1973-07-18 第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第46号
国有林野の貸し付け料金は、スキー場のような場合、この「算定にあたっての時価の算定は、単なる山林における時価でなく、他のスキー場、行楽地、観光地等における当該施設の用に供している場合の土地価格等を参しゃくし」云々ということをいっている。つまり特別安い料金でやっているわけです。
国有林野の貸し付け料金は、スキー場のような場合、この「算定にあたっての時価の算定は、単なる山林における時価でなく、他のスキー場、行楽地、観光地等における当該施設の用に供している場合の土地価格等を参しゃくし」云々ということをいっている。つまり特別安い料金でやっているわけです。
なぜ交付金が交付されないのかというと、交付金を交付すると、そこから上がってくる貸し付け料金よりも交付金のほうが多い。したがって、国損を生ずる。したがって、交付金を交付しなければならない法律は守るわけにいかぬ。こんな形が三十一年以来今日までずっとそのまま見のがされてきた、放置されてきた、ほっかぶりしてきたのですかね。きわめて私は遺憾だといわざるを得ません。
もちろん貸し付けている相手というものは確かに公的な性格を帯びる機関であるという点は十分配慮しなければならぬと思いますが、そういうような考え方がこの料金算定基準の中に織り込まれていきますと、すべて国有普通財産を貸し付けてあるその貸し付け料金の算定基準がみんなばらばらになっていく。そうじゃなくて、少なくとも大蔵省はこの算定基準に基づいて収納しておるはずですね。
なぜ交付されていないかということは、いまいささかの御説明はございましたが、つまり交付金を交付いたしますと、日弁連から入ってくる貸し付け料金よりも交付金のほうが高い。入ってくる料金が少ない。しかも東京都においては地方税法三百六十七条及び都税条例百三十四条の規定によりまして固定資産税が免除されておる。そういうような経緯もある、公益的な性格もある。したがってこの交付金は国としては交付しない。
それで、いま言っていたビルの貸し付け料金なんという問題は、これこそ、コークスやコールタールと同じように、当然分離所得課税をすべきものじゃないのか。そういう事業と違うのですか。
その場合、これは当然、市から金利も受け取らなければ公団も成り立たないでございましょうし、市がまた貸し付け料金を取るということでございましょうが、非常に巨額のお金が要ります際には、何らかの仕組みにおきまして、自治省とも協議の上、法律上可能なる助成といいますか、かさ上げといいますか、そういうこともできる道も検討をすべきであると思いますので、そういう検討もさしたいと考えます。
○説明員(長瀬恒雄君) 先ほど申しましたとおり、貸し付け料金は土地の評価によって行なわれますので、それに対して段階的に改定をしているという点で、一番問題になりますことは戸畑の民衆駅でございます。これは非常に評価が高いのでありますが、実態は完全な赤字というような状態でございますが、国鉄としましては何らそれに対して関係を持っておりません。
高架下部分の貸し付け料金ですね。その貸し付け料金は、鉄道会館を通じてそのままこちらに入るわけですね、国鉄に。鉄道会館自体としては、そこに貸してある業者に対してはどうなるわけですか。
民衆駅の四十六の各駅を調べてみると、みんな貸し付け料金があいまいなんですね。全部違いますよ。これは明白なおたくから出たデータですから、そのデータを見てあ然とした、こんなに違うものかと。極端に言いますと、東京駅の八重州口の一坪当たりと大宮駅の一坪当たりと同じなんです、貸し付け料金が。これはどう計算したか説明してもらいたい。
○三木忠雄君 いや、おたくから出してもらった資料なんです、それで貸し付け面積三・三平方メートルあたり、この一年間の貸し付け料金が東京鉄道会館については四万九千三百円になっているのですね。これは間違いないんですね、このデータは。それが同じ基準で二年前に幾らであったかということを私聞いているのです。それは百十何万という、そんな差はないですね。
○三木忠雄君 そうしますと、具体的に出ないという――残念なんですけれども、貸し付け料金の総額は出ていますね、年間幾らということは。これは幾らですか。
○勝澤委員 そこで、私は特に最近の貸し付けの状態を一つ取り上げてみますと、貸し付け料金が適正でないわけです。これは会計検査院から指摘もされております。ですから、貸し付け料金についても、やはり観光目的に従っている貸し付けについては、これは収入金に見合った貸し付け料を取るべきだと思うのです。
それが、この土地の貸し付け料金を、坪当たり年三十円と算定する基礎がどうしても私はわからないのだけれども、那須の場合も数千円の土地が数十円になっているし、その反面、あっちこっちの多くのあれを見てみましても、学校なんか貸しているのはべらぼうに高いところがありますよ。こういうのがどうも私はわからない。
○大森創造君 その貸し付け料金が、私の計算によるというと、一坪一カ月二円五十銭という金額なんですね、これは。そうすると、十二倍して一年間の貸し付け料は三十円ということになるのだけれども、これはどういう基準でこういうことに相なりますか。
あなた方の国税庁長官に対して、三十年、三十一年、三十二年と、これほどに毎年スライドをして貸し付け料金をお上げになっているのだから、そのほかの土地に対しても必ずこういう基準で——もちろん、土地の価格の上がらぬところもあるだろうし、上がっているところもあるだろうが、毎年毎年あなた方のお貸し付けになっている土地代金は全部改定をせられて、時価に見積もって料金を取っていられるはずであります。
貸し付け料金をとるわけじゃありません。普通の家を公共事業で建てれば、そこからは家賃があがる、官庁の建物からは家賃は入らない。だから、同じく公共投資の中にも二種類あるじゃないですか。それに対しておのおの償還の計画というものが出てこなければならないという学説がある。
○政府委員(田中重五君) ただいまお話のございましたとおりに、地産株式会社に四千六百六十一坪貸し付けをいたしておりますが、その貸し付け料金についての問題でございます。
そこでお尋ねの問題が出てくるわけですが、国有財産の貸し付けにいたしましても、賃貸にいたしましても、会計検査院から、貸し付け料金が非常に安過ぎる、あるいは安く処分をしたということで批難事項が出ております。
むしろ、この指摘の五七ページなどにある佐賀営林署の問題などは、二千四百二十七坪が明治四十四年からそのままになっておるというような事態がありますから、もっと強く指摘されてもいいであろうし、また先国会においても指摘いたしましたが、観光会社であるとか、ゴルフ場などに対する貸し付け料金であるとか、あるいは払い下げ料金は、当然将来の土地価格の高騰を目的にして土地の取得をするのでありますから、そういうものには見込
これらも会計検査院の指摘事項があったということで、一律に国有林野では貸し付け料金を引き上げなければならぬということで引き上げをいたしてきております。こういう点は、必ずしもそういうことを指摘されたわけではないでしょうが、一、二そういう指摘がありますと、全国的に貸し付け料金が上がってきております。
〔福井委員長代理退席、委員長着 席〕 私が問題にしております施設は、栃木県の那須郡那須町にある、精薄児百名を収容しております慈生会の光星学園について、国有林野の六十余万坪の土地の貸し付け料金についてであります。
やはりこういう子供たちのことでありますけれども、問題はやはり大きな社会問題として、ぴしぴしきめられた規定による延滞料の請求あるいはまた貸し付け料金の請求等がなされる形がとられないような方法が考えられてしかるべきだと思うのです。ただいまの大臣の答弁で私は一応曙光を見出した感じがしますが、ほかにもこういうことがあるのじゃないかと思いますが、どうぞ御検討願います。
国有林が農業に寄与するために貸し付けております貸し付け料金を、地代が上がった、地価が上がったのだからということで数回にわたって上げております。そう貸し付け料金を上げるなら、ば所有権を持つに限るということで、さらに国有林の開放に拍車をかけているのではないかと思います。今日のような農村の貧弱な、ことに山村の貧弱なところで所有権を持ち続けることは非常に困難になっております。
生産費を基礎にした米価並びに所得補償方式が従来どおりとられるようでございますが、従来は生産費の大きなウエートを持っておったのは肥料であるとか農薬であったわけですが、今後こういう土地の値上がりの傾向が出てまいりまするというと、従来は統制小作料で押えられておりましたために生産費に直接はね返ってくる算定方式はとっておらなかったのでありまするけれども、固定資産税の評価がえであるとか、あるいは国有財産の貸し付け料金
この五五ページに「土地の貸付料が低廉と認められるもの」として、国有林野事業特別会計、国有林野事業勘定、国有林野事業収入、雑収入の指摘事項に、貸し付け料金の算出の基礎になる土地価格の認定にあたり、現地の状況を考慮して、近傍類地の売買実例価格、固定資産税評価標準価格等十分参酌して、最近の土地の価格の値上がりに即応するような貸し付け料をとるべきだ、こういう指摘をいたしておるわけであります。
そのために林野は、会計検査院の指摘があったからという理由で、みんな貸し付け料金を上げたのです。しかし、自分が営林署の敷地あるいは担当区の敷地として借りておるものはそのままです。所在市町村の交付金じゃなしに、借り賃はそのままですよ。この地付近に担当区があれば便宜だろうから、まあそう言うなよ、こういうことで押えておる。
また、いまお話しのように、そればかりでなく、管理に万全を期していないじゃないか、こういう御指摘でございますが、貸し付け料金につきましては、非常に安いままでずっときたのでございますけれども、会計検査院の指摘もあり、また情勢の変化に対応いたしまして、三十七年、三十八年の両年度にわたりまして貸し付け料の改定をいたした次第でございます。