1947-08-26 第1回国会 参議院 財政及び金融委員会 第14号
加えて近時續々と設立を見ることになりました各種の公團の所要資金は、貿易公團を除きましてすべて復興金融金庫から融資することになつておりまするために、最近におきましては、復興金融金庫に對する産業界の依存の傾向は極めて著しいものがあるような次第であります。
加えて近時續々と設立を見ることになりました各種の公團の所要資金は、貿易公團を除きましてすべて復興金融金庫から融資することになつておりまするために、最近におきましては、復興金融金庫に對する産業界の依存の傾向は極めて著しいものがあるような次第であります。
幸いに食糧も一應端境の見透しも付きまして、それから國際貿易參加の第一段階にも入りましたのであります。この預金の増強、それの基をなすところの物價の安定、又更にそれの基をなすところの生産の増強と、それから通貨の現正、そのための健全財政、健全金融ということを強力にやるべき絶好の機會が正に到來したというふうに考えておるのであります。
そこで瀬戸市長を初め附近の町村長が連署をいたしまして、この請願をしたのでありますが、この施設をしない場合はひとり瀬戸地方の惨害のみならず、先ほど申し上げましたように、名古屋市あるいは名古屋港にまで大きな影響を及ぼすものであり、さらにまた最近再開されました貿易の關係で、陶磁器産業は國ないにおいてすべての資源を賄い得る唯一の貿易産業として重視されておりますが、かような貿易産業、陶磁器産業が壊滅するようなおそれが
ところがこの訓令式のローマ字が全然國際性がない、國際的な適應性が非常に乏しいのでありまして、今、日本が當面いたしております、たとえば貿易再開の場合におきましても、このローマ字のために非常な不安が起つておる。また將來日本が國際社会へ文化國家として復歸いたしまする場合におきましても、非常な障害になりはせぬかというふうなこともあるのであります。
貿易再開後において、我が國の農業は海外から少からざる影響を受け、又依然として農業の生産性が低位なままに止まりますならば、農産物の相對的高値によつて經濟全般を支持する上に困難を來すことは豫想せられるのでございます。
つまり先程の提案理由の御説明の中には、日本の農業が將來貿易等によつて新らしい危機を含むというようなことは、少くとも昔のような形で再現されるとは思わないと説かれておると思うのであります。確かに私共も農業恐慌が今直ちに日本に襲來するというような短兵急な考え方は持つておりません。
次に委員より、近く貿易が再開されると、外国商社が日本に進出し、保險業務を取扱う会社も相当出てくると思うが、わが國のように保險業と銀行業とを別々に分離していたのでは、その維持経営形態などが相当苦しくなつてくるのではないかと思うがいかんとの質問に対し、政府より、われわれとしては金融機関再建整備法を著々実行し、不良な資産をすべて洗つて、すつきりした形の金融機関を再建し、金融機関のコストを極力切り詰め、コスト
○高瀬荘太郎君 この間の新聞で見ますと、水谷商工大臣は衆議院の委員會で、三年後には貿易がバランスする。こう言つておられますが、貿易廳で大體そういう御計畫がありますかどうか、それを伺いたい。
○高瀬荘太郎君 それからもう一つ伺つておきたいのですけれど、貿易廳が直接の相手になつておやりになつておられるのですが、假りに貿易廳も許可して出した品物につきまして、向うに著いてからクレームが落ちることがあると思いますが、そのクレームについてはやはり貿易廳が責任を負われますか。こちらの輸出業者が直接責任を負われますか。その點どうなりましようか。
いわんや、今貿易によるところの話が出ました。貿易再開により足らない資材を貿易によつて得るという、かような言葉を承つたが、これも私ははなはだ當を得ない説ではなかろうかと考えられるのでありまして、貿易なるものは結局鐵道の勞働能率を高めて黒字に轉じたものによつてのみ得られる權利である。赤字において事業を維持するというがごときことは不可能と私は考えるのである。
尚當時、商工省に商工大臣の諮問機關として存在しております貿易物資の配分委員會、これは官制にも決めてありますが、これの機械部會というものの開催を見まして、そこでも附議されまして、その使用方針を決定されたのでございます。
これらの船舶の中、不法入國や密貿易等の犯罪に供されましたことの明らかなものは、連合軍指令に基くポツダム勅令即ち不法入國については勅令第三百十一號、密貿易については勅令第二百七十七號がありますが、これによりまして、それぞれ處分されておるのであります。ところが、これらの勅令の公布以前、殊に終戰直後混亂の中に日本に到著したもの、これが約百五十隻程度あるものと推定されております。
これも大體五年間に六十萬キロぐらいの出力の確保を是非圖りたいと考えておるのでありますが、今のような需要の状況から行きますと、家庭用の需要がうまくコントロールされない限り、この程度の需要でありますと、今後日本の貿易の復興、或いは産業の復興に應ずるような電力は、なかなかむずかしい點があるのじやないかということを心配いたしておるわけであります。まあこういうふうな開發をする。
そこでこれをどうしても必要最小限度確保するためには、貿易計畫を遂行する上に最小限度確保するためには、一般に市販にしては重點的に使うことはできないから統制にしろ、こういう意味でございます。
後段の貿易囘轉基金の設定に伴うクレジツトの問題でありますが、これも私が學問的に申し上げた點が、あるいは説明の不十分をきたしたのではないかと存じます。
○小坂政府委員 ただいまの貿易資金特別會計に關する御質問はまことにごもつともでありまして、實はこれに止まりませんで、政府が支拂うべくお約束したもので、まだ支拂いの遲れておるものが他にもいろいろあるのであります。その總額は相當の額に上つておりまして、たしか百二十億圓くらいであつたかと思います。これを目下のところ至急に清算してお拂いするように。
御承知のように貿易資金特別會計というのがございまして、貿易廳はあれでもつて輸出品の引取りをして金を拂つておるのであります。ところが最近貿易再開で華々しくいこうというときにあたりまして、第一・四半期の豫算がなくなつてしまつたということでございましよう。品物は取りながら、すでに一箇月以上も金を拂つておらないのであります。
○石原登君 最後に一つ、これは私の希望でありますが、これからおそらく貿易庁において起る摩擦を想像しますとき、新しく貿易を開始しようという希望の人と、それからこれまで貿易をやつておつた人とのいわゆるあつれき、このあつれきの間に、いわゆる官僚のあり方の印象がよほど影響するのではないかと思われます。
○新井政府委員 協同組合でも貿易業者になれるかというお話でありますが、協同組合でも適当なものにつきましては貿易業者になれます。貿易業者と申しては語弊がありますが、法律に許される範囲内におきまして、貿易公団の相手方になると思います。
しかるにその審査会の内容の中に、自由価格品の買上価格の決定は貿易庁でやるということになつております。そうすると物価庁の中にこの審査会があり、そうして自由価格品は貿易庁の決定によるというこの点につきまして、なぜ物価庁がこの価格審査会をやらなければならないかということをお聴きしたいのと、自由価格品の買上価格の決定が特に貿易庁にどうしていつたのか。
先ほど政務次官の、新しい貿易再開かり端緒を得るところの資材そのものについても考慮を拂われて、復興のためには、消極的には現状維持のために十分なる計畫を進めていただきたいと私は切にお願いする。
萬やむを得ない場合には、今後の貿易上の面において必要量の輸入を見ました上においての鐵を割愛願つてでもこれを増強いたして、この安全なるまた一定量の計畫せるところの輸送力を確保いたしていくことが、私は現在の鐵道を救うゆえんでもあり、またかくするより最後の手段は途がないのではないかと思います。これは率直にお答え申し上げておきます。
これらの船舶のうち、不法入國や密貿易等犯罪に供されたことの明らかなるものは、連合軍指令に基くポツダム勅令、すなわち不法入國については勅令第三百十一號、密貿易については、勅令第二百七十七號があります。これによりましてそれぞれ處分されているのでありますが、これらの勅令の公布以前、殊に終戰直後、混亂のうちに日本に到着したものが百五十隻程度あるものと推定されます。
貧弱な日本の資源を、自給自足的にどういうようにしてバランスをとつて使うかということがその課題であつたのでありますが、最近制限的な貿易の再開のもとにおいて、ある程度廣域経済というか、コストを比較してみて安い物を入れて、能率的に國民経済を開放的に運営していく、こういう方向に日本國民経済の統制方式は徐々に変らなければならないと信じます。
かく考えますならば、飜つて都市行政におきましても、都市におきましては商工業を中心とする、殊に貿易再開の今日におきましては、軽工業あるいは商業の発展というものは、わが國の將來における大なる期待をもち得るものだと考えるのであります。從つて私どもは、ここに大都市制度の実現を一日も速やかに見ることを念願するものであります。
○國務大臣(水谷長三郎君) 貿易組合法を廢止する法律案を今度國會へ提出することになつたのでありますが、昨日ですか、衆議院の商業委員會には正式に出したのでございますが、參議院の方におかれましても、豫備審議をしてやろうということでございますので、簡單でございまするが、私から説明申し上げまして、その他いろいろ専門的な點につきましては、ここに貿易廳の次長がまいつておりまするから、御質問して頂けば結構かと思います
皆さん外の委員會などもあるようでありますし、尚この前の貿易計畫を承つたのでありますけれども、丁度貿易組合法の廢止という法律案が出ておりますので、殊に今度貿易基金の設定、或いは民間當業者の渡來等によつて、又多少考え直した點もあろうと思いまするから、この二十五日の午後一時、つまり月曜日の午後一時からこの委員會を繼續して貿易に關する、特にそういう貿易計畫に對して當局の御説明を求める。
○油井賢太郎君 只今大臣から、貿易公團法ができたからもう貿易組合法は廢止しても宜しいというような御趣旨に承りましたが、その貿易公團法ができております今日、貿易業者關係に對しまして、日本の再建を圖るために資金、資材の面の運營というものはどうなつておるかということを現實に見ますと、むしろできる前よりも非常に窮屈になつております。
最近貿易再開に伴いまして大藏省からは税關を設置いたされまして、いわゆる貿易港としての形態を整えていただくというようなお話もあるやに承つております。さらにまた運輸省方面によりいたしましては、海上保安基地としてこれに必要な設備を整えていただくというようなことも承つておるのであります。
○政府委員(井上良次君) 河井委員の御質問は御尤もなことでありまして、政府としては早くからそういう方向に民間業者のいろいろな品種改良系統の育成等についても指導をして參つておりますが、今後更に民間貿易が開かれますので、あらゆる方面に優良品種、又これに伴うものがございましたならば、どんどんこれを輸入いたしまして、そうして政府自らそれらの援助指導を十分にいたして行きたい、こう考えておるわけであります。
電力は今さら理窟を言うまでもなく、これは一番基本のことなのでありますから、何としてもこの一、二年の間このままでいけば、いかに貿易が再開されても、どうにもしようがないと思うのであります。これに對しては非常に強い決心をもつて相當の處置を講じられんことを希望するのであります。
現在日本の産業危機あるいは貿易再開といつたような場合に——主として動力に依存し、しかもこれは從來の戰時工業のごとき大工業ではありません。みな中間都市あるいは農村に基礎を置いたところの工業なのであります。その意味において、貿易再開を控え、さらに農村工業を發達しなければならぬ現實におきまして、速やかに電力配給の民主化について商工省が具體案を立てて、國民にこたえていただきたいと思います。
少くとも今貿易が再開されて、來年、再來年は實に重大なときになつておると思うのでありますが、この間に處する政府の電力に對する根本の對策がなければならぬはずだと思うので、それを伺いたいと思います。
さらに過日、クレジットの問題を中心にいたしまして、十五日以後貿易再開が許されまして、今の答辯の中には、今日貿易の對象がどうなるかということし今急速に豫測しかねるという答辯がございましたが、私はこう考えておるのでございます。日本の資源に乏しい國でありまして、原料を輸入して、それを加工して再輸出することによつて、日本の經濟が立ち得る途がただ一つ殘されておる。
最後には必ずその目標にもつていくように考えて計畫いたしておりますが、企業整備の方針、あるいは企業整備をするかしないかということにつきまして、まだ明確にきまつておりませんし、貿易の再開についても今後どういうふうにきまるかという具體的なものができておりません。これらの進行と相並行して、できるだけ早機會に計畫を明らかにいたしたいと考えております。
貿易再開後においてわが國の農業は、海外から少からざる影響を受け、また依然として農業の生産性が低位なままに止まりますならば、農産物の相體的高價によつて經濟全般を支持する上に困難を來すことが豫想せられるのであります。