1952-03-28 第13回国会 参議院 大蔵委員会 第32号
だからこれはもうその方面で捕捉をすればよいのでございますが、併し日本の民族産業なり、民族資本を圧迫し、外国の資本を歓迎するような買弁政策というものには対すべきであると思います。特に大蔵当局におきましては、ドルの獲得に全力を挙げておるじやありませんか。
だからこれはもうその方面で捕捉をすればよいのでございますが、併し日本の民族産業なり、民族資本を圧迫し、外国の資本を歓迎するような買弁政策というものには対すべきであると思います。特に大蔵当局におきましては、ドルの獲得に全力を挙げておるじやありませんか。
民族の自主性、国会の自主権を放棄している恥ずべき買弁政策は、公務員に服従と奴隷の道をしいるものである。(拍手) 反対の第三は、全国百八十万に上るところの地方公務員に対しまして、一方的に上司の命令に無條件に服従するところの專制を行わしめ、かつ軍隊的至上命令を強要している。
この最大の障害をなくすものは、吉田内閣の事実上のなしくずし講和の買弁政策である。従つて、造船業の真の発展をはかる道は前面講和の急速な実現以外にないことは明らかである。 わが党は、以上の理由によつて、この法案に絶対に反対するものであります。(拍手)
二十五年度予算が、かかる吉田内閣の買弁政策の集中的表現であり、かかる予算が通過することは、日本国民にとつて不幸これに過ぎるもなはないと断定せざるを得ないのであります。(拍手) まず、日本国民の負担によつて積み立てられたところの見返り資金の問題であります。これは外貨予算とともに日本経済を支配するところの二つのかぎであります。
日本は戰争を放棄し、戰略物資は不要であるし、存在しないはずではないかと、われわれは考えるのでありますが、ここでも特定国の戰略物資維持のために、日本に最も有利な対中共貿易というものを、むざむざ犠牲にして顧みないという、吉田内閣の買弁政策が露骨に現われておるのであります。 反対理由の最後の第四点は、この公団の職員に対する不当首切りであります。
吉田内閣のこの買弁政策を最もはつきり現わしたものは、何と言つても昨日この議場におきまして通過を見ました外国為替及び外国貿易管理法と言わなければならないのであります。この法律によつて為替と貿易は、資金の豊富な外国銀行、外国商社に握られ、日本経済全体が外銀、外商、及びこれと結んだ外資本に支配されることは余りにも明らかである。
(拍手) さらに食糧管理特別会計の増額は、日本の農業破壊によつて、もつぱら外国食糧の輸入に依存するところの買弁政策である。災害復旧、土地改良の問題、開墾の問題、干拓あるいは農地改革等は、吉田内閣は全然サボつておる。さらに天くだり的な強制供出によつて、日本の農業生産力を抑圧し、二千万石以上の外国食糧の輸入を計画しているのである。
これについては、これ以上具体的に申しませんが、その本質が政府の買弁政策の鋭角的な現われであるということは、私が今申し上げました説明の中に現われておる。第三には本法案は独占資本以外の企業に重大なる影響を與える。これは現代の日本の産業状態の実情を反映しておらない。今日の実際の状態では施設はきわめて荒廃しておる。使用材料は非常に品質が低下しておる。たとえて言いますれば、鋼材の品質が不良である。