1948-07-03 第2回国会 衆議院 商業委員会 第16号
かかる観点より見る時、御趣旨の実現を図ることはきわめて緊要なことと考えられるが、現在まで外車の輸入は全然許可されず、貿易代表團用としても國産車でまかなつている状況にすらあるので、現状においては即急なる実現は困難と思われる。
かかる観点より見る時、御趣旨の実現を図ることはきわめて緊要なことと考えられるが、現在まで外車の輸入は全然許可されず、貿易代表團用としても國産車でまかなつている状況にすらあるので、現状においては即急なる実現は困難と思われる。
さらに委員が、今後の民間貿易の見透しについて質しましたところ、政府より、制限附民間貿易が九月一日に開始せられてから九月二十五日までの実情は、契約の承認を司令部より受けたものが、輸出金額にして約九十万ドル、件数にして約七十数件であつて、大したものではないが、これは今回の民間貿易代表團が大部分アメリカの方々である関係上、日本商品が必ずしもアメリカに向いていると言えないためであるが、代表團の意見によれば、
中國の貿易代表團の方々も近く見えるように聞いておりますので、必ずしも中國が日本品をすべて買わないということにはならぬものと考えております。
現在までに參りました外國貿易代表團の買われました品物は、今お話の通り大體現在ございまするストツクが中心をなしておりまして、將來の先物については、あまりまだ賣買契約はできておらぬのでございます。
從つてそのできまする金額にも制限があるのみならず、こちらへ参つております貿易代表團の人の目的は、只今日本にある乏しいストックを買うて帰るというよりも、むしろこちらへ参りまして戰前の取引関係を回復したり、新らしい取引先を決めたりというような、今後の貿易の途を拓いて行くということに彼等の目的の主眼があるようでありますので、九月一日以後にできました契約の金高は必ずしも多くないのでありまするけれども、その金額
それで現在までの程度からみますと、その金額は必ずしも非常に多いというわけにはまいりませんが、これは今日までにまいりました民間貿易代表團は大體においてアメリカの方が大部分であります關係上、日本商品が品質その他よりいたしまして、必ずしもアメリカに向いておるというようなことが申せないような實情からいたしまして、必ずしも多額に上つたということは言えないと存じます。
○永井政府委員 ただいま來ております貿易代表團というものの性質は、今申した通り大體政府對政府の貿易に殘された以外の、個人取引に任されましたカン詰であるとか、あるいはセルロイドであるとか、陶器であるとかの、ごく限られたる雑貨であります。それらのしかも來ました人數は百人を超えておるのでありますけれども、殘念ながら商工業全般の權威ある人々がその中に網羅されておるとは思いません。
從いまして實際上輸出品を斡旋して價格ということは必ずしも言いがたいよあな價格で買上げをしておつたのでありますが、今度貿易代表團が來朝せられまして、いろいろな品物について取引が始まりますというと、こういう價格では到底良い品物を輸出するわけに參らんということで、このいわゆる民間貿易の再開を機會にしまして、輸出品の價格を本當に契約のできた品物にふさわしい價格を設定するという意味におきまして、近く物價廳の中
更に貿易関係業者の方方に対しましては、今般の貿易再開が、日本人及び日本商品の眞價を世界に拡める絶好の機会であることをば十分御認識せられまして、海外貿易代表團を迎えるに当りましては徒らに競爭し合うことなく、品位と誠意を以て接し、良質且つ誠実の籠つた輸出品を提供して下さいまして、この際我が國商品の高い声價を示す礎を築いて頂きたいのでございます。
司令部におかれても、この点をよく認識されまして、本年一月二日、商業通信の制限を一部解除され、さらに今般諸外國から四百人の貿易代表團を迎えまして、直接商談を行うことを許可されましたことは、まことに喜ばしいことでございまして、この結果わが國輸出関係者といたしましては、外國市場の状況、流行、意匠の変遷等がはつきりわかりまして、何をどのようにつくり、どこへ向ければ一番よく賣れるかという見当がつくわけでございまして
○水谷國務大臣 ただいまの御趣旨は、こちらの方としても考えておりまして、その貿易代表團の應接委員會は、單に役所だけではないのでございまして、新聞關係あるいは放送関係、その他民間團體の方もみなはいつていただきまして、商工省の原案といたしますところはできれば國會議員の方もそれにはいつていただくという原案をもつたのですが、こういうような委員會に國會議員が入ることが非常にむずかしくなつておりますので、その點
○水谷國務大臣 ただいまの御質問ですが、直接の御答辯になるかどうかはわかりませんですが、このたび民間貿易使節團を迎えるにあたりまして商工省では貿易代表團應接委員會というものを設立いたしました。
それで今般の貿易代表團の來朝の趣旨は、先ほど申し上げました通り、日本の輸出貿易の促進ということが主眼でありまするが、それ以外にも輸出商談の傍ら、日本の各地の觀光をしていただきたいということになつておりまして、この點につきましても、先般御説明申し上げました外国貿易團應接委員會に、觀光部會というのをつくりまして、それぞれ専門家に御協議をお願いをいたしたいと存じておるような次第でございます。
今度の外國の貿易代表團は、そういう意味におきまして商談を主としてやられるのでございますが、しかし日本の國内の觀光等をしてもいいという状態になつておりまするので、われわれといたしては、この機會に大いにその方面の觀光を願い、また日本の文化も大いに紹介いたしまして、平和日本のほんとうの姿を、今度來られる業者の方々に紹介をいたし、そうして國に歸られたならば、これを大いに宣傳をしてもらつて、ほんとうの日本の姿
即ち伊東さんも御承知の通りに、外國貿易代表團を迎えまして、近くいわゆる対日民間貿易が開始されることになつておりまするが、これは管理貿易の中で、商談が互いに民間業者相互の間に一定の制限の下に行われるということでございまして、眞の意味の貿易再開は講和会談後に初めて期待し得ると思う次第でございます。
既に御承知の通り外國貿易代表團を迎えまして、近くいわゆる対日民間貿易が開始されるのでございますが、これは管理貿易の中で、商談が彼我民間業者相互の間に一定の制限の下に行われるということでございまして、眞の意味の貿易再開は講和会議の後に初めて期待し得ると思うのでございます。