1947-11-07 第1回国会 衆議院 鉱工業委員会 第30号
また勞働條件の適正化、賃金の支拂方法の問題等のいわゆる勞働條件について、ここでデイスカスをするというふうに考えております。勞働力の保全に關しましては、あるいは勞務者用品の需要その他の配給の方法とか、あるいは坑内外における各種の施設というような事項に關する基本的なものをここで研究いたす。
また勞働條件の適正化、賃金の支拂方法の問題等のいわゆる勞働條件について、ここでデイスカスをするというふうに考えております。勞働力の保全に關しましては、あるいは勞務者用品の需要その他の配給の方法とか、あるいは坑内外における各種の施設というような事項に關する基本的なものをここで研究いたす。
たとえば賃金をいくらにせい、勞働時間は何時間にせいということを、ただちに監督上必要な命令ということで出すということは、この法律の第三條の精神、その他一般の勞働關係法規の現在の精神から言いまして、行わないというふうに考えておる次第でございます。
産業資金計画を立て、また今度の追加予算から出てきます財政資金と見合わしまして一般の資金の需給計画を立てましたゆえんのものも、また今回の追加予算におきまして特別会計、一般会計を通じてバランスをとろうといたしましたのも、野坂さんの言われましたように、建設そのものへ向つて一歩前進さそうという強い熱意からきておるのでありまして、物價に対する、貨幣に対する信用を失わせまするや、そこに價格体系を壊し、あるいは賃金
七月の初め物價体系を設定いたしましたときの一番大きな問題は、食糧危機の問題、生活困難、賃金引上げ、原價高、公定價絡の引上げ、やみ價格の上昇といつたような過程を経まして、物價と貸金とが非常に惡循環をして、インフレーションが増進する危險がありましたので、この危險も食糧の端境期における過渡的な現象であり、新しい食糧年度が始まりますならば、その面からの安定性はある程度考えられるということは予想できたのでありますが
申すまでもなく、こういうことは、もうすべて野坂君も御承知のことと思いますが、いわゆる流通秩序の確立と、日常に必要である品物が出てこない限り、いかに名目賃金を引上げても、それは結局賃金と物價の惡循環に終つて、いつまで経つても終止符を打たないということは明らかなことであります。
併しその間において採られます經濟の施策というものは、おのずと日本の經濟關係の變化、例えば貿易囘轉賃金が動いて來るとか、又それによつて日本の生産が殖え、或いは外國との關係が變つて來るというようなことによりまして、おのずと政策自体の重點も變つて参るのでありますから機構の中でその中心が自然移つて來ることもあらうかと思います。
それからこの資材その他につきましては、この九月十二日付で司令部から公定價格をもつてせよという覺書も寄せられておりますので、この線に副うて連合國側の協力をも求めまして、公定價格でもつて資材及び賃金をやつていくということにいたしておる次第であります。
そういうようなことでありますし、それから賃金等が、一日勞働させて一圓八十錢しか勞賃を與えていない。そうして三圓六十錢というものを自分は要求しなければならぬ——實は三圓六十錢やつておつたのですが、その中の相當なものを彼らの慰安會の費用として差引いておつたというようなことも事實です。
第三が勞働賃金の問題でありまして、患者の勞働に對して一日一圓八十錢しか拂つていない。患者はこれを二倍いしてくれと要求しておるというお話であります。これは先般私が現地に参りまして、患者と會見いたしました節に、この勞働賃金は患者の要求通り三圓六十錢にするのが至當であるということで、實施いたしております。
賃金について千八百円ペースを崩壊せしめるものではありません。
この点は川上さんの御意見の中にもありましたように、千八百円のベースそのものを壊して、一般の賃金水準を非常に高いところに置きまするならば、それは直ぐ追加予算そのものを崩壊さすことであり、又それだけ高い水準においてもう一遍この政府のやりました價格の改正の仕事をやるだけのことでありまして、何らの積極的なそこには意味はないのであります。
殊に多大の期待をもたれた貿易の再開、クレジツトの設定も、未だインフレ抑制の効果をあげるには至らず、一方日銀券の発行高はすでに一千六百億円を超え、年末には二千億円を突破すること必至の勢いでありまして、從つてまた現内閣が堅持せんとする千八百円の賃金水準も、未だ流通秩序の確立と生産増強の裏づけを見ないために、ようやく怪しくなつてきているのであります。
(拍手) 殊に、実情に即せざる賃金・物價の机上プラン的改訂は、資金統制の強化と相まつて、その所期いたします資本蓄積的効果を收めないのみか、生産を萎縮せしめ、一般物價の驚くべき高騰に伴うインフレとやみの飛躍的高進、勤労者生活の一層の窮迫化をもたらしたにすぎないのであつて、國民生活の安定はまさに空文化し、大衆の期待はまつたく裏切られました。
つきましては、新物價体系の確立をはかつて、これを基準といたしまして賃金のベースをつくり、やみを撲滅し、國民の協力を求めて、産業の発展に全勢力を傾倒しなければ、この危機を救うことができないという論点に私どもは立つておるのであります。この意味から、政府の立てておりまする物價体系は、やみを撲滅し、かつ産業を発展し、インフレを防止する上において最も必要なる現下の対策であると考えておる次第でございます。
すなわちこの石炭對策の非常對策と兩方にらみ合わせてやるとおつしやつておるのでありますが、そうしますと、この石炭非常増産對策要綱の第二の點でございますが、この間同僚の淵上委員からお聽きしたときには、この第二項の、「我が國經濟の實勢に鑑み、現在の物價竝びに賃金水準は飽く迄これを堅持するものとし、炭價の引上は當面之を行はない。
すなわち現在、たとえば勞賃につきまして、全國的な勞資それぞれの團體におきまして、賃金協定ができるという場合におきまして、これが實際賃金をきめます場合において、生産協議會においては、その賃金水準というものを具體化していくという方向において、これが行われていくと考えるのであります。
それ以外にも先ほど申しましたように物價の改訂、それから賃金の引上げというようなことによりまして、四百六十億の自然増收が出てまいるわけでございます。それが總計六百三十五億という收入になるのでございまするが、當初の租税收入全體が六百八十七億圓でございます。また六百三十五億を合計いたしますと千三百二十三億という巨額に達するわけでございます。
すなわち昨年二月金融緊急措置令の實施に伴い、物價、賃金の安定をはかるため物價體系が定められましたが、その後インフレーシヨンの進行により、從來の公定價格が實情に即せぬこととなりましたので、本年七月、政府は經濟緊急對策の一環といたしまして、物價と賃金との惡循環を切斷し、國際貿易の再開に備え、できる限り價格系列を整えるため、新物價體系を制定いたしましたような次第であります。
すなわち、昨年二月金融緊急措置令の実施に伴い、物價・賃金の安定をはかるため物價体系が定められましたが、その後インフレーションの進行により、從來の公定價格が実情に即せぬこととなりましたので、本年七月、政府は経済緊急対策の一環といたしまして、物價と賃金との惡循環を切断し、國際貿易の再開に備え、できる限り價格系列を整えるため新物價体系を制定いたしましたような次第であります。
從つて、政府は千八百円賃金ベースを堅持せられるといたしましても、現実において勤労階級は七、八、九の三箇月において多大な赤字を出しているのであります。一應千八百円ベースとは別に、政府はこの赤字の補填策に対しまして考慮するの必要ありと私は信ずるのでありますが、政府の見解はいかがでありますか。
しからばどういうようにするかというと、今申し上げましたように、他の官公職員との比例もございますから、特にこの病院だけの人々の待遇改善ということは、これは政府として大いに考えなければなりませんので、そういう人に對しましては、たとえば他の方法によつて待遇の實を上げる、世にいわゆる實質賃金——給與形式がそうであるけれども、實際上收入の面から考えれば、こういう方法によつてこれらの人の生活を幾分でも緩和しようというようなことを
○栗山良夫君 今の場合は賃金のようなものは大体基準法によりまして一定の枠ができておる。ところが、こういうような特殊労働に就く人は、賃金の問題は勿論重要でありますけれども、その他に作業用のいろいろな福利施設或いは精神的な福利施設、そういつたものが特別に講ぜられないと、安んじて職業に就けない。
○政府委員(浦島喜久衞君) 全逓が要求を出しておりまする二千四百カロリーを基礎とした最低賃金制度の確立でありますが、これは二千四百カロリーを、各地域々々の組合としましては、先ず適正物價というものを求めましてこの二千四百カロリーが得られるだけの金を取るだけにするならば、どれくらいの賃金が要るか。こういうのを各地域々々が要求しております。
○政府委員(浦島喜久衞君) いいえ、二千四百カロリーのあの賃金だけでございます。これはほんの大ざつぱでありまして、これは私の方だけで一應目の予算で計算した金であります。これは更に要る金でありまして、現在の千八百円ベース以外に更にこれだけの増加を要するものであります。
例えて申しまするならば、独立採算を取るまでには一定必要なる賃金を、止むを得ない事態に立到つた場合には國会はこれを承認して頂かなかつたならば、或いはその面においての赤字公債の発行、つまりこれを助成すべきところの、財源を補填して頂かなければ企業の独立的な経営というものは成り立つて行かないのであります。
殊に官公吏の俸給賃金というものが、一般私企業の労務者の賃金よりも概して劣惡であるというような点については、これは新聞論調におきましてももうすでに國民的な輿論にもなつて來ておるように私は察知しておりまするが、かような状態の下に六十万の從業員の、これは各職階級の面におきましても、非常に混乱した面が確かにあることも察知しておるわけでありまするが、この問題を早く解決しなくては、いわゆる今後の國鉄再建の上についても
○平井(富)政府委員 御指摘のように、石炭生産の計畫を立てます基準になります資金資材、あるいは炭鑛の關係、賃金の取扱い等につきまして、これを中央で決定して、各地方に通達をいたす次第であります。石炭局長はこれをさらにその地區別の特性、あるいは山別の特性に應じまして、でき得る限り具體的な指示をしてまいりたいという意味におきまして、石炭局長がきめる。
この災害復興工事の計畫は、昭和二十二年度において、目下運輸省の直轄工事として極力復舊工事がなされつつありますものの、本年度豫算はわずかに四百萬圓にすぎないために、當今の物價賃金の暴騰によりまして、當初の計畫の一部しか實現ができない有樣であります。
この法案を讀みまして、實はこの法案になぜ盛られなかつたかと思うのでありますが、管理をすることになりますれば、どうしても勞働問題とか、殊に管理に必要な賃金の問題は、相當重要な問題であると思うのであります。こういう問題を切り離して管理の方式案を考えてみても、それは空論のように思うのであります。
しかもその中の食わせろという問題は、これはなかなかわれわれも考えなければならない問題ですが、これに對しては、この要綱にも書いてありますが、賃金制度を合理化する。こういうような御指導を願えれば、ある程度いけるのではないか、働いた人が正當の報酬を受けるというぐあいにいけば、働いただけの報酬を受けるというふうになれば、これは増産の方にもつていけるのではないかと思います。
新聞紙上によりますと、中央労働委員会におきましても相当活發な論議が鬪わせられておると思うのでありますが、その場合に千八百円問題と関連いたしまして、國有鉄道のように多数の職員を持つておらるる所におきましては、労働賃金の問題は大きな一つの要素をなしておるということは、私から申上げるまでもありませんが、これらに対して如何なる対策をお採りになつておるか、又國有鉄道関係の労働組合との間において、どういう交渉が
伊能繁次郎君) 只今お尋ねの最近における國有鉄道の労働事情につきましてお尋ねがございましたが、新聞紙上等で予ねて御承知かと存じますが、現在私共中央において処理をいたしておりますものは、國鉄労働組合本部から中央労働委員会に対しまして、先般來経営協議会において、話合もつきませんでした團体協約の関係並びに一月から六月における赤字の補填の問題、並びに物價安定を基礎とする二千四百カロリー攝取を條件といたしまする最低賃金
○植竹春彦君 今の長官のお話中にございました配置轉換の大体人員、それから数字、もう一つは過剩人員の整理の数字、それからそれに対する金額、つまり賃金、計算上の金額、その二つの点を長官にでも承りたいと思います。
事實本年の上半期の末ごろにおきましては、このようなアメリカの大衆購買力の減退の事實が現われてきておるのでありまして、實質賃金の低下あるいは一般の國民貯蓄の減少ということもその例でありますし、また工業生産物に對しますところの新規注文高も、本年の第ニ・四半期は第一・四半期に比べて、金額においても減少し、またその量においても、本年の第ニ・四半期は一箇年前に比して一四%も低いという、警告すべき材料が現われておるのであります
それを通過すれば、この前淵上君も言つておつて非常によいと思つたのは、ソヴエイトの例を引いて、基準量以外は賃金は二倍になるとか、三倍になるとか、これも一つの參考になる考え方でございますが、實質的に石炭を三千萬トン、四千萬トン掘らなければなりませんから、具體的に裏づけをする意味で、この際勞働者の一人當りの基準量というものの責任の明確化、これは法案で規定するのは、あるいは法律技術上どうかと思うかもしれませんが
私はまだ炭價の問題、あるいは賃金の問題について、もう少し掘り下げて伺いたいつもりであります。あるいはすでに資料の提出を願つております炭住の問題についても、あるいは陸運、海運に關する現在の輸送状況竝びにこれが改善方策についてもお伺いしたい。その他にもお伺いしたいことがあります。
○淵上委員 現在の千八百圓ベースという問題につきまして、しきりに政府でも研究され、また世間でも研究され、國會でも研究されておるのでありますが、御承知のように、勞働組合側から賃金値上の要求があるので、今度の要求は、たとえば坑内夫について考えますと、間接費四千八百二十五圓、直接費が六千二百七十圓、これをかりに平均いたしますと、五千五百五十圓でありますが、これに三五%の税金を課せられれば七千四百九十二圓五十錢
○水谷國務大臣 私の言葉が惡かつたのかどうかわかりませんが、現在の炭價に影響せない範圍においてということを申し上げたのでありまして、勞働賃金の引上げによつて、また炭價を引上げるというようなことは、申したはずはないのでございます。
○水谷國務大臣 前にも繰返して申し上げました通り、炭價の問題が經營者側にとつては、非常な重大な問題であるとともに、勞働賃金の問題が、勞働組合側に對して非常に重大な問題であることは繰返し述べた通りでございますが、われわれといたしましては、今和田安本長官が申されましたように、炭價というものは、當面かえる考えをもつておりません。
○和田國務大臣 私は増産に對します考え方で、少し御意見を異にしておるわけでありまして、ただ炭價をどんどんかえていつて、賃金を自由に上げていく、炭價をまた上げていく。こういうことが、このインフレーシヨンにおいてつくならば、増産がいくというような簡單なものではないのであります。