と申しますのは、百貨店というのは、いわゆる今までの一等國以外の國におきましては、欧米資本主義國がそこへもつていつて百貨店を設置いたしまして、そして自分たちの資本、もしくはその土着資本と協同経營することによつて成り立つておるその形が、いわゆる世界の百貨店の今まである形であります。日本におきましては、欧米先進國と同様な意味における百貨店が今まで行われておつたのであります。