1997-07-31 第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
幸い、平成八年度の予算でございますが、一千億円近い補正予算での措置というふうなものをお願いいたしましたし、また平成九年度の予算におきましてもいろんな意味で、資金の調達、貸し出し両面にわたりましていろんな改善措置というふうなものも講じております。
幸い、平成八年度の予算でございますが、一千億円近い補正予算での措置というふうなものをお願いいたしましたし、また平成九年度の予算におきましてもいろんな意味で、資金の調達、貸し出し両面にわたりましていろんな改善措置というふうなものも講じております。
私から申し上げるまでもなく、この数年間に銀行をめぐる環境あるいは日本の金融構造は大きな変化をしたわけでありまして、高度成長から低成長への構造変化、オイルショック以降の日本の産業、金融、経済の状態、それから銀行の預金、貸し出し両面での伸び悩み、企業の銀行離れ、海外取引、個人取引の増加、国債の負担、利ざやの縮小、不良債権の増加、郵貯問題等一斉に挙げられているわけでありまして、厳しい環境に置かれているというのが
それから、金利を自由化いたしますと、これはある意味では自由競争ということになるわけでございますから、どうしても、預金つまり資金の吸収面、それから運用面つまり貸し出し、両面におきまして強いものが有利になると、こういう状況が出るわけでございます。
このように預金、貸し出し両面におきまして、本土と金利水準に差があります。貸し出しの面におきましては、これから経済交流が進むにつれまして、だんだん本土並みの水準に近づいていくのではないかという期待を私ども持っております。他方、預貯金の金利につきましては、御案内のように臨時金利調整法で、国内におきましては金利の最高限度が定められております。
それから利率の点でございますが、これは御承知のようにわが国は非常に市中の金利が高くて、ただいまなるべく早い時期に市中金利を低下するように、預貯金、貸し出し、両面から検討しておるわけでございまして、これが相当促進されるということになりますと、その面からプラスになる面が出てくるのではないか、こういうふうに考えております。