1952-06-14 第13回国会 衆議院 外務委員会 第34号
これで結ばれた貿易協定というものと、今まで司令部の管轄下に置かれた貿易協定というものとは、どういう違いがそこに出て来るか、今度はこの第二條による貿易條約または協定は、当然憲法に従つて国会の承認を経ることになりますけれども、ただいまの局長の答弁は、それは法律的にはそういうことが言えるかもしれませんが、政治的に考えますと、独立が実現した今日、あらためて国会の承認を得る方がよいのではないか、そういうふうに
これで結ばれた貿易協定というものと、今まで司令部の管轄下に置かれた貿易協定というものとは、どういう違いがそこに出て来るか、今度はこの第二條による貿易條約または協定は、当然憲法に従つて国会の承認を経ることになりますけれども、ただいまの局長の答弁は、それは法律的にはそういうことが言えるかもしれませんが、政治的に考えますと、独立が実現した今日、あらためて国会の承認を得る方がよいのではないか、そういうふうに
○並木委員 通商航海あるいは通商貿易條約というようなものについては、私たちとしては一番関心の深いのは最恵国約款の問題でございます。米国との間では、まず最恵国約款というものは間違いなく与えられるものと了解していいでしようか、どうか。
而もかかる輸入の困難の原因は、もとより貿易條件その他いろいろな困難の事情に原因がございましようが、主たる原因は現在の日本におきまする船舶、殊に外航船舶の不足による輸送力の減少貧困によるものであるのであります。戰前におきましては、御承知の通り我が国といたしましては六百三十万総トンの船舶を保有いたしまして、世界第三位であります。
即ち工業及び農業の基礎投資を拡大し、雇用の増大を基本方針とし、このため予算の国債償還分を直接投資に廻し、金融な計画化し、社会化する等の財政金融政策を確立し、又貿易條件の改善等によつて輸出の振興を図り、雇用を増大すべきであります。
また台湾の一部のものという御指摘でありますが、これは現在中国というものを対象としたエスクロー・バーター・システム決済協定というものもあるわけでありまして、これも正常な貿易條件によつてなされることについては、とかくな干渉もできないし、また誘導するということも、現在政府ではいたしておらないのであります。その点御了承をいただきたいのであります。
又一方、外国との貿易條件も、本年の一月からCIF輸出、FOB輸入取引が実施されることに相成つておるのであります。かような事態におきまして、外航配給に関する本決議案の上程されましたことは、誠に時宜に適した措置と存ずる次第であります。
○苫米地(英)委員 私は、この西ヨーロツパのやみ相場というものを考慮して、それを基準として、ドル地域と比較研究しれ上で、その輸入先というものを決定して行く方がよいのではないか、こんなような思想を持つておりますが、この問題はそれだけにいたしまして、次に貿易條件の改善という問題についてお伺いいたしたいと思うのであります。
○青木国務大臣 貿易條件等につきまして、いろいろと理想的な問題を提起されておりますが、たとえば商務官を派遣する、そういう場合において、どういうところから出て行くというような問題でありますが、すでに一部分は通産省とそれらの関係者が出て行くというようなことも行われておりますし、また今後とも民間の商社等が逐次海外へ出て行く、すでに一部分は出て行つてもおるというような状況であります。
貿易條件の改革ということを言つておられますが、どういうことをさすのか、輸出CIF輸入FOBさすのか、あるいは商務官の問題なども聞いておりますが、実際問題はどうなつておりますか。貿易條件改善の具体的な見通し、お考えを承つておきたいと思います。
第二に、貿易條件の改善を図ることが刻下の喫緊事であります。すでに昨年来、連合諸国の好意により、或いは外貨保留制度の運用等によりまして、貿易関係者の海外渡航は相当件数に上つており、いわゆる「めくら」貿易の打開に貢献しておりますると共に、昨年秋にはフロア・プライス制度が撤廃になり、又本年一月からCIF輸出、FOB輸入取引も実施されることになり、大いに取引條件の改善が期待されることになつたのであります。
最近、輸出入共に管理貿易より民間の自由貿易に移行せしめておりまするが、尚、他面、通商協定、海外渡航、政府出先機関、商社の支店設置、船舶の増加に伴う可及的自国船による通商等、貿易條件の改善に力をいたしております。 食糧問題は著しく好転いたしておりますが、政府は、能う限り国内食糧を増産いたしまして、自給度の向上を図るべき根本方針を飽くまでもこれを堅持いたしたいと思つておるのであります。
第二に、貿易條件の改善をはかることが刻下の喫緊出であります。すでに昨年来、連合諸国の好意により、あるいは外貨保留制度の運用等によりまして、貿易関係者の海外渡航は相当件数に上り、いわゆるめくら貿易の打開に貢献しておりまするとともに、昨年秋にはフロア・プライス制度が撤廃になり、また本年一月からCIF輸出、FOB輸入取引も実施されることになり、大いに取引條件の改善が期待されることになつたのであります。
もちろんこれが戰前のようにどこの国にも自由に行けるし、またその貿易條件も、戦前のように非常に楽な貿易條件でできるということになれば、なおそれに越したことはないと想います。その点はわれわれとしても、さらにどんどん業者が行けるようになることは希望しております。ある程度の制限があることは、戰後はやむを得ない。ある国では日本の業者を入れないという国も、まだ相当あります。
そうでなくしてただ貿易が今まで貿易條件その他については、日本の場合は自主性がない。今まで殆んどGHQにおいて管理されておつたものを日本側に移して行く。その自主性を回復するという点において、貿易は一種の自主性を回復するというのであるか。
○内村清次君 その次に貿易の点についてちよつとお尋ねしたいのですが、これは大蔵大臣としても必要と思いますが、現在の貿易不振の点から、又滯貨が一千億もあるというようなこういうような状態を是正して行く上について特に必要なことは、不等価交換の是正がなされて行かなければならないというような点が考えられますが、とに角首切り、合理化ばかりでこの貿易條件を改善して行くというようなことではこの打開はできない。
最後に、国際收支均衡と国内農業生産力向上の問題について質したいと思いますが、政府は産業の合理化及び貿易條件の改善によつて公正な競争力の培養を考えているというが、現在までの輸入貿易の実情では、食糧輸入が支出の大宗をなくしております。従つて国際收支の均衡上、国内農業生産力向上のため、一段の予算的並びに金融的努力をなすべき理由があると思うのであります。
をいたしたのでありまするが、我が国の現状から輸入が輸出の二倍にも達しておる、この際に、従来の貿易と異なりまして自主的の貿易が活溌に再開せられようとする際、我が国の主要貿易のお得意先が主としてポンド地域であり、政府の高唱するところの企業合理化によるところのコストの切下げには限度があり、すでに三百六十円レート設定の際にその合理化が強制せられたので、その余地がないのではないかと思われるのでありまするが、コストの切下げや貿易條件
よつて政府はすでにしばしば言明したように、飽くまでも現在の為替レートを変えないという根本的な方針の下に、産業の合理化を積極的に推進すると共に、各種の貿易條件の改善に努め、以て公正な競争力の培養を図ることが当面最も必要なことであると考えておる次第でございます。 以上今回の補正予算案につきまして御説明申上げたのでありまするが、何とぞ御審議の上速かに御賛成あらんことをお願いいたします。(拍手)
よつて政府は、すでにしばしば言明したように、あくまでも現在の為替レートをかえないという根本的な方針のもとに、産業の合理化を積極的に推進するとともに、各種の貿易條件の改善に努め、もつて公正な競争力の培養をはかることが当面最も必要なことであると信ずる次第でございます。(拍手) 以上、今回の補正予算案について御説明申し上げたのでありますが、何とぞ御審議の上すみやかにご賛成あらんことをお願いいたします。
貿易條件の改善につきましては、すでに質問者の山手さんから自分でおこたえがあつたようでありますが、船をまず日本の船にすること、運賃も保険料も円建にすること、特に東洋地域におきまして最恵国の待遇を與えられたいこと、かような六條件をもつて交渉いたしましてそのうち許されたものがあり、許されないものがある、かような段階になつておりまして、先ほどもお話のありました中にポンドの切下げに対しまする対策を怠つておるやの
幸いにも過般総司令部当局より、円の切下げ問題について、あるいは貿易手続、貿易條件の簡素化に関しまして、きわめて適切なる御指示があつたのでありまして、この点われわれも御同慶の至りに存じておるのでありまするけれども、決してかくのごとき問題によつて日本の貿易が将来晏如として楽観できるものとは考えられないのであります。
ですからその貿易條件の改善ということは、ちよつとぐらい為替を切下げるということよりも余程大きな効果があるわけです。そういう効果は占領下の日本としては止むを得ないことではありますけれども、打つべき手は非常にある。それを例えば條件が十あるうち三つなり四つなり打開ができれば、円を二割や三割切下げたよりもずつと大きな効果がある。こういうわけです。
尚、貿易手続の簡素化を行い、民間貿易の拡大を図り、正常貿易の復帰に努めておりますと共に、輸出市場の積極的開拓及び貿易條件の改善等、対外的関係の調整を懇請いたしておる次第であります。