1997-06-04 第140回国会 衆議院 逓信委員会 第15号
この国債を市場に放出することによりまして、安定的に貸し債市場が存立し得るということになろうかと思います。そういう意味で、簡保の保有国債を貸し債市場にぜひ放出してほしいというような要請は非常に強いものというふうに考えているところでございます。
この国債を市場に放出することによりまして、安定的に貸し債市場が存立し得るということになろうかと思います。そういう意味で、簡保の保有国債を貸し債市場にぜひ放出してほしいというような要請は非常に強いものというふうに考えているところでございます。
○金澤政府委員 簡保が保有しております十兆の保有国債の中からどの程度を有価証券信託により運用していくかということでございますが、これは、一挙に放出いたしますと貸し債市場へ非常に大きな影響を与えますので、段階的に実施していく必要があるものというふうに考えているところでございます。
この保有国債の中からどの程度を有価証券信託により運用していくかということでございますけれども、これは、一挙に放出いたしますと貸し債市場へ非常に大きな影響を与えてしまうということから、先ほども申し上げましたように、段階的に実施していきたいというふうに考えている次第でございます。
○政府委員(金澤薫君) 貸し債市場、お話しのように、月間の借り入れベースで約百六十三兆という現在市場規模になっております。その中で、有価証券信託として簡保としてどの程度貸していくかということでございますけれども、平成七年度末におきます簡保の国債保有残高は六兆八千七百三十九億ございます。
○政府委員(金澤薫君) 有価証券信託をどの程度行うかということにつきましては、当然、先ほど申し上げましたように、貸し債市場に与える影響というものを十分見きわめながら決定していく必要があるものというふうに思っております。
それともう一点の御質問でございますが、有価証券信託の導入によりまして、簡保本体が貸し債市場から手を引くということで、貸し債市場の動きが簡保本体で見えなくなるんじゃないかというふうな御懸念かと思いますが、私どもとしては、有価証券信託の導入後も簡保本体による直接貸し付け、これは継続したいというふうに考えております。債券市場との関係はこの意味において維持されるということでございます。