1998-02-18 第142回国会 衆議院 本会議 第13号
あのとき、ほとんどの金融機関は貸し付け競争に狂奔いたしました。今、ほとんどの金融機関が国際決済銀行、BISの基準や早期是正措置の条件を満たそうと貸し渋りで足並みをそろえています。 金融機関だけではありません。例えば電機業界でも、一部の企業がテレビの生産を始めれば、他の企業も一斉にテレビの生産に力を入れました。
あのとき、ほとんどの金融機関は貸し付け競争に狂奔いたしました。今、ほとんどの金融機関が国際決済銀行、BISの基準や早期是正措置の条件を満たそうと貸し渋りで足並みをそろえています。 金融機関だけではありません。例えば電機業界でも、一部の企業がテレビの生産を始めれば、他の企業も一斉にテレビの生産に力を入れました。
それで、なぜ住宅金融公庫については、私が先ほど来今直ちにこれが撤退をするということを申し上げないかということにつきましては、先ほど来御説明も申し上げておりますけれども、民間の金融機関が中低所得者層、担保も余りきちっとしたものもない、そうした層に対して長期に安定的な低利の金利の供給を自由競争の、貸し付け競争の中できちっとやってくれるだろうかという不安感がないと言ったらこれはうそでございまして、産業活動
一方において、この状態に対応するため貸付事業そのものの金利につきましても、当然貸し付け競争が激化するわけでありますし、特にこの主たる貸し付け対象というものが漁業という一定の制約を受けた産業分野でございますので、やはりその金利についても制約があるという問題がございます。
そして、現在は、若干の新規参入あるいは業者の貸し込み、貸し付け競争などで架空取引や不良債権が比較的目立たない状況だと言われておりますが、一たん金融が引き締まる、あるいは金融情勢の変化があるということになりますと、こういう擬制的な形や不健全経営が一挙に顕在化するということもありますので、決して楽観はできない。
○鳥居委員 このまま金融機関を後ろ盾にしてサラ金の貸し付け競争が激化していくならば、サラ金被害も大変増大していくだろうというふうに思われるわけです。
特に今回の危機を通じてきわめて明らかになったことは、金融機関の貸し付け競争によってこの混乱が生じたということであります。しかも、すべての金融機関は自己の配下に各種の系列企業を持っております。そして一大シンジケートを形成いたしておるのであります。こうした段階において、窓口指導による金融調整によって全体としての金融統制をそこに行うことは、絶対に不可能であると私は思うのであります。