2021-04-16 第204回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
二〇二一年三月の銀行、信用金庫の貸出し状況につきましては、日本銀行が公表されております貸出・預金動向速報によりますと、銀行の三月の貸出平均残高は前年同期比五・九%増、信用金庫の三月の貸出平均残高は前年同期比八・六%増となっておりまして、この八・六%増という数字は、比較可能な二〇〇一年一月以降で最大の伸び率であると承知しております。
二〇二一年三月の銀行、信用金庫の貸出し状況につきましては、日本銀行が公表されております貸出・預金動向速報によりますと、銀行の三月の貸出平均残高は前年同期比五・九%増、信用金庫の三月の貸出平均残高は前年同期比八・六%増となっておりまして、この八・六%増という数字は、比較可能な二〇〇一年一月以降で最大の伸び率であると承知しております。
具体的に申し上げますと、これは貸出平均残高、前年比でありますけれども、二〇一二年十二月が一・四%でありましたけれども、一四年の三月には二・三%というふうに伸びております。 実体経済について言いますと、もう釈迦に説法でございますけれども、五四半期連続GDPプラス、有効求人倍率は本年二月に一・〇五、それから賃金については過去十年間で最高の賃上げの動き等々、堅調に推移をしていると思います。
ただ、今財務大臣が言われた、市中での貸し出しの伸び方が緩やかだというお話なんですが、二ページをごらんいただきますと、伸び率をちょっとグラフに、これも衆議院財務金融調査室につくっていただきましたが、マネタリーベースの伸びは大変な伸びですね、前年比五〇%というような形での急激な伸びを示しておりますが、総貸出平均残高前年比ということでいきますと、先ほども示されたように、横ばいということで、伸び方が緩やかというか
ただ、この減少幅につきましては近年縮小傾向にございまして、例えば、地域金融を担っております地域金融機関を見ますと、地域銀行合計の総貸出平均残高、これは二〇〇五年四月に前年同月比プラスに転じましたし、また、二〇〇六年一月には、先月でございますが、銀行、信用金庫合計におきましても前年同月比プラスとなったところでございます。
中小企業・商工業者に対する銀行の貸し渋りについては、既に予算委員会や商工委員会で繰り返し論議をいただいているところと思いますけれども、このほど日銀が調査をしました一月度の速報でも、銀行の貸出平均残高は、前年同月比六%減となっています。減少が二十五カ月連続ということになるわけでございます。こうした動向を見ますと、銀行の貸し渋りが依然として続いているということを示しているというふうに思います。
金融機関五業態の貸出平均残高が前年同月比五・二%減で最大の落ち込み、前年割れは十六カ月連続。都市銀行、長期信用銀行、信託銀行の大手銀行では八・二%減ということで、大幅に減少したというふうに出ております。
十四日の日本銀行九月貸出・資金吸収動向によると、貸出平均残高は前年同月比で二・七%減少、金融機関五業態すべてで貸し渋りが強まっていることが裏づけられました。資本注入後、かえって貸し渋りがひどくなっております。貸し渋りの批判を受けている銀行が、我が行は一切貸し渋りをしていないとたびたび断言するように、銀行は全く無自覚であります。
さきの金融安定化法でも、貸し渋りの解消をうたい文句に金融の円滑化を標傍していましたが、何ら効果がないばかりか、九月の全国銀行の貸出平均残高は前年同月比で二・七%も減少、貸し渋りは一層深刻です。銀行に対する監視と指導こそが徹底されるべきであります。
幾つかの指標がありますが、例えば銀行の貸出平均残高というものがどのように推移しているかを考えてみてください。現在は信用の収縮がスパイラル的に起きている現状でございます。 一九三〇年代において、アメリカを中心として大恐慌が起きました。このときに世界の貿易量、アメリカの輸入量は月を追うに従って縮小し、これが三年近く続いたわけであります。