1997-06-11 第140回国会 衆議院 外務委員会 第19号
まず、両国間の貿易を進めていく上で、かねてから民間の貿易債務の問題が大きなネックになっておりました。これがこの秋には最終的に解決する、今、あと一億数千万ドルぐらいの問題が未解決でございますが、そういった意向がロシア側から表明されました。
まず、両国間の貿易を進めていく上で、かねてから民間の貿易債務の問題が大きなネックになっておりました。これがこの秋には最終的に解決する、今、あと一億数千万ドルぐらいの問題が未解決でございますが、そういった意向がロシア側から表明されました。
例えば北朝鮮の対日貿易債務でございますが、我が国の民間債権は、九五年春の時点で元利合計が約八百八十億円に達しているはずであります。そして、この八百 八十億円でございますけれども、一九八三年のラングーン事件がございましたね。
と申しますのは、日本が前々から向うへ貿易債権を何とか解決するようにというような申し入れをいたしましたにもかかわらず、一九五四年以来、いつでも向うから答えられていたことは、手持ち外貨の不足という理由で貿易債務の決済を、いつでも対日賠償と結びつけて答えてきた、こういうふうな経緯から見ましても、それからまた昭和三十一年の九月に、日本が正式提案として二億五千万ドルの賠償を提案いたしましたときにも、それに応じておらなかったわけでございます