2001-12-04 第153回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
マクロのデータも、例えば不良債権比率と貸し出し量とか、金利の推移とかあるいは日銀短観による貸し出し態度なんかを見ていますと、不良債権があるから貸し出しを抑制しているというデータは実はあらわれてこないんですね。つまり、貸そうと思っても借り手がいないと。つまり不況で、新しく商売をやろうと思ってももうからないからお金を借りないとかいうふうな状況。
マクロのデータも、例えば不良債権比率と貸し出し量とか、金利の推移とかあるいは日銀短観による貸し出し態度なんかを見ていますと、不良債権があるから貸し出しを抑制しているというデータは実はあらわれてこないんですね。つまり、貸そうと思っても借り手がいないと。つまり不況で、新しく商売をやろうと思ってももうからないからお金を借りないとかいうふうな状況。
○与謝野国務大臣 すべての金融機関が貸し渋りをしているわけではなくて、むしろ地銀と言われるものあるいは第二地銀と言われるもの、信用金庫等は必死になって地元の企業の応援をしているということでございますが、都市銀行を中心に貸し出し量は減っているということは、随所の統計から見られるわけでございます。
貸し出し量が減るということなんです、数字上の。そういったことであります。
金融機関の側にいろいろ聞いてみますというと、いわゆる貸し渋りと言われるような融資姿勢をとっておるのは、一つは自己資本比率が達成できるかどうか、そういったことの考え方から貸し出し量をふやさないという姿勢、それが一つ。もう一つは、経済状況が厳しいこともありますので、不良債権をこれ以上ふやしたくないという見地からの融資の実は慎重姿勢、この二つが貸し渋りの原因のように思われます。
たとえば、東京信用金庫の中井駅前支店、これは西武新宿線の中井駅の前にある支店でありますが、ここでは、五十一年三月末の数字を見ますと、預金量七十七億円で貸し出し量は百億円。しかも三社だけで約六十億円を貸し付ける。うち四十八億円が不良債権となっておる。その後、大蔵省の管理金庫となって今日に至っております。御承知のとおりですね。しかし、その後もずさんな融資というのは少しも改善されていないんです。
貸し出し量を調整していくということが唯一の最大の手だてのように思うんですけれどもね。その前の判断として、現在は、たとえばいまおっしゃったように、民間の資金需要がそう大きく動いてない。それは何か、これは設備投資の動意がまだ本格化してないということじゃないのか、景気が全体として中だるみしているといわれているのも、そして資金需要が余りしたがって大きくないというのも、そういうところにあるんじゃないか。
と申しますのは、取り手の金融機関、すなわち都市銀行におきましては、コールが安ければ安いほど貸し出しにはやるわけでございますし、また出し手の方では、余りにもコールレートが安ければ、それなりに地方におけるいろいろな貸し出しにもそれが回っていって、結局貸し出し量の増大を招くという心配も出てくるわけでございますので、金融基調を引き締めぎみに維持しなければならない環境のもとにおきましては、コールなどの短資の金利
預貸率をきちんとして、預金一〇〇に対して貸し出しは七〇とか八〇とか、そういうちゃんとした基準を設けておけば総体の貸し出し量が減りますから、どうしても緊急必要なものは優先的にやらざるを得ないということになると思います。ですから、大口融資の規制と並んで、預貸率の確保ということをぜひ銀行行政において、はっきりさせることが必要だというふうに考えております。
もちろん全体の貸し出し量と財投のワクとの連動性あるいは財投の伸びとこの伸びとの関係といった点は、もっといろいろ考えなければならない要素があるかと思います。しかし、従来二〇%を若干下回るような伸び率でございましたが、国民金融公庫を中心にいたしましてできるだけ伸び率の増大をはかるように努力をしてまいりたい、こう考えている次第でございます。
あるいはその立地条件によって、都市にございます相互銀行と、あるいは地域的に、いなかにございます相互銀行とのあり方というものは、これから分かれていかざるを得ないものだとは思いますが、しかし、何といっても、いま御指摘のように、大口にシフトしていくということについては、歯どめが要るということも私どもは考えておるわけでございまして、そういう意味で、この法律の限度の中であっても、金額を一定金額以下に、全体の貸し出し量
こういうような全般的ないまの規制の状況からいって、かなり中小企業に対する融資が全体ワクとして減ってくるのではないか、こういう感じがいたすわけでありますが、その辺の状況について、大蔵省は、これからの、六月まで、さらに七月から九月まで等の資金需要の見通しと貸し出し量の趨勢、そういうようなものをおそらく予想を立てているのだと思うのでありますがどんな状況になりますか。
結局、こういう民間金融機関の貸し出しを幾らかでも中小零細業者の要求に見合ったものにしていこうと思えば、いま全体の一割しか占めていない政府系の金融機関の貸し出し量あるいは制度融資量を思い切ってふやすことしかないと思うのですが、その点のお考えはどうですか。
ただ、金利政策の場合ほどに、もともと金利を動かすことによって調整をするという考え方ではございませんので、したがって、準備率を引き上げたときに、それがすぐに金利に非常に大きな影響を与えてくるのか、それとも貸し出し量に影響を与えてくるのかということ、その違いでありまして、私はもちろん、長期的には徐々に金利に影響を与えてきますけれども、しかし、さしあたりは量的な調整のほうに影響を及ぼしてくるというように考
○水田国務大臣 これは中小企業への貸し出しだけではございませんで、大企業への貸し出しも同様で、全般的に貸し出しが伸びないという状況でございますので、大蔵省では銀行局長の通達をもって、中小企業への金融に遺憾なきを期せ、貸し出し量をもう少しふやしなさいということを、財務局長を通じて管下の金融機関にいろいろ指導しておるのですが、貸し出しが伸びないというのは、これはやはり不況の結果であろうと思いますが、これは
これは経済局長の所管ですが、天災融資法の普通被害農家、それから特別被害農家と、これによって資金の貸し出し量あるいは金利、据え置き年限、償還年限、みんな違うわけですが、政令できめる限度以外は全部法律事項になっておるわけですが、今回の場合、当然激甚災の発動というのは、天災法と同時的にこれは告示されることになるが、天災融資法の内容について農林省として次期臨時国会にこういう点は改正しなければならぬというような
それも顔で借りるのであって、だれもが証券を持っていって自由に借りるような状態ではありませんし、それからいまの公社債市場をさらに広げていく、あるいは株式を正常化していく上においても、何かいまの機関で有価証券担保の個人に対する貸し出し量というものがもっと自由にできるようなことが考えられないものだろうかということをひそかに考えておるのでございます。
○堀委員 大臣、いまお聞きのとおりでありますけれども、実は私はこの雷門支店という支店が——時間がありませんから少し調査をした範囲で申し上げますけれども、預金量が大体百二十億くらい、貸し出し量六十億円という支店において、ごく数カ月のうちに十九億円の貸し出しがされておることについて、支店長が実はこれを知らなかったというふうに、いわば報告があるわけでありますけれども、私はどうも常識として、その程度の金融機関
一件当たりの貸し出し量がこういう資金需要の高いところで非常に小さくなるというために、大きい貸し出しならば担保をとるということが適切でありましょうけれども、比較的少額の借り入れとなると、担保をとるよりは両建てのような形で処理をしたほうが双方便宜であるという問題もあるいはあるのかもわからない、こういう感じがするわけであります。
だけれども、やっぱりこれでいいとは、何としても、どうも私も、たとえばこの預金の貸し出し量について会員が一〇〇%利用できないで、八〇%ぐらいしか利用できない、あるいは、また、外部負債についても、会員外の人の負債の保証もしなければならないでしょう、会員が。そういうような非常に不合理がたくさんあるのですよ。
政府としては市場経済ではありますけれども、やはり財政それから税制、政府関係金融機関の貸し出し方針、中央銀行の金利、貸し出し量、それから通産省等によりますところの業界に対するいろいろな指導、これらの道具を持っておりますから、ある程度はこの政府の考え方というものを経済の運営に反映させることができるわけであります。