1954-12-02 第20回国会 参議院 予算委員会 第1号
一般会計の歳出の追加額は三百八億円であり、これに対し歳入の増加額は三億円でありまして、その差額三百五億円は、歳出の節減等により賄つたのであります。これにより、昭和二十九年度一般会計予算の総額は、歳入歳出とも九千九百九十八億円と相成るのであります。 先ず、歳出について申しますと第一は、災害復旧事業費であります。
一般会計の歳出の追加額は三百八億円であり、これに対し歳入の増加額は三億円でありまして、その差額三百五億円は、歳出の節減等により賄つたのであります。これにより、昭和二十九年度一般会計予算の総額は、歳入歳出とも九千九百九十八億円と相成るのであります。 先ず、歳出について申しますと第一は、災害復旧事業費であります。
御承知の通り、この戦争と敗戦によりまして、大企業が壊滅し、財閥は解体せられまして、終戦以後数年間というものは国税を賄つたのは殆んど中小企業者でありました。当時福井の機屋さん、或いは横浜の家具屋さん、名古屋の漬物屋さんが長者番附の最高位になつておりました。かくのごとく当時中小業者は全面的に日本の国税を、税金を負担しておつたのであります。
それで私はラジオの部面だけをとつてみますと、収支予算は二十八年度においては、放送借券を五億円出し、又長期借入金を二億一千万円借り、合計七億千万円というものは、収益によらない収入で賄つたのであります。これに対し今回の収支予算を見ますと、放送債券は発行しない。又長期借入金もやらない。全部値上げ後の受信料収入によつて賄うということになつておるのであります。
今のお話で、この前の調停を実施した場合には、七億は一般会計からもらわなければいかん、それが節約で、それはもらわなくてどうにか賄つたのだという、表面上そういうふうになつて、又同じ金額が今度の第二次補正で六億どうしても要るのだ、それはほかのほうの赤字補填のようにもとれますが、何か僅か一カ月の間に、前には七億は要らないのだ、そして何かはかの項目から今度は赤字が急に六億出て来たのだということになると、十月の
この意味において、昭和二十二年度予算も収支の均衡を標榜して編成され、昨秋における予算補正に際しても、財政需要の著しい増嵩をすべて租税と專賣益金とを中心とする普通歳入で賄つたのであります。
そこで先ほど申し上げますように、相当部分は一般收入でもつて二・八箇月分のものを賄つたのであります。一部は利用者のもので賄うということも当然じやないかと思うのであります。これがもしその点を引上げて、サイコロジカルに影響を與えるというお話でありますならば、それはもしやらないということになりますと、赤字で日本銀行から賄うという以外には方法がないのであります。
今までの経驗から見ましても、豫算通り賄つたのでは、破れガラスであり、雨の漏る天井であり、青空教室であります。それのみならず父兄への寄附の強要ということになり、子供の思想の惡化ということも起り、道義の頽廃ということも起り、由々しき社会問題となつた実情であるということを考えるときに、ここではやはり多少の裕りを以て大きな額を計上して置かねばならないと私は考えるわけであります。
既に國債につきましては、そこで金融機関が國債を持ち得るように金利水準をも変えまして、そうして大体利廻りを四分五厘くらいのものにいたしまして、そうしてこの九月には十億、それから十月に十三億を市場消化だけで賄つたのであります。十一月、十二月は國債と同じような形を復興金融債券についても実行いたすのであります。
從いましてその差引きいたしました約五十億六千二百萬圓というのが、輸出物資、輸入物資の賣拂買上げの資金の不足額でございまして、これは貿易基金十億圓竝びに資本金の方から借入金五十億圓、合計六十億圓をもつて賄つたのでございます。しかしながらこれは御指摘の通り、貿易の損益とはまつたく關係のない單に資金の出入の數字にすぎないのでございます。