1993-06-07 第126回国会 参議院 予算委員会 第19号
先般のOECD閣僚理事会でのベンツェン米財務長官の演説の中で、日本の貿易が世界の経済の成長を妨げていると名指しで日本の貿易黒字拡大を批判した上で、幸いにも日本は唯一財政面で余裕がある、このように語りながら、強い調子で黒字削減と景気拡大策を求めたと伝えられているのでありますが、会議の内容はどのようであったのかまた、アメリカでは貿易不均衡の是正策として目標値を設定してというような管理貿易的な手法によりまして
先般のOECD閣僚理事会でのベンツェン米財務長官の演説の中で、日本の貿易が世界の経済の成長を妨げていると名指しで日本の貿易黒字拡大を批判した上で、幸いにも日本は唯一財政面で余裕がある、このように語りながら、強い調子で黒字削減と景気拡大策を求めたと伝えられているのでありますが、会議の内容はどのようであったのかまた、アメリカでは貿易不均衡の是正策として目標値を設定してというような管理貿易的な手法によりまして
しかしながら、ことしに入りまして、通関統計円ペースでの対米貿易黒字は、八七年一-七月で対前年同期比一〇・七%減と大幅に減少しておりまして、ドルベースでも貿易黒字拡大傾向は頭打ちになりつつございます。 今後ともこうした為替レート調整の効果が我が国の内需拡大、輸入拡大の推進、米国の財政赤字削減努力等々と相まって、日米間の貿易不均衡是正に一層好ましい影響を与えるものと期待いたしております。
○矢原秀男君 一つ内需拡大の意義と役割について申し述べます、 現在の貿易黒字拡大は、マクロ的に見るならば、国内の投資不足が海外への投資超過となってあらわれたものであり、六十一年度の貿易収支黒字額が約千億ドルを超え、経常収支黒字が約九百四十億ドルに達している。速報値でございます。
我が国の輸出保険制度は、世界最大の引き受け規模を誇り、また最も低率の保険料率となっていますが、この恵まれた制度が大企業による貿易黒字拡大の支援策となってきたことは質疑の中でも明らかにしたところであります。 本改正案は、大企業のリスク負担をさらに軽減しようとするものでありますから、日本の大企業の多国籍企業としての繁栄を支援するものと言わざるを得ないのであります。
貿易黒字拡大の原因については、それは米国の財政赤字が大きいから、したがって高金利で、それがドル高に影響して、かなり長い間ドル高であった。あるいは八四年のアメリカの景気がよくて、どんどん輸入されたというようなこと等々もございますから、一義的にこの石油の問題だけで論ずるという立場にはございませんが、今おっしゃいましたように貿易黒字の大きな要素になっておるということは私も十分認めます。
○説明員(奈須俊和君) 通産省といたしましては、ただいまの貿易黒字拡大という問題に対処しますために一つの重要な対策としまして工業製品の輸入促進ということが重要かと思います。こういうことを通じて拡大均衡を達成していくべきではないかと思っております。こういう目的のために、私どもとしましては次のようなことを考えております。 第一に、産業界に対しまして製品等の輸入促進の努力を要請したいと思っております。
しかし一方、基礎研究でございますとか、なかんずくそれが中小企業に関係する問題等々の問題についてはそれなりの措置を、国際的に見ても、いわゆる貿易黒字拡大のための故意な施策でないという範疇のものは、やはりその都度対応していかなければならぬという考え方でございます。