1955-03-29 第22回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
われわれも最低賃銀制度をつくる、完全雇用の実現、産業の社会化なんと言っても、これはわれわれが政権を取っても、そんなにすぐにできるとは思っておりません。いわんや保守政党のもとでそういうことが行われないことはわかっておるのだが、従って、当面の対策として委員会をつくる前に、少くとも行政的にあるいは内閣が単独でできる問題があると思う。
われわれも最低賃銀制度をつくる、完全雇用の実現、産業の社会化なんと言っても、これはわれわれが政権を取っても、そんなにすぐにできるとは思っておりません。いわんや保守政党のもとでそういうことが行われないことはわかっておるのだが、従って、当面の対策として委員会をつくる前に、少くとも行政的にあるいは内閣が単独でできる問題があると思う。
のうち一、二点ちよつとお尋ねいたしたいのでありますが、先般來からの大臣の御説明によりますと、緊急増産対策要綱の中については、あらゆる手段を盡してもうすでに実施されておるように伺つておりますが、極く細かい点ですが、これは非常に労働者との間に関係のある問題ですが、「職場紀律の確立と給與制度改善」というところの(二)にございますが、「右による誠実な勤労に対しては、その熱意と効果に相應する「報酬を與えるよう賃銀制度
○國務大臣(水谷長三郎君) これはやはり下の「賃銀制度」というものに懸つて來ますので、大体企業者の責任によるものという工合に御了承を願いたいと思います。
この非常増産對策によれば、「誠實な勤勞に對しては、その熱意と効果に相應ずる報酬を與える様賃銀制度を合理化する。」という御方針を御聲明になつておりますが、具體的にはどういうふうに構想されておるか、それをお尋ねいたしたい。
それから右による誠實な勤勞に對しては、その熱意と效果に相應する報酬を與えるように賃銀制度を合理化する。この點についても今そういう研究と申しますか、準備を進めております。
それから賃銀制度の合理化という點で私が大體先程御説明申上げましたことを繰返すようでありますが、これはいわゆる生活給を含めて、更に一定の基準生産量を超えた者に對しては出來高拂いその他の能率給をそれに附加えて行こう、こういう考えで兩建で參りたい、こう考えます。
それからもう一つは、「職場基準の確立と給與制度の改善」という項の賃銀制度の合理化の問題ですが、今勞働大臣の言われました賃銀制度は、能率給を主として言われましたわけでありますが、この能率給は現在の生活保障—生活保障を或る程度認めた上でのその上にカバーされる能率給の意味であるか生活給をすべてひつくるめて能率給化するという意味であるか、一つ承りたい。