1978-03-17 第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
そうしますと、貸し出し金利水準も下げなければならぬ、これは勢い預金の金利、貯金の金利も下げなければならぬ、こういうことになる。これを下げないままで公定歩合ということになれば、公定歩合政策、これはただ単にそんなことを言っただけの話でありまして、その機能を発揮することはできないのです。
そうしますと、貸し出し金利水準も下げなければならぬ、これは勢い預金の金利、貯金の金利も下げなければならぬ、こういうことになる。これを下げないままで公定歩合ということになれば、公定歩合政策、これはただ単にそんなことを言っただけの話でありまして、その機能を発揮することはできないのです。
そういう中で金利負担というものが企業に重くのしかかるわけでありますので、ここで公定歩合が下がる、その機会に貸し出し金利水準もこれを引き下げるということをした。財政、金融相まって、私は景気はこれから上昇に転じていくということを信じて疑いません。
○佐竹説明員 各種の金融機関によりまして金利水準もいろいろ差がございますので、一概には申しにくいところでございますけれども、従来、大体信用金庫でございますとかあるいは信用組合の金利水準は、国民金融公庫の、さらには相互銀行でございますが、貸し出し金利水準よりは上回った水準で推移をいたしております。
それから、きょうは日本銀行の公定歩合が引き下げになる、貸し出し金利水準もこれに追随して下がる、こういうことになりますが、これもコスト要因、ささやかでありますけれども、去年はこれが上昇過程にあったわけですが、今度は逆に下降過程に移るというのですから、これもいい要素です。
しかし、最近の金融情勢を見ておりますと、本年初めから最近までに市中の貸し出し金利はかなり上昇しておりますけれども、今後も総需要抑制策が続く中で、貸し出し金利水準はある程度高く推移することが予想されるわけでございます。そうした貸し出し金利の動向その他金融情勢全般を総合判断いたしまして、この際預金金利をある程度引き上げることが適当と判断される状況になったと私は思っております。
そういうことになりますれば、日本経済全体の貸し出し金利水準を引き上げる、こういうことになる。わが日本は資源小国である。世界各国に対して強い通商態度をとらなければならぬというときに、わが日本のそういう金利高の状態が、一体どういうふうに響いていくのだろうかということも考えておかなければならぬ、また、企業側の運営というものにどういう影響があるか、これも甚大なものです。
やはり貸し出し金利水準もさらに上げることを通じて、預金金利の水準を上げていくという道も一つにあろうかと思います。同時に、今日の引き締め下で、今後のいろいろの経済の状況を予測した場合に、いまの時点において、貸し出し金利水準を上げることを決意すべきかどうかとなると、そういう時期ではないように思います。
いよいよ必要になったときに下げることを初めて発表しますので、従来は、そういうことを口にしてはおりませんでしたけれども、ただいまの段階では、一般の貸し出し金利水準は下げる、どうしても長期貸し出し金利を含めて下げることが必要である。そのためには預金金利の引き下げは、どうしても必要であるということを申し上げざるを得ない次第でございます。
そうして、今度の問題につきましては、まだ第六次公定歩合の引き下げをするとか、というふうには申しておらないのでございますが、ただ、貸し出し金利水準を引き下げるために、どうしても預金金利の引き下げが要るということを申して、それが公定歩合の引き下げを当然予測させるというふうなことになったように、私は理解いたしておるのでございます。
日本の預金金利がやはり水準が高いために、日本の貸し出し金利水準も高いということになっておりますので、やはりこの際、貸し出し金利水準を上げないというためには、預金の金利水準を上げないということが必要だと考えておりますので、経済情勢によって、日銀の公定歩合の操作、短期資金の金利がいろいろ変動することは当然でございますが、長期の金利は、われわれは押えるという方針をいま持っております。
○国務大臣(水田三喜男君) 自由化に関連するわが国の金利の問題についてでございますが、御指摘のように、わが国の民間の貸し出し金利水準は、昭和三十九年から連年低下して、短期金利、長期金利とも大幅に低下して、その結果、わが国金利の割り高状態はかなり是正されてまいっておりますが、まだ長期金利の部面において相当引下げをしなければならぬ余地がございますので、この点について今後十分努力するつもりでございます。
これをさらに貸し出し金利水準を下げるということになれば、今後も都道府県と国が折半というわけにはまいらぬと思うわけです。
輸出の振興と低開発国対策の拡充につきましては、日本輸出入銀行について、貸し出し金利水準の上昇を来たさないように配意いたしつつ資金量の抜本的拡充をはかりたい、これが第一であります。
○政府委員(大月高君) 非常に厳密な算術をいたしますと、今私が申し上げましたように、貸し出しの金利水準を見て、それにぎりぎりに間に合うような出資と借り入れの比率をきめるということでございますから、かりに貸し出しが若干予定より減るということになりますれば、それによって貸し出し金利水準が変わってくる。
○山際参考人 日本の一般貸し出し金利水準がどの程度にあればいいかというようなことを具体的のレートで申し上げることは非常にむずかしいと思います。これはある程度沿革的、歴史的に自然に移り変わる問題でございますから、抽象的にこうということも、なかなかむずかしいと思います。しかし前段申し上げました通り、昨年の引き下げ以来現実に金利低下の方向をたどっております。